JEFF BECK "You Had It Coming"

方向性としては前作と同じようなもんだけど、前作のバンド・サウンドとは異なり、 パーソナルな感じがしました。自作曲の割合も増えてるし、ギターはほとんど自分だけ で弾いてるし、ベースやキーボードの影も薄いし。まさに宅録アルバムと言えましょう。
しかし、この音、ストラトとマーシャルだけなの? ホントに?
それに、静と動のコントラストが今回も素晴らしい、と思ったけど、 最近ってその中間の曲がないことに気付きました。 ダンス系のリズムが入った激しい曲か、無伴奏のおとなしい曲か、 って二極分化してません?

OASIS "Familiar To Millions"

ここ最近のライブはアタリハズレが大きいって気がしてるんですが、 ここに収められているのは間違いなくアタリ。 抜けてる人も飲み過ぎの人もいないし。
それにメンバー交代後のオアシスを聞けるのも魅力のひとつ。 といってもどこがどう変わったとまでは言えませんが。
これを聞くと、歌詞覚えておかないと、って気になってきますな。 少なくともシングルのサビくらいは。
新作の曲以外はベスト的選曲なれど前作からは1曲だけ。 やっぱ本人達は前作を気に入ってないようで。 (それとも新メンバーが覚えてないだけとか?)

THE BEATLES "1"

なんか違和感あるなぁ、この選曲。 好きな曲が入ってないとかじゃなくて、シングルという実感がなかったり、 その実感はあっても1位になったという記憶がなかったり。 それもこれもアメリカのデータが反映されているからなんだけど、 なんだかなぁ...
とはいえ、74分MDに収まらないほどの曲が一枚に入っていてお買い得。 しかもリマスタリングされているし。
で、モノラルの頭3曲("Love me do", "From me to you", "She loves you") を はずしてMD化したんですけど、聞くたびにラスト2曲("Let it be", "The long and winding road") で気が滅入ってしまっていけません。いつまでたってもあのアルバムの雰囲気は苦手です。 楽しく聞くためモノラル3曲は入れて、ラスト2曲のほか "Get back" とおまけに "The ballad of John and Yoko" をはずすことに決定。

U2 "All That You Can't Leave Behind"

まずは、対談に書いた第一印象を抜粋。

ところで、U2の新作ですけど、なーんか普通でした。 ROに載ってた制作の様子からすると、肩透かしと言えるかも。 いまいちロックっぽくないし、カッコいいギターフレーズもないし、 ラノワ・イーノのプロデュースも影薄いし。 ひとことでいえばおとなしめの歌モノかなぁ。

今でもその感想は変わらず。
原点回帰って、昔のサウンドに戻るってことじゃなく、 90年代に施してきたいろいろなトッピングはとっぱらって、 今歌いたいものをそのまんまバンドでやった、 ということなんでしょか。

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