変酋長が弾くギター その2 "Fender USA American Stratocaster (Hard Tail)" この夏のことですが、ピックアップセレクターのツマミが突然ポロッと落ちて、 はめようとしたらユルユルになってるのを発見。よくよく見ると割れて しまった模様。こんなことってあるんですね。 ここでちょっといたずら心が湧いてきて、黒パーツにしようと決心。 ついでにボリュームやトーンも黒パーツにしてみようと。 パーツにはインチとミリの2つの規格があってややこしいんですが、 USA製なので迷わずインチ、といいたいところですが、問題はピックアップセレクター。 5wayから3wayに交換したときに、国内製の部品を使ったんじゃないかという気がして。 ボリュームやトーンの場合は、軸の太さが違う(測ってミリちょうどか、ちょっぴり余るか) らしいが、ピックアップセレクターの場合どこがどう違うのかわかるまで手間取りました。 結局、ツマミを挿す部分の幅を測ればいいみたいです。 ちなみにこのギターのピックアップセレクターはやっぱりミリ規格でした。
で、こんな感じ。 この状態でしばらく落ち着くつもりだったのですが、 以前から不満に思っていた指板の問題がまた気になりだして...
その問題とはコレ。 そこで近隣のギター工房O2ファクトリーさんに相談してみると、 フレット擦り合わせとほぼ同じ工程なので、もしフレットが減ってるなら 擦り合わせに出せばいいとのこと。なるほどね。 言われてみればフレットはけっこうガタガタになってるな。
でも、ただそれだけじゃ面白くないので(面白がる必要ないけど)、 これまた以前から考えていたアレとソレもいっぺんにやっちゃいました。 そのアレというのはボリュームにコンデンサをつけること。 ボリュームを絞ったときに音がこもっていくのがとっても気に入らなかったのです。 世の中のストラト弾きに、そんならテレキャス弾いとりゃええがな、と 怒られるかもしれませんが...。 当初はテレキャスのようにボリュームを絞れば絞るほど高域が強調される 仕様を想定していましたが、O2ファクトリーさんから「コンデンサと並列に抵抗を 入れるとテレキャスのような不自然なボリュームカーブにならず、音がこもらずに 素直なカーブで小さくなっていく」という話をお聞きして、抵抗を追加することにしました。 これなら世の中のストラト弾きを敵を回さずに済みそうです。 ちなみに、O2ファクトリーさんの在庫はオイルコンデンサのみ。 店のこだわりというよりは、お客さんがみんなそれにしたがるから、だそうな。 自分としてはセラミックでもまったくかまわなかったんですが。 そして、その効果たるや絶大でした。 ボリュームを絞ると、音質がほとんど変わらずにそのまま小さくなっていきます。 今後、全てのギターに同じ改造を施そうかと思ってしまうくらい気に入ってます。 そして最後のソレというのは、コントローラーを1ボリューム+2トーンから 1ボリューム+1トーンに変更すること。 マスタートーンにしたいわけじゃなくて、リアピックアップのすぐ隣にあるコントロールツマミ を取っ払うのが目的。 世の中のストラト弾きを敵に回すことになるかもしれませんが、 ボリュームツマミが邪魔で邪魔でしかたなかったんです。 何年たっても慣れないんだから仕方がない。 特に3〜4弦をミュートして弾くのが至難の業でした。 ストラト弾きのみなさんはどうやって克服されてるのでしょうか。
これで右手の邪魔になるものが無くなり、とっても弾きやすくなりました。 左手(指板)の居心地の悪さと右手の窮屈さが一気に解消され、 気持ちよく演奏に集中できるようになって、うれしくてたまらない今日この頃でございます。
ちなみに、元ボリュームがあった穴はキャラクターシールかなんかでふさぐ予定。 |