Kula Shaker "Strangefolk"
ようこそお帰り。やっぱクーラじゃないとねぇ。
聴く側としてもJEEVASではやっぱりストレス溜まりましたもん。
期待し過ぎちゃいけないと思いつつ、
1作目の圧倒的なパワーにも2作目の朦朧とさせる魔力にも及ばず
...やはり10年という年月は決して短くはなかったか...などと
ちょっと感傷的になってしまいました。
いや、それなりにいいんですけどね、
なんか微妙にJEEVASの影を引き摺ってません?
やっぱキーボードがクーラサウンドの肝だったんだろうか。
今後の活躍に大いに期待してます。
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Paul McCartney "Memory Almost Full"
前作に比べてかなり派手な印象です。
前作をお行儀よくまとめた反動とか?
曲ももちろん派手なんですが、
アコースティック・ギターとピアノがほぼ全編を占めていた前作に比べて、
出だしのマンドリンを手始めに歪んだギターやハープシコード、鉄琴、ストリングスと
音的にもかなり華やかになってます。
全体的にウィングスを連想させられますが、特に3曲目のコーラスや動き回るベースラインとか。
4曲目のストリングスからギターが入ってくる展開とか。8曲目のコーラスなんかも。
7曲目は新境地でしょうか。なんかプリンスみたい。シャウトじゃなくてファルセットで
歌うとモロじゃないですか。
うーん、あのお年でこれだけの意欲作を完成させるとは、まったくもって凄いです。
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Various Artists "Make Some Noise (The Amnesty International Campaign To Save Darfur)"
ジョン・レノンの作品の売り上げから得た印税を寄付したオノ・ヨーコさんのサポートで、音楽を通じたチャリティ・キャンペーン「メイク・サム・ノイズ」の活動の一環として発売される本CDは、ジョン・レノンの楽曲の力を借り、新しい世代に人権問題への意識を高めるように働きかけることを目的としている。
「このキャンペーンを通じて、私達世代には広く知られている楽曲が、新しい世代にも届くことは素晴らしいと思います」とオノ・ヨーコさんは語る。
「ジョンの音楽は、変化を求め、人権問題に立ち向かおうというインスピレーションを与えてくれます。私達の手で、世界をより良いものに出来るのです。」
といった趣旨のジョン・レノン・トリビュート2枚組。
このタイトルは日本盤だけで、曲目もUS盤と若干違います。
赤字が日本盤のみの収録曲。
日本盤ディスク1
- インスタント・カーマ/U2
- ナンバー・ナイン・ドリーム(夢の夢)/R.E.M.
- マザー/クリスティーナ・アギレラ
- ギヴ・ピース・ア・チャンス/エアロスミス・フィーチャリング・シエラ・レオンズ・リフュジー・オール・スターズ
- コールド・ターキー/レニー・クラヴィッツ
- ラヴ/ザ・キュアー
- アイム・ルージング・ユー/コリーヌ・ベイリー・レイ
- 真実が欲しい/ジェイコブ・ディラン・フィーチャリング・ダーニ・ハリスン
- オー・マイ・ラヴ/ジャクソン・ブラウン
- ワン・デイ/ザ・レヴォネッツ
- イマジン/アヴリル・ラヴィーン
- ノーバディ・トールド・ミー/ビッグ&リッチ
- マインド・ゲームス/エスキモー・ジョー
- ジェラス・ガイ/ユッスー・ンドゥール
日本盤ディスク2
- ワーキング・クラス・ヒーロー(労働階級の英雄)/グリーン・デイ
- パワー・トゥ・ザ・ピープル/ブラック・アイド・ピーズ
- イマジン/ジャック・ジョンソン
- ビューティフル・ボーイ/ベン・ハーパー
- 孤独/スノウ・パトロール
- ウォッチング・ザ・ホイールズ/マティスヤフ
- グロウ・オールド・ウィズ・ミー/ポスタル・サーヴィス
- 真実が欲しい/ハグアーレス
- スターティング・オーヴァー/ザ・フレ−ミング・リップス
- ゴッド(神)/ジャックス・マネキン・フィーチャリング・ミック・フリートウッド
- インスタント・カーマ/デュラン・デュラン
- ナンバー・ナイン・ドリーム(夢の夢)/a-ha
- インスタント・カーマ/トキオ・ホテル
- リアル・ラヴ/レジーナ・スペクター
US/UK盤のタイトルは「Instant Karma」。
赤字がUS/UK盤のみの収録曲。
disc 1
- Instant Karma - U2
- #9 Dream - R.E.M.
- Mother - Christina Aguilera
- Give Peace a Chance - Aerosmith, Sierra Leone's Refugee All Stars
- Cold Turkey - Lenny Kravitz
- Whatever Gets You Through the Night - Los Lonely Boys
- I'm Losing You - Corinne Bailey Rae
- Gimme Some Truth - Jakob Dylan, Dhani Harrison
- Oh, My Love - Jackson Browne
- Imagine - Avril Lavigne
- Nobody Told Me - Big & Rich
- Jealous Guy - Youssou N'Dour
disc 2
- Working Class Hero - Green Day
- Power to the People - Black Eyed Peas
- Imagine - Jack Johnson
- Beautiful Boy - Ben Harper
- Isolation - Snow Patrol
- Watching the Wheels - Matisyahu
- Grow Old With Me - The Postal Service
- Gimme Some Truth - Jaguares
- (Just Like) Starting Over - The Flaming Lips
- God - Mick Fleetwood, Jack's Mannequin
- Real Love - Regina Spektor
日本盤にデュラン・デュランやa〜haを入れたい気持ちはわかるけど、
この並べ方と曲のダブりはいかがなものか。
ディスク2の終盤はしつこい感じになってますよね。
曲はまともにカバーしました系がほとんどで、聴きごたえは充分ですが、
面白みはそれほどでもなかったです。
1995年に出たグランジ一色の「Working Class Hero: A Tribute to John Lennon」
の方が断然好き。
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Velvet Revolver "Libertad"
これはもう最高ですね。
ギターを筆頭にサウンドはもちろん文句なしにカッコいいんですが、
どんなハードな曲でも歌メロがちゃんと魅力的に作られてるのが
このバンドの特徴と言えましょうか。
なので当然、ポップな曲やバラードではメロディーがものすごく際立ってます。
オーディオスレイヴ無き今、ライブに行きたいバンドの筆頭です。
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The White Stripes "Icky Thump"
雑誌なんかの凄い盛り上がり具合を見て、聴いてはみるものの
「そんなにええかなぁ?」と首をかしげることになるアーティスト、
私にとってのホワイト・ストライプスはそんなアーテリストの1組です。
いや「でした」と過去形にすべきか。
私はなんか音がうすいのはダメなんですよねぇ。
前作はいろんな楽器使ってましたが、ライブ演奏を意識してか、
あんまり音は重ねてなかったように思いますが、今回は
どうやって演奏すんの?って心配になるほど音が重ねられていて、
私的には十分にキました。
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Wishbone Ash "Argus" [1972]
雑誌「Player」の「ALBUM LEGEND」ってコーナーで紹介されていたのを見て購入。
もっとプログレ色が強いか、メタルっぽいハードロックかと思ってましたが、
抒情性豊かな渋い歌を聴かせるバンドで、ギターの絡みが面白いインストパートが
長めに入ってます。
このアルバムは本人達がやりたかった方向とは違う所に潜んでいた魅力を
プロデューサーが引っぱり出そうとしたそのせめぎ合いが生み出した傑作、
ということらしいですが、なんとなくわかる気がします。
カントリーロックやロックンロール調のあっけらかんとしたサウンドよりも、
スローでマイナーでドラマティックなサウンドがめちゃくちゃ魅力的です。
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