| 閉経後2年以上たちますと、卵巣からの女性ホルモンの分泌は、ほとんどなくなります。更年期にみられた心と身体のさまざまな症状が引き続いて認められますが、とくにエストロゲン欠落による症状や疾患にかかりやすくなります。
(1) 外陰部や膣粘膜の萎縮により、膣炎になりやすくなったり、尿や石鹸がしみるなどの症状が現れます。また、性交痛をともなう性交障害の訴えも多くみられます。
(2) 骨密度(骨量)の減少により、「骨粗鬆症」がすすむと骨折しやすくなります。全国に70万人はいるといわれる、寝たきり老人の原因第3位は、「骨粗鬆症」による骨折です。
(3) 血液中のコレステロールや中性脂肪が増えて、動脈硬化を助長し、心筋梗塞や狭心症などの虚血性疾患をおこすことがあります。
上記(1)(2)(3)にたいしては、やはりホルモン療法が治療の中心になるとおもわれます。
|