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行ってきました通算5度目のミューズ。

前回のレポートでこんなことを書いてました。

前回は1,500人規模のなんばHATCHで今回は2,180人の ZEPP OSAKA。 一昔前でいうと厚生年金大ホール(2,400人)クラスだからまずまずかな。 この人たち、本国ではもっとビッグな存在かと思うのですが、なんでか 日本ではまだ武道館(14,000人)や大阪城ホール(16,000人)は見えてきませんねぇ。
で、今回その大阪城ホールライブが実現したわけです。 よかった、よかった。 ちなみに東京は武道館です。 ライブat武道館とかリリースせんかな。

この日のアリーナはスタンディングなので迷うことなくスタンドにしたのですがラッキーなことに 二列目でした。やや下手よりですが見えにくい角度じゃなくてなにより。

客層は見事に二分されてました。 20代のアリーナと30代以上のスタンド。 デビュー当時からのファンであろう女性や、40代と思われる男性の単独参戦も かなり目立ってました。 外人率もかなり高かったです。

開演が遅れてる間、スタンドの外人客が騒いでると思ったら、スタンドにウェーブを 起こさせようとがんばってました。みんながようやくそれに気がついて、起きましたね、 ウェーブが。

開演時刻の18:00を15分過ぎた頃の場内アナウンス
「機材トラブルのため開演が遅れております」

そして18:30頃の主催者アナウンス
「メンバーが今ホテルを出ました」

場内に一斉に苦笑とツッコミが広がりました。 アナウンス冒頭の謝罪がしつこ過ぎて「ひょっとして公演中止か?」が 頭の中をよぎった後だけに、怒りよりも安堵感が大きかったですね。 えべっさんの交通規制にひっかかって、リハの後ホテルに戻るのが遅れたんかな?

開演予定の19:00前にまたスタンドにウェーブが起きてました。 外人さんあんたはエライ。 で、ウェーブに参加したとたんに暗転。


バックのスクリーンといい、ライティングといい、 やっぱりお金のかけ方がこれまでとは桁違いです。 レーザー光線もふんだんに使われてました。

オープニングは新作の1曲目。 一斉にジャンピングが始まったアリーナを見て、つくづくスタンドにして良かったと実感。 スタンドもほとんど立ち上がりましたが、幸い前の列がすわったままだったので 最後までゆっくりすわって見れました。(アンコールは立ちましたよ)

12月初めのフランスでのセットリストを予習してたのですが、大枠はほぼ同じと言えます。 新作からはほとんどの曲が演奏されてました。 フランスでは1作目(ショウビズ),2作目(オリジン)のウェイトが低かったのに対し、 この日は2作目がクローズアップされていて、1作目なし、3作目(アブソリューション) が半減というところです。

新作は前作に比べておとなしくなったという印象でしたが、ライブでは盛り上がってました。 やっぱり彼らはライブバンドだという理由以外に、 手拍子でリズムをとったり、かけ声が入ったり、拳を振り上げる振り付けが あったりと、新作の曲ではこれまでにない演出があってステージと客席との一体感がありました。

しかし、マシュー・ベラミーのギターは他にないスタイルを極めてますね。 ギターにX-Yパッドが内蔵されていてこれでエフェクターをコントロールするという。 エフェクターといってもフェイザーとかディレイなんてのじゃなくて、音程をオクターブは上下 できるワーミーを使ってます。どういうフレーズを弾きながらどうコントロールしてるのかは不明 ですが、アーミングなんて比べ物にならないほど変態度満点の音です。 時にはこのパッドを舌(たぶん。鼻かもしれませんが)でコントロールしてました。

ドラムはテクニック面は難しいことはやってない(と思う)けど、幅色い曲調のどれでも安定感が あって素晴らしかった。ベースはシーケンサーで組んだような機械的なフレーズが好きなんでしょうか。 ジャムのときにもそんなフレーズを連発してました。歪んだ音色で首をグリングリン回しながら 指がもつれそうなフレーズを軽々と弾いているのが印象的でした。

本編ラスト近くに場内を舞うお約束(?)の巨大風船は今回も出現しました。

本編90分、アンコール15分でしたが、開演が遅れたことによる時短はなかったと思います。 フランスのセットリストを並べたプレイリストの正味演奏時間が81分ですが、実際にはベースと ドラムによるジャムが2曲入りますから。

終演後にTシャツをゲット。単独参戦につき打ち上げなし。

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