MDだとアルバム1枚ずつが基本でしたが、MP3プレイヤにしてからというもの、
複数アルバムまとめ聞きが習慣になっておりまして...。
\1,500未満だと配送料を取られる、というのもそれに拍車をかけております。
(これはいったい誰に対する遠慮なのでしょう? 無駄使いしちゃいけません
と躾けられた潜在意識がそうさせる?)
22-20s "22-20s"
UK新人トリオの初フルアルバム。
他の若手ロックリバイバルハンドから一歩も二歩も抜きん出たとかなんとか
えらい注目されてるようです。他の若手バンドをあまり知らないのでなんとも
いえませんが、とにかくフランツ・フェルデナンドは比べるに値しないことは確か。
6月に聞いてたライヴ音源6曲入りの「05/03」に比べて勢いにかけるところが
なきにしもあらずですが、ギターが重ねられたりしていて重厚な感じがまたよろし。
冬の来日が楽しみ。
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JONNY LANG "Wander This World" [1998]
最新作よりロック寄りらしいという情報を得て2作目にあたる本作を聞いてみました。
うむ、確かに。フィル・コリンズと組んでた頃のクラプトンにも通じる雰囲気で大変よろし。
自作曲が12曲中4曲。
キーボード奏者のブルース・マッケイブ作が4曲。
あと意外なことにプリンスも曲を提供していてこれがまたよろし。
バックでスティーヴ・クロッパーが弾いてたりもします。
裏読みすれば、プロデューサのデイヴィッド・Zの趣味が色濃く出ているのかもしれません。
でもなぁ、これを17歳でやっちゃうことが幸か不幸か。
次作まで5年もかかったのがわからなくもないです。
ちなみにその次作はプロデュースも曲作りもマーティ・フレデリクセンとがっつりペアを組んでます。
このフレデリクセンさんはエアロの「ジャスト・プッシュ・プレイ」をプロデュースした人で
「ジェイデッド」をスティーヴン・タイラーと共作している凄い人だと最近気づきました。
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JONNY LANG "Lie To Me" [1996]
で、これが15歳のときのメジャー・デビュー作。
中坊ブルーズギタリストとして脚光を浴びた作品なので、
もっと元気一杯にはじけてる感じかと思っていたら、
意外と落ち着いた大人びた雰囲気に驚きました。
いわゆるモロなブルーズになってるのは数えるほどで、モダンに仕上げられているのが多いです。
まあ確かにソロは長めかもしれません。
プロデューサにデイヴィッド・Z、キーボードにブルース・マッケイブ(3曲提供)という体制は
2作目と同じ。タイトル曲がこの2人の共作というのが何をかいわんや?
こうして並べて聞くと、2曲収録されている自作曲(どっちもここ最近のクラプトンっぽい)
が2作目以降の方向性を示唆しているのがわかります。
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JONNY LANG & THE BIG BANG "Smokin'" [1995]
メジャー・デビュー前の14歳のときの作品。
やっとブルーズ・アルバムに行き着きました。
といってもカヴァー中心ではなく、バンドメンバーが作った曲が過半数を超えてます。
共作含めると4曲をジョニー君が作ってます。
怖いもの知らずの勢いがまぶしいというかうらやましいというか。
周りもおもしろがって煽りまくっていたのでしょうか。
メジャーでもしばらくはこの路線でいってもよかったと思うのですが。
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PAUL WELLER "Fly On The Wall" [2003]
1991年から2001年のレコード会社をまたいでのB面曲、レア・トラック、
リミックス、未発表曲を集めた3枚組み。DISC3がカヴァー曲集になっていて
「セクシー・サディー」「ドント・レット・ミー・ダウン」「インスタント・カーマ」
などに惹かれたものの、発売当初は迷ったあげくやめたのでした(迷ってるうちに忘れた?)。
このたび買うきっかけになったのは最新作がカヴァー・アルバムということ。
DISC3と最新作を一気に聞きたいという衝動にかられたのでした。
そのDISC3、選曲が渋すぎるのか知らない曲も少なくありません。
セクシー・サディーの意外な魅力やドント・レット・ミー・ダウンの熱唱も良かった
のですが、やっぱりデイヴ・メイソン(トラフィック)の「フィーリン・オールライト」か
ニール・ヤング(CSN&Y)の「オハイオ」がベスト・トラックでしょう。
DISC1,2はリミックス曲の冗長さに退屈したものの、
中にはアルバムに収録されなかったことに首をかしげるような曲もあって、
それなりに楽しめました。
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PAUL WELLER "Studio 150"
最新作はカヴァー・アルバム。
選曲が渋すぎて知らない曲が多いのは上のDISC3以上でしたので、
オリジナル・アルバムと思って聞いてました。そんな中、
バート・バカラック(というかカーペンターズですね)の「クロース・トゥ・ユー」は
最初は何の曲かわかりませんでしたが、意外な魅力がありましたし、
クライマックスにあたるボブ・ディランの「オール・アロング・ウォッチ・タワー」で
盛り上がったあとのしんみりとしたニール・ヤングの「バーズ」にはやられました。
しかし、エアロ、クラプトンに遅れること半年。なぜに今カヴァー・アルバムなのでしょう?
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