小手先プロジェクト
(18) 20年後の電源に備えよ

太陽光、風力、燃料電池、と新エネルギー源に話題は尽きません。
注目すべきなのは燃料電池と太陽光をはじめとする、発電方式からして直流のものが多いことです。

今、太陽光発電でやっていることは、直流を発電したものを一旦交流に変換して、電気機器がまた直流にして使うという、なんとも無駄なことをしているものです。

従来方式の発電は何らかの方法でタービン回し、その回転エネルギーを磁石とコイルで交流電流を発電していますが、これさえも、より大量送電可能な直流送電にするための研究が進められています。

こうした研究はこのまま進むと考えられ、「コエフの予言書」によるとちょうど20年後には電源は全て直流化すると見られています。

では、そのとき家電製品はどうなるのか、小手先でちょいちょいと予想してみました。
小手先なので、違っているところがあっても許される決まりになっています。

機器 電源仕様 直流化の影響
電話 誘導を使った非接触の交流充電が子機に見られますが、動作自体は直流のみのようです。 ACアダプターの交換並みの手軽さでしょう。
電灯 蛍光燈は交流のようです。 直流を使った代替には事欠きません。
冷蔵庫 インバーターは交流ですが電源とは無関係で、直流電源を任意の周波数の交流に変換して使います。 周辺回路を含めて直流電源の方が都合良さそうです。
エアコン 同上。 同上。
洗濯機、掃除機 直流モーターが主流のようです。 直流電源により簡略化されます。
炊飯器 ヒーターには交流が使われている場合があります。マイコンは直流電源を使います。 直流化のヒーターへの影響は無視できます。
電子レンジ マイクロ波も電源を直流に平滑してか改めて発生させられます。 マイコン部を含めて、直流の方が都合良いようです。
トースター ヒーターは電源直結です。 焼きあがり時間に差が出るだけで、交流仕様でもそのまま使えるかも。
ポット ヒーター部は交流かも。 制御プログラムにしか差が出ないでしょう。
暖房機器 ヒーターは交流仕様の場合あり。 ヒーターは影響なし。制御は直流が都合よし。
テレビ、ビデオ、オーディオ 電源部で直流化してから使います。 でかいトランスから開放されます。
コンピューター 直流のみ使っています。 電源が簡略化されます。ノートPCは電源内蔵になるでしょう。
髭剃り 普通は本体の動作はバッテリー式です。 充電器が簡単になります。
ヘアドライヤー ヒーターは電源直結です。 ヒーターは関係なし。
時計 周波数を数える方式がありますが、動作は直流が主流です。 電源周波数をカウントする方式の時計はなくなります。


どうやらほとんどが直流動作。交流で受電するがゆえに整流、平滑プロセスを経て直流にしてから利用している製品のなんと多いことでしょう。

必要な電圧に落とすのもDC-DCコンバータをはじめいろんな方法があるようなので、心配なさそうです。
気になるオーディオ機器からは巨大なトランスが消え、マニアは燃料電池を使った自家発電へと走るでしょう。

結局、何も変わることはないのでした。つまらん。


まさか、直流送電を屋内に入る前に交流にするなんてことには、、、しないでほしいなぁ。

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