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(前回の続き)

さてさて、退院の日。お店で試奏させてもらったんですが、 アンプのセッティングが完全クリーントーンだったこともあってか、 「こ、こんなはずでは...」という第一印象でした。 確かにトレブリーにはなったけど、ピッキングを強くするにつれて ジャキジャキ感が増えていく感じがほしかったなぁ、という感想。

お店の人は「十分ジャキっとしてますよ」と言ってくれてましたが。

交換後のリアピックアップです。 ピックアップには黒のエスカッションが付属していましたが、 交換のときに特に何も言わなかったので、エスカッションは元のままです。

フロントと比べると、ポールピースの位置が違うので区別がつきますが、 遠目ではなかなかわからないと思います。 ゴールドの色味の違いもまったく感じられません。

指板のインレイ浮きの修復については完璧でした。 接着後に、木部も含めて表面を削って平らにするという話でしたが、 予想通り加工前とまったく区別はつきませんでした。

家に帰って、気を取り直して、アンプシミュレータ(KORG PANDORA PX4)を 通して軽く歪ませてみると...。うーん、なんだかなぁ...。 あ、そうか。中低音が出過ぎてるのか。 トーンを調整するとなかなかの好印象に変わりました。 特にコード弾きの、テレキャスとは違った中太なジャキジャキ感がいいですね。 強めに歪ませてもいい感じ。

家の環境ではフロントを軽く歪ませてただけでも極端にこもってしまうんで、 リアとフロントとのコンビネーションについてはスタジオまでおあずけです。

さて、そのスタジオにて。

いつものマーシャルJCM2000にプラグイン、いつものクランチセッティングで、 ジャキ〜ン。

リアのクランチサウンドに関しては家での印象とほぼ変わらず。 元々セミアコらしいまったり感があまりないギターだったので より尖った感が出てきました。 うん!ピックアップ交換に踏み切って良かった良かった!

エフェクターで歪みを足すとけっこう耳障りになったので トーンを押さえ気味にセッティング。 うん、歪ませても良し!

フロントとリアのミックスはやはりリアが勝ってしまうものの、 決して悪くはありません。 カッティングやアルペジオのバリエーションとして十分に使えます。

フロントとリアの切換についても、確かに温度差はあるものの、 さほど違和感なく使えそうだとわかりました。

フロントにまったりハンバッカー、リアにアグレッシブなシングル、と、 自分のギターその1とその3はキャラがかぶってるのではないかと いう気がしてましたが、けっこう違っていて安心しました。 その1のカラっとしたアメリカ〜ンな印象に対して その3は腰が据わったブリティッシュのイメージと言いましょうか。

ひとまず、次回ライブはこのギターに決まり。

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