PRINCE "One Nite Alone... Live!"
いやぁ、これはもう文句なし。
ライブの雰囲気が思う存分楽しめます。
ただ、DISK2の頭で早々に本編が終わり、その後はアンコールの
バラード・メドレーに突入というのはちょっと物足りないかも。
ファンキーなジャムはDISK3のアフター・ショーでお楽しみください、
ということなのかもしれんけど、やっぱ本編2枚+アンコール1枚、
アフター・ショー込みの4枚組BOXというのが良かったなぁ。
最後に、ライブのときは気づかなかったけど(というかメンバーが違う?)、
ベースがここぞっていうキメフレーズだけにディストーションをかけてるのが
新鮮でした。最初は殿下のギターかなと思ってたんですがベースでした。
すごくインパクトがあってカッコいいです。
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RADIO4 "Gotham!"
ストラングラーズのベースにギャング・オヴ・フォーのギター、
決してコード感を出そうとはしないピコピコ・シンセ、
ラテンしたいのかしたくないのか電子音もありのパーカッション、
トーキング・ヘッズやらテレヴィジョンやらの雰囲気に
80年代ディスコをふりかけたような感じもありで、
総じてまさしくニュー・ウェーヴであります。
ちょっぴり多霧山の ARMY の風味もあったりします。
ベースがボーカルだし。
やっぱりこの手の音楽はリフと歌(メロディーというか、言葉のフレーズの
リズム感かな)が優劣を分けると思うんですが、その点からいうと
有効を重ねて判定勝ちってところでしょうか。
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THE DATSUNS "The Datsuns" [2002]
聞こうか聞くまいかどうしようか迷ってたバンド。
なにげに曲タイトル見ると "MF From Hell" なんて曲が
あったので、つい買ってしまいました。
MFがマザー・ファッ○ーじゃなくてミッド・フィールダーだったら
どうしよう、それはそれでまた笑えるか、なんてね。
一聴してみたらハード・ロックがハード・ロックだった頃の音が満載。
本人たちは大マジメなんだかウケ狙いなんだかわかりませんが、
おもしろおかしく聞けるいいバンドという点ではKISSやP.U.S.A.に
通じるものがあります。
ライブに行ったらきっとコブシを振り上げながらニコニコして
そうな気がする。ときどきのキメのポーズでは大爆笑したりして。
強いていえばボーカルのハイ・トーンがちょっと情けない声質。
汗かいて一所懸命やってんだけどヘロヘロ、で笑えるけど...
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V.A. "4 Generation Of Miles" [2002]
珍しくJAZZです。
マイルス・デイヴィスのバックでやったことがある4世代のミュージシャンが
カルテットを組んだライブの模様です。メンバーは
Mike Stern (g), Ron Carter (b), George Coleman (ts), Jimmy Cobb (d)。
マイク・スターン以外は同じ世代だという意見もありますが。
エレクトリックになってからのマイルスはわりかし聞くし、
なんちゅうてもマイク・スターンが好きだったし(今どんなのをやってるか
知らないので過去形)、持ってるギターもマイク・スターン・モデルだし、
ということで聞いてみたんだけど...
ピアノレスという点では新鮮味があるものの、ヌルイ、ヌル過ぎる。
なにスタンダードばっかりダラダラやってんだ?
ちょいとブルースっぽいフレーズをチョーキング入りで
弾いて歓声があれば満足かい、マイク?
あんたらマイルスに何を学んだんだ?
と、いつになく乱暴な文章ですんません。
よくわかんないんだもん。
どこがいいのか誰か説明して。
(曲目見てスタンダードばっかだってことに気づけよ、というご意見ごもっとも)
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