ERIC CLAPTON "Clapton Chronicles"[1999]

おくればせながらのクラプトンです。バカ売れしてるのは知ってたけど、 当時はなかなか手が出なかったやつ。根が天の邪鬼なもんで、猫も杓子も クラプトンを聞いてるかと思うと、その気になれなかったんです。
結局聞くことにしたんですが、ええわぁこれ。
それまでのレイド・バックした雰囲気を捨てた、フィル・コリンズが プロデュースしたビハインド・ザ・サン以降のピックアップと、 サントラかシングルでしか聞けなかった最近のヒット曲の詰め合わせ。 ブルースは明るめのが1曲だけで、あとはアンプラグドも交えてAORな クラプトンが満喫できます。

SANTANA "The Best Of Santana"[1998], "Supernatural"[1999]

サンタナの新しいベストと最新作。
サンタナは二作目アルバム「アブラクサス」と「哀愁のヨーロッパ」しか 知りませんでしたが、極論すればそれだけで充分でありましょう。 基本的な雰囲気は「アブラクサス」ですでにできあがっていて、 あとはそれの応用という感じ。 かえってブルース色の濃いデビュー・アルバムの方がおもしろそう。
しかし、70年代終わりから80年代初めにかけての売れ線ハードロック路線は 完全に違和感あり。それなりにヒットしたのかもしれませんが、 ダビングしたMDからその手の曲は消してしまいましたよ、私。
で、最新作は、R&B(今のね)に接近しつつも、基本的には70年代中期の雰囲気。 昔っからやってたことをやっただけなのに、ラテンブームという 追い風に乗っかってグラミーまで行ってしまったという気がします。 ...あ、ひょっとして逆? ラテンブームが来たからここらで一発当てたろか、 ってことだった?

PHIL COLLINS "...Hits"[1998]

フィル・コリンズのソロ・ベスト。 近所のダイエーで輸入新品\980だったんで購入。
あんまり熱心に聞いたことなかったんで知らない曲ばっかり かと思ったら、80年代の曲はほとんど知ってました。 80年代中頃、MTVを2時間に編集した番組をやってたけど、 この人よく出てたもんなぁ。
まあ、一世を風靡したよくできた曲が並んでいて、 B.G.M.にはちょうどいいかも。

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