『みどりの手紙』第1号 2003年7月

皆様の温かいご支援を
しっかり胸に刻み・・・


 早いもので、あの嵐のような選挙から二ヶ月あまりたちました。
 予想以上の好成績で当選させて頂いたことは、記憶に新しく、
 今でも感動と不思議な思いが残っています。
 皆様からの温かいご支援をしっかり胸に刻み、
 これからの4年間、精一杯市会議員として頑張ります。


* 若手3人衆で「民主みどりの会」という会派結成


 選挙は事務所開きも、出発式も出来ず、個人演説会は
 参加者がまばらという、心もとない体制でしたが、
 得票数1562票、当選者24名中10位当選。

 なんと1562名もの方が「有村京子」と記名してくださったのです。
 感激です!

 新人3人で「民主みどりの会」という会派を作りました。
 他のメンバーは

 ○民主党の小笹浩樹 37歳
 ○無所属の福中真美 40歳

 高齢者の多い生駒市議会の中では
 「若手3人衆」だと密かに自負しています。
 しがらみや古い慣例にとらわれない自由な発想で、
 新人らしいさわやかな風を吹き込みたいと考えています。



初舞台、議会での一般質問は大失敗

 生駒市議会(本会議)は年4回あります。
 今回6月議会は正に初デビュー。意欲だけは充分だったのですが・・・。
 選挙後の後始末に追われる時間の無い中で、教育現場を尋ね、
 聞き取り調査を行い、資料を調べ、十分に備えたつもりが、
 形式をはずれた為に野次はとび、ロクな回答ももらえず、
 市長にいたっては、

 「なんでもかんでも市にいうてもろたら困る。
 保護者の方で努力せい。」と冷た~いお言葉をいただきました。

 やはりこういう場所では形式も大切に、言い方も
 工夫しないと 通用しないものなのですね。- 反省。

 しかし、たくさんの人の願いがかかっているだけに、
 本当に勿体無い事をしました。今後別の方法での働きかけを考えます。

 傍聴に来てくださった10名余りの支援者の方、本当にご足労を
 おかけいたしました。これに懲りませず、また傍聴にきてくださいね。



新しく変わるか 生駒市議会

 この8年間ずっと新政会(旧雅会)が優勢をほこり、議会の重要な
 ポスト(議長・副議長・各委員長・副委員長)をほぼ制してきました。
 今年は残りの4会派(公明・共産・ビジョン21・民主みどりの会)が
 大同団結し、議長・副議長の要職を占めることになりました。
 主義・主張の異なる4会派が団結できたのは、ひとえに生駒市議会を
 もっと市民に開かれた民主的なものにしたいという願いがあっての事です。
 各委員長・副委員長職については、新政会の方からすべて強く辞退されました。

 奈良新聞は、4会派が全ての要職ポストを手に入れたい為に大同団結した、
 とか最大会派(新政会)に要職を1つも渡さないのはあまりにも
 心配りがないと報道していましたが、真相ではありません。

 そして今、生駒市議会では、これまであり得なかったことが起こっています。
 そのひとつが新米一ヶ月の私が都市建設委員長と
 北部地域開発特別委員会の副委員長になったということです。
 委員長・副委員長というのは一種の名誉職でもあり、一番力のある会派の
 ベテラン議員が念願してやっと手に入れる要職らしいです。
 しかし、事情のよくわからない私にとっては勿体無いお話で、
 まさに「猫に小判」「豚に真珠」といったところでしょうか。
 力量以上の役を与えられてうろたえるばかりです。
 先輩議員の厳しい指摘も勉強だと思って頑張ります。

 本来は皆が切望する各委員長・副委員長のポストが今回は辞退したり、
 譲り合ったり、多数決で決めたり・・・変わった現象です。
 最大会派の「新政会」が要職に一人も以いないというのは違例なことですが、
 それに加えて、議員が議員の不正やミスを徹底的に追及する場面が
 何度も繰り返されています。
 綱紀粛正も目的だと思いますが、あまりの厳しさ、
 細かさに元警察出身の私も恐れおののいています。

 謝罪で済むのか、役職辞任で済むのか、議員辞職なのか、
 警察・裁判所の手に委ねられるべきものなのか・・・。
 息を殺して推移を見守るという重苦しい市議会です。
 民主化を願った4会派の大同団結も風前のともしび状態です。



有村京子のこれからの活動

 以前から取り組んでいる「高山住民投票の会」の市民運動が
 いよいよ大詰めに差し掛かっています。
 できるだけ、たくさんの署名が必要です。
 大規模に自然を破壊する事、その為に数百億円もの税金を費やす事は
 将来にわたって大きな禍根を残すのではないでしょうか。
 この様な重大な政策については、市民に直接意見を問うのが必要だと思います。

 その為の住民投票をこの生駒市で是非とも実現させたいのです。
 市民の皆様に理解を求めてこの2ケ月、必死で動き回ります。
 皆様のお家へ、お話に行くかもしれません。
 どうか少しのお時間を私にくださいね。