ERIC CLAPTON "Reptile"

アコースティックなインストで始まったかと思えば二曲目がブルースで三曲目はJ.J.Cale。 他にも Ray Charles, Stevie Wonder, James Taylor とカバー曲の比率高し。 ほとんどの曲クレジットに名前が入ってた前作とは違ってとっちらかった印象を受けました。 また前作でけっこう目立ってた打ち込みドラムは影が薄く(使ってないと思ったくらい)、 アコースティックギターが多用されていてリラックスしたムード。 ますます深夜にグラスを傾けながら聞く音楽という傾向が強くなってます。 どこかのレビューでレイド・バックと表現していたけど、それは違うでしょう。 ちっともダーティーさやルーズさがないんですもの。 あのストラトの音と土埃の香りがないとねぇ。

AEROSMITH "Just Push Play"

シングルカットできそうな曲が少なそうな印象からか、 最初は前作よりパッとしないと思いました。 でも、セルフ・プロデュースで、パソコンなんか使って曲を練り上げた だけあって、聞き込むにつれてじわじわとはまります。 ジョーがインタビューでしきりとストーン・テンプル・パイロッツに言及していて、 どうもお気に入りのようでしたが、このアルバムの音になんとなくSTPの香りを 感じてしまうのは私だけでしょうか。

BOB DYLAN "Live 1961-2000 thirty years of great concert performances"

これのおかげで、最近チャーリー・セクストンがバックにいることを ライブ前に知ることができました。歌詞がわからないからというだけ ではないですが、やはりバンド形態になってからの方が好きです。 ザ・バンドとやってた頃もいいですが、90年代からこっちの音も 決して負けていません。
ツアーのたびにアレンジを変えるというこの人の場合、同じ曲のライブバージョンを 年代順に並べてみてもおもしろいと思うんですがねぇ。 そんなクリムゾンみたいなCD出すわけないか...

THE BLACK CROWES "Greatest Hits 1990-1999"[2000]

白定に触発されて買いました。 1、2作目しか知らないんですが、なんと半分が1,2作目からじゃありませんか。 しばらく聞いてませんでしたが、イントロ聞いただけで思い出しました。 当時相当聞き込んでたんですねぇ...。
スリーブにジャケットが載っているところを見ると シングルカットされた曲だけが収められているのでしょうか。 1、2、5作目は4曲ずつ。3,4作目は2曲ずつ。 おお、見事にバンドの浮き沈みを反映しているかのような。

FRANK ZAPPA "The Best Of Frank Zappa"[1995]

まあ、一枚のCDでは超多作なこの人のほんの一面しかわからないだろうと 期待してませんでしたが、いやぁカッコいい。 もっと難解でアバンギャルドかと思っていましたが、 シングルが集められたもののようで、聞きやすいのが揃っています。 シングルを出してたことには驚きでしたけどね。 ボーカルがちょっと変態入ってる曲があったりしますが、 基本的にブルーズ色の濃いギターロックです。 皮肉屋といわれてるこの人を理解するには歌詞を読んでみたいところ。 英文のライナーをたどたどひも解いたところによるとやはり「シーク・ヤプーティ」 というアルバムが決定盤みたい。こんど買うべ。

戻る