THE BEATLES "Anthology 1-3" [1995-1996], "Live At The BBC" [1994]

いつか買おう買おうと思いつつ、今になってしまった。 ついこの間出たと思ってたら、もう6年もたったんですねぇ。

全部聞くの大変だったけど、実に聞きごたえありました。計8枚かぁ。 これまでとは違った面で、この人たちの凄さが身に染みました。

曲自身の良さはおいといて、初期テイクのサウンドがあまりにも 普通なんでちょっと驚きました。けっこう最初からできがってる もんだという思い込みがあったもので。
あの普通のテイクから、どこをどうやったらああ大化けさせられるんだか。 イマジネーションの湧き方が尋常じゃないっちゅうか。

ブックレット読んでまたまた驚きました。 ラバー・ソウル以前のレコーディングの進め方が常識はずれに速い。 「午前中に2曲完成」なんて信じられない!
ジョージやリンゴはスタジオ入るまでレコーディングする曲を 聞いたことがないっていうし。

それと、やっぱりこの人たちはライブバンドだと実感しました。 どんなに過密なスケジュールでも、やっぱりステージ立ってる 間は楽しかったんではないでしょうか。
LET IT BE セッションもあの映像見てると暗くなってしまいますが、 Anthology 3 の Disk 2 あたりの音は好きですねぇ。 もう少しこの4人が一緒にやっててくれたら、この時ツアーに出てくれてたら、 なんてことを何度も考えてしまいました。

やっぱり Free As A Bird, Real Love を聞くと泣けてきた。 もうビートルズが半分になっちゃった、とふと思い至ってしまって。

最後に、ジョージ・ハリスン氏の冥福をお祈りします。

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