MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)
麻疹(はしか)と風疹を予防するワクチンです
麻疹は高熱が続き、発疹がでる病気ですが、様々な合併症があります
肺炎、中耳炎もありますが、脳炎は約2/1000人で後遺症も残します
また、亜急性硬化性全脳炎(SSPE) は、感染してから数年の無症状の期間を経て、数か月から数年の経過(亜急性の経過)で徐々に神経症状は悪化し、数年から十数年で死に至る重篤な疾患です。
風疹も発熱や発疹がでるびょうきですが、これも合併症があります
血小板減少性紫斑病が3.000人、脳炎が6.000人に1人
妊娠初期の妊婦が風しんウイルスに初感染すると、胎児に感染して先天性風疹症候群
(難聴、先天性心疾患、白内障及び網膜症等)が高い確率で発生しま
ワクチンの効果は高く麻疹・風疹とも95%以上、、免疫を獲得します
接種時期
1歳から2歳の間に麻しんに感染する可能性が高いので、1歳になったらなるべく早く1期の予防接種を受けることが非常に大切です
なお、生後12月未満に麻しん及び風しんのワクチン接種を受けた場合でも、1期予防接種の対象年齢に達した場合には、定期の予防接種を受けることがでます
2期の接種は、小学校就学前の1年間、いわゆる幼稚園、保育所等の年長児が対象者となります
1期と2期を接種した人はこれで終わりです
輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた人、通常3カ月以上間隔をおいて接種します
また、ガンマグロブリン製剤の大量療法を受けたひとは、6カ月以上の間隔をおいて接種します
副反応
副反応の主なものは、発熱、発疹です
接種後の37.5℃以上38.5℃未満の発熱は1期で約7.3%、2期で約3.1%の発現率でした
38.5℃以上の発熱は1期で約12.4%、2期で約4.0%でした
発疹は1期で約5.5%、2期で約1.4%の発現率でした
自費分の予診表