こうしてみるとけっこうな新譜ラッシュでした。
ちょっと期待し過ぎの感もあり...。

V.A. "World Christmas" [1996]

ベリー・スペシャル・クリスマス・シリーズと同じく、 スペシャル・オリンピック・インターナショナルが出している チャリティー盤。ジョン・スコフィールドとマーカス・ミラーの他に知ってる名前は ディープ・フォレストとジプシー・キングスのみ。 いつも耳にしているのとは違う世界が新鮮でした。 レゲエ・カリブ・ボサノバ・ブルース・ジャズ・シャンソンなどいろいろなジャンルの クリスマス・ソングが堪能できます。
中でもヴォーカル・サンプリングというアカペラグループの、重厚なクラシカルなコーラスから 声パーカッションも華やかなラテンに転じる曲には感心しました。
が、しかし、結局一番の聞きのものはジョンスコのギターだったりして...。

U2 "18 Singles"

確かちょっと前にも2枚のベスト(B面集を含めると4枚)を出してなかったっけ? と首をかしげる人への対策としてグリーン・デイとの共作を入れるなんて商売上手な...。
1980-1990の前半はまあ順当な選曲といえますが、1990-2000はかなり偏ってます。 ZOOROPA, POP からは皆無で、ALL THAT 〜 の曲が The Best Of 1990-2000 にも収録の 2曲にさらに2曲追加されています。(ALL THAT 〜 の冒頭4曲!)
WAR からの2曲こそ、もうええやん、という感じなんですけどねぇ。

18 SINGLES The Best of
1980-1990(*)
1990-2000(o)
Original Album
Beautiful Day o ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND
I Still Haven't Found What I'm Looking For * THE JOSHUA TREE
Pride (in The Name Of Love) * THE UNFORGETTABLE FIRE
With Or Without You * THE JOSHUA TREE
Vertigo HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB
New Year's Day * WAR
Mysterious Ways o ACHTUNG BABY
Stuck In A Moment You Can't Get Out Of o ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND
Where The Streets Have No Name * THE JOSHUA TREE
Sweetest Thing * (THE BEST OF 1980-1990)
Sunday Bloody Sunday * WAR
One o ACHTUNG BABY
Desire * RATTLE AND HUM
Walk On ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND
Elevation ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND
Sometimes You Can't Make It On Your Own HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB
The Saints Are Coming
Window In The Skies

The Best of 1980-1990
  1. Pride (In The Name Of Love)
  2. New Year's Day
  3. With Or Without You
  4. I Still Haven't Found What I'm Looking For
  5. Sunday Bloody Sunday
  6. Bad
  7. Where The Streets Have No Name
  8. I Will Follow
  9. Unforgettable Fire
  10. Sweetest Thing
  11. Desire
  12. When Love Comes To Town
  13. Angel Of Harlem
  14. All I Want Is You
Best of 1990-2000
  1. Even Better Than The Real Thing
  2. Mysterious Ways
  3. Beautiful Day
  4. Electrical Storm (William Orbit Mix)
  5. One
  6. Miss Sarajevo
  7. Stay (Faraway, So Close!)
  8. Stuck In A Moment You Can't Get Out Of
  9. Gone (New Mix)
  10. Until The End Of The World
  11. The Hands That Built America (Theme From Gangs Of New York)
  12. Discotheque (New Mix)
  13. Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me
  14. Staring At The Sun (New Mix)
  15. Numb (New Mix)
  16. The First Time
Original Albums
  • 1983 WAR
  • 1984 THE UNFORGETTABLE FIRE
  • 1987 THE JOSHUA TREE
  • 1988 RATTLE AND HUM
  • 1991 ACHTUNG BABY
  • 1993 ZOOROPA
  • 1997 POP
  • 2000 ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND
  • 2004 HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB

OASIS "Stop The Clocks"

そうかぁ、オアシスももう12年かぁ。 その間、自分は相も変わらず仕事ばっかだったなぁ、...、なんてことはなく、 彼らがデビューした頃は、前の職場で働いてたし、 毎朝保育所に子供を送って行ってたし、 何しろ大安BOYS(ひとつ前の変酋長所属バンド)結成前だしね。
こちらはどう選んでも皆が幸せになることはない、と割り切って ライブのセットリストを意識した選曲・曲順だとか。 彼らの場合、まあどう選んでも初期の曲の割合が高くなりますわな。 シングルB面も多いに含んで。

THE WHO "Endless Wire"

すんません。 全体的におとなしめで、アコースティックな曲が多いのもあって、 あんまりピンと来ませんでした。 ボーナスディスクのライブもなんか痛い気がしました。

THE BEATLES "Love"

イエロー・サブマリン・ソングトラックやレット・イット・ビー・ネイキッド に比べるともうひとつ盛り上がってない気がしませんか? この手の分析記事は雑誌レコード・コレクターズの得意とするところですが ページ数はあっけないほど少なかった。
(レビューは対談に譲ります)

ROD STEWART "Still the Same: Great Rock Classics of Our Time"

ロッド・ステュアートのロック回帰作ということでかなり期待しただけに...。 ロックというよりポップスですね。選曲はマイルドなものばかりで、 バックもバンドサウンドじゃないし、アレンジもなんのヒネリもなし。 まあ、何かしながら聞く分には十二分に良いのですが。

JOHN MAYER "Continuum"

ジョン・メイヤー・トリオの流れかと期待したのですが、 かなりメローでポップでした。 トリオでもやってた曲が2曲収録されてますが、トリオの中でも1,2の おとなしい曲だったりします。
一番の聞き物はジミヘン「ボールド・アズ・ラヴ」のカバー。 やっぱりギターうまいわ、この人。もっとガンガン弾いてくれ!

JJ CALE & ERIC CLAPTON "The Road to Escondido"

クラプトンさんに限らず、アルバムたるもの、いろんな曲調のものを入れなきゃ、 とか、売れそうなシングル向きの曲を入れなきゃ、とか何らかの縛りや プレッシャーがあると思うんですが、これにはそんなものが感じられません。 自然体で好きなようにやってそうな気がします。
最初はなんて地味なアルバムなんだろうと思いましたが 聞いてるうちにだんだん心地よくなってきました。 いや、いいわ、これ。

FOO FIGHTERS "Skin And Bones"

イン・ユア・オナーのアコースティック編にはもうひとつピンと来なかったけど、 これはめちゃくちゃいい。 彼らの曲が、ハードなサウンドがなくても十分に成立し、如何に普遍的な魅力を もっているかを見事に証明してくれました。 次回は、1ステージの中でアコースティックセットもやったりしてほしいな。

戻る