大阪公演最終日の4日目に行ってきました、クラプトン。4年ほど前のユニクロpresentsの公演以来。今回の 後援は何と佐川急便。

今回誘われた会社のOさんとともに7時直前に会場入り。久々の大阪城ホールだったけど、喫煙スペース が通路に普通にあって区切られてなく、通路中に煙が充満した前時代的な雰囲気。

アリーナに入るとマイチケットの位置は33列目の65番、 スタンド席に近いかなり右よりだけどステージは見渡せる場所。 変酋長から携帯に連絡あり、数列後ろで真ん中よりでミキサー席の近く。 いたいた、近くでよかった。終演後もすぐに合流可能。

会場には巨大スクリーンなどなく当然双眼鏡も無いのでディテイルは良く見えない。 平均年齢は例によって高いです。

今回はwebから仕入れたアメリカ公演のセットリストからiTunesのプレイリスト作って、 さらには前日公演のセットリストに入れ替えたり、ここまで予習して行ったのは初めて。

さて、いよいよ開演。 メンバーがステージに現れてもアリーナの皆さん、平均年齢高いため自分より前の席の様子を伺いつ つって感じだったけど、クラプトンが出てくるとステージ前の方が一律スタンディング、さすがに前に習えで 皆さんゾロロと立ちました。

オープニングは変わりなくPretending。ステージの後ろにはチカチカ色が変わる スペアナのような青色系の照明がちとクール。クラプトンはいつも通り淡々と。

今回の目玉はやはりトリプルギター、特にデュアン・オールマンの再来と言われる注目のスライドギタリスト、 デレク・トラックス。遠目で見るのではっきり分からないけどどうやらフィンガーピッキング。 ここの席ではソロでの音の通りがイマイチよくなかったけど、噂通りのハイテクを披露してくれます。

もひとりのレフティのギタリストさんは地味に地味に、あとの二人を引き立てます。

ビデオでよく見てたサタデー・ナイト・ライヴ以外で見るのは初めてだったけど、 ドラムのスティーブ・ジョーダン、今回ミニマムなセットだけど、タイトで非常にかっこいいリズムを刻みます。

期待のデレク&ドミノスは予習どおりでいくとTell the truthだったんだけど、今宵はAnydayから。デレクさん、 オールマンの匂いしますねえ、かっちょいい(見た目は全然際立ち無し)。

続いてはmotherless children、イントロのスライドは当然期待通りカッコいいんだけど、 それより増して最高だったのはドラミングの切れの良さ。メチャタイト、個人的には今回のイチオシ。

ガガンと盛り上がったところで皆は引っ込みクラプトンは椅子に座ってアコギに持ち替えソロでブルース。 当然アリーナ席の皆さんは着席してホッと一息。続いてKey to The Highwayでほかのメンバーも加わり アコースティックセットで数曲。ここでもデレクさんのソロは多彩な技を聞かせてくれます。

前情報で今回はレスポールを弾いたりするいうことで期待してたけど、アコギが終わった次のAfter Midnightで チェリーサンバーストのレスポールを手渡され客席に向かって振り向いたけど、客席の反応はイマイチ。

それとは関係ないとは思うけど、1コーラス終わったくらいでストラトに持ち替え。後半でのドミノスは Tell The Truthがこちらに移動。 これもなかなか。盛り上がったところでWonderful Tonightに。ねっとりせず 速いテンポでやり過ごす。しかしこの曲で終わりが近いことを認識。

続いてLaylaが始まり会場は一段と盛り上がる。ピアノパートが終わり、スライドの絡みに大期待。 しかし、ここまで大健闘のデレク君、決して悪くは無いんだけど、期待してた割にはハーモニーが イマイチっていう感じ(あくまで個人的に)で終わってしまった。

ラストはLaylaが終わるなりに始まるCocaine。このところクラプトンのコンサートはカップルや女の子同 士みたいなのが増えてコアなファンの比率が減ってきた感じで、Cocaine!の掛け声とか意外な曲へのオー っていう反応なんかについては明らかに寂しいものがあります。とはいっても通路を隔てて来場の野鳥の 会のおじさん2名(別々)は、例によってギターソロになると動きが止まって双眼鏡で凝視タイムしてました。

アンコールはCrossroads、約2時間ほどの長丁場、先生ご苦労様でした。

すぐさま変酋長と合流、会場出ると小雨模様、足早に京橋へ向かい「土間土間」へ。 生中半額セール期間中でラッキー。3人でおいしいお酒飲めました。

by Sadie

戻る