OASIS "Heathen Chemistry"

新メンバーになってからの初スタジオ盤。 作曲者が4人になったことによる、とっちらかった印象もなくひと安心。 そのメンバーがかわったことによるものかどうかわかりませんが、 第一印象は、なんとなくアメリカっぽい、でした。
しかし、よくよく聞いてみると、このアルバムはリアムですな。 リアムの3曲はどれも音楽性を押し広げる役割を担っているし、 特に、ディファレント・クラウド、ベター・マンはビートルズ、 ジョン・レノンっぽくて気に入りました。
それと、ゲムの曲が本人以上にオアシスしてるのもおもしろいですな。
お兄ちゃんの曲もこれまでになくいいけどね。

CATO SALSA EXPERIENCE "A Good Tip For A Good Time"

音を聞く限りではUKかNYかと思いましたが、ノルウェーのバンド。 はたまた60年代末のサンフランシスコにもいたかもしれないような音です。 まずは勢いのいいドラムと歪んだベースににんまり。
ギターは、普通ならコードを刻むところを、ベースとユニゾンでハモって 絡んでとあくまでもフレーズで勝負。ところどころにしか入らないオルガン はほとんど白玉なんだけど、音色といい旋律といいノルタルジックで良し。 わざと昔の音にしてあるブラスもいい感じ。
総じてハードな音なんですが、なんでか楽しそうな雰囲気が伝わってきて、 なんだかうらやましくなりました。

THE JAM "At The BBC"

もちろん初回限定ボーナス・ディスク「ザ・ジャム・アット・ザ・レインボウ」 が付いてる日本盤を購入。77年、79年、81年の録音が収められていて、 ジャムの3段階の成長を観察することができます。
79年と81年の間の成長というか音楽性の飛躍は個人的にはなんだか哀しい印象です。 音楽性がトリオでできる範囲を超えてしまって、どうしたもんかな、って感じ。 ま、そのすぐ後に解散するっていうのがわかってるからなんでしょうが。
おおBBCが出た、ありがたや、ありがたや、って聞くビートルズやツェッペリン とは、聞く姿勢がなんか違いますよね。ジャムの解散なんてついこの間ですもんね。

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