ここんところ、これという新譜が見当たらなくて

ROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BAND "Colorblind"

ペダル・スティール・ギターでファンキーなロックを奏でるロバート・ランドルフの2作目。 ギター・マガジンやプレイヤーで話題になっていたし、 クラプトンさんが参加されているということで聴いてみました。 音的にはポップ色の少ないレニー・クラヴィッツといった感じでかなり好みです。
クラプトンさん参加曲は、どこか懐かしさを感じさせる、オシャレ刑事物ドラマの主題歌 みたいな軽快なナンバー。 と思ったらスローになるパートも用意してあってクラプトンさんの歌もギターも大フィーチャー。 カッコいい!
しかし、この人達はちょっとかわいそうですね。 ペダル・スティールだけがクローズアップされてますが、 少し前にスライド・ギターのデレク・トラックスが騒がれていただけに 二番煎じっぽさが漂ってますものね。 このアルバムをきっかけに歌やソングライティングの面でも 認めらるようになったらいいなと思います。

THE VENTURES "The Ventures In Japan Vol.1 & Vol.2" [1965, 1966]

スタジオ盤のベストを持ってはいるものの、いつかこれを聞いてみようと思ってました。 世の中のベンチャーズ・コピー・バンドが目指しているのはこのアルバムの再現以外にない、 という話を昔聞いたことがありまして。
65年の1月と7月の来日コンサートがレコードでは Vol.1、Vol.2 に分けてリリースされており、 これは、ベンチャーズ結成40周年の1999年にCD1枚にまとめてリリースされたもの。 Vol.2 の方は今では完全収録盤がリマスターもされて出ているらしいです。
それにしても、今までベンチャーズをなめてました。すいません。 ベンチャーズってライブバンドだったんですね。 スタジオ盤のユルさは微塵もなく、スピード感と迫力で迫ってきます。 初っ端のドラムからぐんぐん惹きつけられました。 しばらくハマりそうな予感。
Vol.2 は音がすっきりしてますが選曲が自分的にはイマイチ。 Vol.1 はグヤトーンのアンプが歪み気味なところがかえってカッコ良く聞こえます。 どの曲も聴いたことがあるナイスな選曲です。 ただ、ヘンな外人の司会アナウンスと不自然な歓声の入れ方には興醒めですけど。

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