3月後半はポール・ウェラー公演に向けて予習していたので、 まだ聴けてないCDが溜まってきてます。
買わなきゃいいんですけど、その時に買っておかないと 忘れてしまいますからねぇ。
そういや、ショッピング・カートにも溜まってきてます。

V.A. "Paint It Black"

ストーンズのトリビュート盤ではなくて、様々なアーティストによる 既出カバー曲の寄せ集め。
白人のカバーのほとんどは、聴いてるうちにオリジナルを聴きたくなる傾向に ありますが、ラモーンズのアウト・オブ・タイムは、ひょっとしてこっちが オリジナルか、と思わせるものがあります。舌足らずでアンニュイな女の子 ボーカルのダンディライオンも新鮮でした。
アレサ・フランクリン、オーティス・レディング、ティナ・ターナーのものは はっきりいってストーンズを喰ってます。黒人音楽を志向したストーンズの曲を 黒人がやるともうそのものズバリとはまり過ぎるくらいはまってしまうのは いたしかたないですよね。

JOHN MAYER TRIO "Try!" [2005]

ジョン・メイヤーってこれまでまったく知りませんでした。
と思ってたらスライのトリビュート盤にバディ・ガイと一緒に 参加してました。そうか、このストラトと白人の声がジョン・メイヤーか。
このアルバムを買ったのは、まったく知らない(と思っていた)人が、 スティーヴ・ジョーダンとピノ・パラディーノのリズム隊を従えてギタートリオ として、しかもライブ盤でデビューしたということに非常に驚いたからです。
蓋を開けてみると、素晴らしい内容でした。二枚目で歌もギターも巧すぎる、 というかよくあれだけ弾きながら歌えるな、と驚いてしまいました。
ギタートリオといってもインストに走ってしまわずに、ちゃんと歌を一番中心に 据えているところも非常に好感が持てました。まあ中には、キーボードが欲しいと 思わせる曲もありますが。
しかし、客席の歓声が女性のキャーキャーという声なのには驚き。 その点ではちょっとこの人は不幸なんじゃないかと思えます。

HERBIE HANCOCK "Possibilities" [2005]

ジョン・メイヤーつながりといえばつながり。 ハービー・ハンコックがいろんなアーティスト集めてアルバム出す、 と知っていたらその時に買ってたんだけど。
参加アーティストは、ジョン・メイヤー、サンタナ、クリスティーナ・アギレラ、 ポール・サイモン、アニー・レノックス、スティング、ジョニー・ラング、などなど と超豪華。歌ものアルバムってのがいいですね。
内容は大きく4つに分類できます。
アレンジ含めて全てハービーの世界を構築してゲストに歌わせてるもの。 これがほとんどですが、ちょっと地味なので電車で聞くには向きません。 夜中に聞くとなかなかいいんですけどね。 次に、上と似てますが、ゲストの曲をハービー色に染めたタイプ。 ポール・サイモンやスティングがそれにあたるんですが、オリジナルを知らないので これ以上つっこめなくて残念...
次に、ゲストの世界にハービーが挑むタイプ。ジョニー・ラングのブルースは ソロだけ異様な雰囲気になってます。ブラスなどのアレンジはファンク期のハービー を思い起こさせます。サンタナとやってる曲はどっちが客演だかわかんないですね。
最後は、このアルバムのために作った曲。アルバム1曲目がそれにあたります。 クレジットがハービー・ハンコック、ジョン・メイヤー。 この曲が一番いいですね。
そういやジョン・メイヤー・トリオでも3人のクレジットが入った曲がけっこう ありました。ジョン・メイヤーって曲がすぐできちゃうタイプの人のようですね。 これまた凄い。

JOHN SCOFIELD "That's What I Say" [2005]

これまたジョン・メイヤーつながりといえばつながり。 ジョン・スコフィールドがゲスト呼んでレイ・チャールズの曲をやった アルバム出す、と知っていたらその時に買ってたんだけど。
バックはドラムがスティーヴ・ジョーダンであとは知りません。 ゲスト陣は、ドクター・ジョン、ジョン・メイヤー、アーロン・ネヴィル、 であとは知りません。 お察しの通り、ジョン・メイヤー・トリオの発端は恐らくこのアルバムでしょう。
このアルバムはゲストの歌が入ってる曲とジョンスコバンドによるインストとが半々。
歌ものはホワッド・アイ・セイでボーカリスト全員集合して楽しく盛り上がってます。 でも、これがラストじゃなくて2曲目にあったするのはいかがなものか。 ジョン・メイヤーはここでもがんばってます。バックにアコギを入れたり バックコーラスを重ねたり、ジョンスコとかけあいソロやったり。 ドクター・ジョンはさすが存在感が違います。
インストもびっくりするようなアレンジはなくてオーソドックスです。 ソロも大きく逸脱するようなものもなく。 ヒップホップなアレンジのスティックス・アンド・ストーンズはかっこいいですね。
全曲歌ものにした方が良かったのではないかと思えますが、 そうするとジョンスコがやることの意味が薄れてしまうわけで... こんなこと考えてしまうのも、要は、聴いた後、ちょっと 欲求不満になるわけですね。

MIKE STERN "Give And Take" [1997]

ブック・オフで安かったからつい買っちゃったんですが、調べてみると、 彼のソロの中でももっともJAZZ寄りといわれているアルバムでした。 確かに、ベースは全編アコースティックだワ。 ジミヘンのフー・ノウズ?1曲だけはほぼ期待した音が聴けました。

MR. BIG "Hey Man" [1996]

ブック・オフで安かったんで、抜けてたこれを買ってみました。
1曲目はいいですねぇ。ハードでプログレっぽくてちょっと ドリーム・シアターな感じで。 でもあとの曲はやっぱりメローでポップな歌ものが多いです。
Mr.Big 4作目、ポール・ギルバートが最後に参加したアルバムです。

DURAN DURAN "Thank You" [1995]

これもブック・オフ。
デュラン・デュランが有名曲をカバーしたアルバム。
タイトルのサンキューだけはツェッペリンのトリビュートで 聴いていて、サイモンの声がロバート・プラントに聴こえるのが驚きでした。
ボブ・ディランの曲は80年代MTVエレポップまんまで笑えますが、 意外とはまってます。
ドアーズの曲はアクが強すぎて料理しようがないですね。
スライの曲は同じ曲を別アレンジで2トラック収録。 ハード・ロック・ファンクの2曲目が断然お気に入りですが、 12曲目のハウスっぽいのも悪くありません。
あとはあんまりオリジナルを知ってる曲がなくて...

SADE "The Best Of Sade" [1994]

これもブック・オフ。
いやぁ、懐かしい。 ちょっと夜のB.G.M.にでも、と思って購入。 16曲入ってるけど、3曲くらいしか知りませんでした。
年代順に並んでいますが、サウンドは金太郎飴状態に聴こえます。 歌メロが後になるほど際立たなくなってバックに溶け込んだ感じ になっていくように思えます。
こうして聴いても、もともと知ってた3曲はやっぱり歌が立ってますね。

PEARL JAM "Pearl Jam" [1993]

これもブック・オフ。
どういう素性のものか知らずに、ラクダのジャケットに記憶があった ので買ってみました。 後で調べると、彼らの人気を確立したグランジ真っ只中のセカンド ということでした。
3曲目にアコースティックで爽やか目な曲が入っていたり、 歌をじっくり聞かせる曲もあり、あんまりグランジという感じは しませんね。
本国であんなに人気があるのは、たぶん歌詞で聴かせる部分が かなりの魅力になっているのではないかと想像されますが、 実際のところはどうなんでしょうか。

CHUCK BERRY "All The Very Best" [????]

百均のダイソーで\210。 本人の吹き込みであることを確認して買ったんですが、ヤラレタ! 確かに本人の声・ギターだけど、音の良くないライブ音源がほとんど。 しかも当時のイキのいい時期のものではなく、 歳くってからのライブも含まれてます。 リズム隊が完全な8ビートになってたりしますからね。 そういや、小さい字で "ARTIST TRACKS ARE BY THE ORIGINAL ARTIST BUT MAY BE RE-RECORDED." と書いてました。

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