衝動買いとブック・オフに行く回数が多かったからか、今月もこんなに...
THE RACONTEURS "Broken Boy Soldiers"
これだよ、ジャック。
ホワイト・ストライプスはいまいちようわからんかったけど、これならわかる。
ブレンダン・ベンソンのカラーが出てるんだと思うけど、曲調に幅があっていい。
グラム・ロックっぽいオクターブ上のユニゾンとか、
フォーク・ロックっぽいアコースティックとか、サイケっぽいのもありで、
んでもってガレージ色は失ってなくて、
オールドロックファンのツボにかなり効きます。
ずっと続けてください。
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RED HOT CHILI PEPPERS "Stadium Arcadium"
「カリフォルニケイション」からこっちのレッチリはアルバムに占める
なよなよ曲(すんません)の割合が高いのであまり好きではありません。
歌メロは似たようなラインがちらほら出てくるし。
とか言いつつ聴き続けてきて、最近は体力が落ちてきたからか、
なよなよ曲もけっこう浸透してきました。
今回は2枚組で、一回聴くとしばらくお腹いっぱいになります。
なよなよ曲が多いので胃がもたれなくていいです。
なよなよ曲が増えてから売れてますよね。このアルバムもオリコンチャート入りしてました。
4年かけて2枚組出すくらいなら、2年に1枚出してくれりゃいいのに。
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TOOL "10,000 days"
うおおい、クリムゾンだな、これは。
曲展開のドラマチックさが増して、ますますハマってしまいますな。
電車で聴きながら、思わず変拍子のリズムとってしまいます。
2作目を聴いてたときは、こんなに売れるとは思いませんでした。
これもオリコンチャート入りしてました。
時代が彼らに追いついたってことかな。
しかし、5分以上も音楽の無いトラックを、それも最後に入れるのはやめてけれ。
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LESLIE WEST "Blue Me"
レスリー・ウェストが新譜を出すというので驚きましたが、
私が知らなかっただけで、コンスタントに出してたみたいで、
最近はカバーが多いようです。
あまり期待せずに聞いてみたのですが、意外とハマりました。
ブルースのカバーですが、ギターも歌もド迫力。
バックの演奏も気合が入っていて、これはもうハードロックですな。
ドラムはあのエインズレー・ダンバー。
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STING "At The Movies / My Funny Valentine " [2005]
スティングの映画に使われた曲集。
映画に使われた曲だけでアルバムができてしまうどころか、
ここにまだ収まりきってないのが驚き。
副題のマイ・ファニー・バレンタインは「阿修羅城の瞳」のために録音された曲で
競演がハービー・ハンコック。
やっぱりどれもこれも渋いですね。
アメリカ色が一切ないヨーロピアンなAORってところでしょうか。
歌詞がまったくわからなくてもなんとなく風景が浮かんでくるように感じます。
ただ、静か過ぎて電車の中で聴くには向かないのが難点...
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BRUCE SPRINGSTEEN "Born To Run" [1975]
有名な曲は聴いたことがありますが、アルバムは持ってませんでした。
あ、ボーン・イン・ザ・USAをレンタルしてテープで聞いてたっけ。
まあ、その程度でした。
初リマスターとか、伝説のライブの初映像化とか、限定盤という言葉に
釣られて買ってしまいました。
さすが名盤といわれているだけあって、何曲かは聞き覚えがありましたが、
うーん佐野元春を連想してしまって没頭できない...
ロックンロールというよりメリハリの効いたカントリーというか、
わかりやすくて激しいボブ・ディランといったところでしょうか。
歌詞見ながら聞けよ、と叱られそうですが...
リマスターという割りにはあんまり良い音に思えないのはなんででしょう?
元が悪かったのかな。
それで肝心の映像の方はまだ見てません...
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THE ROLLING STONES "Beggars Banquet" [1968]
THE ROLLING STONES "Let It Bleed" [1969]
デッカ時代の主なアルバムとEMI時代の数枚はレコードでは持っていて、
CDで買いなおす気分が高まらないままでしたが、限定盤の紙ジャケが
出たということで、この2枚だけは押さえておこうという気持ちになりました。
しかし「ベガーズ...」ってこんなアコースティックなアルバムでしたっけ?
「悪魔を哀れむ歌」のバックってピアノだけやし。
こうしてアルバムとして聞き返すまではもっと激しい印象を持ってました。
一方「...ブリード」は見事にバランスが取れていて今のストーンズの全てが
ここに含まれていると思いました。ただ、「カントリー・ホンク」じゃなくて
「ホンキー・トンク・ウィメン」だったらさらに言うことなし。
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DONALD FAGEN "Kamakiriad" [1993]
ドナルド・フェイゲンのソロ2作目。
ブック・オフでそこそこ出回ってます。
この前出た3作目より躍動感に満ちていて好きです。
冗長さが気になりませんし。
1作目には及ばないですが歌メロも聞けますし。
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V.A. "GOAL!"
ハピマンとオアシスの新曲が目当てで購入。
ハピマンの新曲はハピマンらしく盛り上がってて良かった。
オアシスはお兄ちゃんバラードでした。ストリングスが入って
盛り上がることは盛り上がるんだけど、後半はちょっと単調では?
オアシスはあと2曲リミックスで収録されてますが、
オリジナルミックスでええんちゃうの?と思いました。
特にキャスト・ノー・シャドー。
サッカー映画のサントラというからもっとスポーツ、スポーツしたものを
想像していたので、肩透かしをくらったような第一印象でした。
アメリカ映画のアメリカ音楽に慣らされ過ぎているせいかもしれませんが、
でも、これはこれで新鮮、という感想は持てませんでした。
ドリブルのシーンでどの曲よ?という疑問がふつふつと。
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V.A. "Rock The Ultraman"
日本のインディーズ(? じゃないかもしれませんが、あまり有名じゃないって意味です)
バンドによるウルトラマン関係のカバー。
オリジナルの楽曲を大事にしながら、それぞれの個性を出していて面白かったです。
が、怪獣音頭やマイティジャックの歌や死神の子守唄を入れるくらいなら、
帰ってきたウルトラマンやエースやタロウを入れてほしかった。
(レオや80は入ってる)
ライナー見ててビックりしたんだけど、
ウルトラQの半年後にウルトラマンが始まって一年後には長編映画、
その3ヶ月後からウルトラセブンというすごいスケジュールだったんですね。
少しインターバルをおいての、帰ってきた、エース、タロウ、レオの4年連続ってのも凄いけど。
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V.A. "Spider-man 2 music from and inspired by" [2004]
ブック・オフでふと目に留まって購入。
そういやエアロスミスが入ってた1作目も聴いてました。
この2作目はフーバスタンク、ジェット、マルーン5など、すっかり代替わりした
イメージ(知ってるアーティストだけで判断してます)。
そして映画の内容からきてるのでしょうが、ちょっと暗めの選曲です。
なんだかクイーンっぽいなぁ、と思ってたら、ジミー・ネッコというシンガー・ソングライター
とブライアン・メイが共演してる曲でした。ネッコさんはひとりレディオヘッドとか
言われてるそうです。確かに。私的には一番の聞き物でした。
日本盤のボーナストラックは余計(T.M.Revolution)。
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V.A. "A Tribute To The Small Faces / Long Agos And Worlds Apart" [1997]
スモール・フェイセズのトリビュート。残念ながら今はもう廃盤みたい。
プライマル・スクリーム、オーシャン・カラー・シーン、バズコックス、ライドなどが参加。
ケニー・ジョーンズ・オール・スターズとしてスタイル・カウンシルの2人も参加してますが、
インスト曲なのでポール・ウェラーさんの歌は聴けません。
それにしてもどのトラックもカッコいいです。
オーシャン・カラー・シーンなんて同化しちゃててネタばらししてるようなもんですね。
ポール・ウェラーさんってスティーヴ・マリオットになりたかったんだなぁ、
というのがよくわかりました。
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V.A. "The Earthquake Album / Rock Aid Armenia" [1990]
ブック・オフで見つけたエイド物。
1988年に発生し、死者2万5千人とされるアルメニア大地震の救済チャリティーアルバム。
目玉は
リッチー・ブラックモア(ディープ・パープル)、
キース・エマーソン(EL&P)、
デイヴ・ギルモア(ピンク・フロイド)、
ブライアン・メイ(クイーン)、
ロジャー・テイラー(クイーン)、
トニー・アイオミ(ブラック・サバス)、
ポール・ロジャース(フリー)、
イアン・ギラン(ディープ・パープル)、
クリス・スクワイア(イエス)、
ブライアン・アダムス、
ジェフ・ダウンズ(エイジア)、
アレックス・ライフソン(ラッシュ)、
ジェフ・ビーチャム(エイスワンダー)、
ブルース・ディッキンソン(アイアン・メイデン)
らによる「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。
いわば U.S.A. for Africa ハード・ロック版って感じ。
ライナーによるとジョン・ポール・ジョーンズとジョン・ロードもかかわってるみたいです。
あとの曲はこのアルバムに寄贈された既製曲。
アーティストだけあげておくと、
フリー、ラッシュ、レインボー、サバス、ジェネシス、イエス、ELP、
ホワイトスネイク、エイジア、スターシップ、フォリナー、アイアン・メイデン、
ディープ・パープル、マイク&ザ・メカニクス
こちらもそうそうたる顔ぶれ。しかも著名曲ばっかり。
結果、ものすごく楽しめるアルバムとなっております。
リリースが古いからか、ちょっと音に迫力がないですが。
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