BOB DYLAN "Love And Theft"

今年3月に行ったコンサートのメンバーでの新録。
この人はツアーメンバーをバックにアルバムをあまり作らない ところを見ると、今のメンバーを相当気に入ってるんでしょうね。
曲こそ違いますが、曲のバラエティーに富み具合や バックのサウンドは確かにあのコンサートの雰囲気です。 ブルース色が濃くてボーカルが前に出ていた前作より断然お気に入り。
それにしても、芸能生活40周年、オリジナルアルバムだけで数えて43作目ですか...

MILES DAVIS "Live At Fillmore East (March 7,1970)"

...絶句。
70年代のエレクトリックなマイルスってやたら大人数でやってて誰が 何やってるかもひとつわかんなかったりするんですが、これはクィンテット +パーカッションですんで、各人のプレイがよーくわかります。
みんな凄いけど、やっぱチック・コリアですなぁ。 リング・モジュレータ(!)を通したエレピの音もかっちょいい。
初めてロックファンの前でやるということでわかりやすさを意識したのか、 このときはオープニング・アクトで1時間枠だった (メインはスティーブ・ミラー・ブルース・バンドとニール・ヤング) からか、展開が早くてまとまりがあっていいです。
同じ日の2ステージ分が聞けますが、やっぱ夜の部ということもあるし、 ビッチェズ・ブリューの曲が聞けるDISK2がいいですねぇ。

PRINCE "The Hits / The B-Sides" [1993]

新たなベスト盤(1枚もの)が出るとかいうので、曲目を見てみると... この3枚組にすべて収録されているのが判明したのでこっちを購入。 やはり1枚ではものたりないもん。それに、B面集のDISK3も聞きたいし。
収録時期は、新ベスト同様、デビューから DIAMONDS AND PEARLS まで。 といっても、実質 DIRTY MIND, 1999, PURPLE RAIN, AROUND THE WORLD IN A DAY, SIGN 'O' THE TIMES の5枚からがほとんどを占めています。
やっぱりこの時期がいいですねぇ。特に The Revolution と一緒にやってた 頃が大好き。ロック色が強いし、ギターの比重が高いし、何より ウェンディの声がたまりません。
DISK3 も The Revolution 期の曲が多いのがうれしいというのは さておいて、とにかく新鮮で楽しめました。

しかし、このライナーはないやろ...
バラでも売られているDISK1,DISK2のそれぞれのライナーが そのまま入っていて、どっちも対談形式。 渋健対談(渋谷陽一×佐藤健)、渋山対談(同×山崎洋一郎)...
DISK3は歌詞・対訳のみで解説なし。
\5,000もはたいて3枚組み国内盤買ってんだから、英語ブックレットの 曲解説の訳でも付けてくれよな。

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