まぁ、今度は私を救ってくれるプロジェクトですって? いつも大変ねぇ。とうとうネタに詰まったのかしら?
でも、せっかくですけど、わたくし救ってもらわなきゃいけないほど困ってないの。ごめんね。あら、もうこんな時間、お仕事お仕事っと。
○月×日
いつもの調子でがんばろ〜。
物忘れは基本路線だから今日もキープっと。そうそう、愛想笑いも忘れずにと。今日はなんかしらないけど研修があるみたいだから、ねらい目はこれねぇ、ふふふ、聞かないポイントを決めておかなきゃ。
聞かない所とできない所を整合させとかないとばれちゃうから、頭が良くないとできないのよねぇ、これって。‥‥
ほんっとうに説明ヘタねぇ〜〜、そのつもりがなくても寝ちゃうわよ、これじゃぁ。
要は、丁寧に数えるってことが肝心で、丁寧になるように一人一人が考えればすむことじゃないのよ。
なんで、あ〜も〜、いちいち全部あーしてこーしてって面倒くさいこと決めるんだから。
こんなマニュアル作ってる人もいるのねぇ、、、ご苦労なことだわっ。いちま〜い、にま〜いって愛想良く数えましょうっと‥‥
マニュアルの整備状況=細かい
社員教育体制=指導員を要育成
社員の役割分担=自発的組織としては低レベルだからルールが多くなるわけね。
ルールが必要な組織と言うわけだし、まあ、合格ぎりぎりかな。
○月△日
教育係A「小松田さんっ!ちゃんと聞いてる?」
小松田「はぁ〜い?(あら、また始まったわ。彼女は熱心ね、メモメモ)」
結構細かいうるさいのが1名、
質問してるのが1名、
なんとなく聞くだけのが5名、
聞いてるのか聞いてないのかわかんないのが2名、バランスは平均的、と。
○月○日
小松田「(今日は、これこれ、計算ミス。この間のと合わせて人数分はこなしたわね。)」
小松田「(でも、なんで誰も指摘しにこないのかしら? 処理しちゃったのかな。)」
トラブル処理力=合格
社員矯正力=やや劣るこのパターンは崩れだしたらもろい組織のパターンだわ。
○月□日
小松田「(今日もボケ4件、毎日新しいボケを考えるのも苦労するのよ。)」
小松田「(からくりテレビに出演したら、これだけで優勝ね。西村知美なんて目じゃないわ。)」
小松田「(それにしても、そろそろボケの評判も定着したかしら。それにしては反応がないけど、どうしたのかしら。)」危険社員の摘出、対応力=要注意
対応の早さ=やや遅い
トラブル予見能力=やや劣るマニュアルを整備するだけで、最終的には個人の能力に頼るのね。
ここで止まっている組織のなんと多いこと、、、なるほどねぇ。
調査依頼がくるわけだわ。
×月×日
小松田「(あら、いきなり持ち場を変えてきたわね。)」
小松田「(黙っていて伸びる人を見極めるのには放置するのも手だけど、見切ったら悪いことは本人に知らせなきゃ。)」
小松田「(波風立てるのが嫌いな日本的悪習ね。)」
小松田「(そろそろまとめようかしら。)」
コードネーム:コマンダー
パスフレーズ:***********
リクエストコード:A23-4975
潜入パス:C-0025(特)
レポート識別:C-0025(D-Gを適用)
是正措置:要
継続監視の要否:要
備考:
「継続監視の方法は、出入業者及び契約社員の交代によるのが望ましい。」プツッ