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Sasun(ササン)通信 
    
 Sasun Club news letter
        August (8月)    Vol. 40
 
今月号のメニュー
 1.ごあいさつ
 2.マスタ−のひとりごと
 3.障害者施設への実習参加
 4.8月の予定
  
1.ごあいさつ

みなさま、こんにちは。

夏真っ盛り、子供たちは夏休み真っ只中ですね。
それにしても、暑い日が続きますが、夏ばてされていませんでしょうか?
最高気温が35度を超えると、もう体温に近い暑さですよね。
家の中にいても熱中症にかかることもあるとのこと。
どうぞ、水分をこまめに取り、体調管理に気をつけてくださいませ。

さて、今回号で、ササン通信も「VOL.40」と言うことで、ここまで続けることができました。
これもみなさまの、おかげだと喜んでおります。
これからも50号、100号と続けられるよう頑張っていきますので、
今後ともどうぞよろしく願いいたします。

では、今月もササン通信のスタートです!
最後まで、楽しんでくださいね。


    
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2.マスターのひとりごと

さて、今回は

「平田オリザさん」の 「16歳のオリザの・冒険を記す本」
                       (これは副題です)    を読んでのお話。



私ごとで恐縮だが、パスポートの必要な国に出かけたのは、
恥ずかしながら新婚旅行の時が初めてであった。

まだまだ、新婚旅行の人気NO1がハワイであったことを思うと、一昔前だ。

それ以降、仕事の関係で、中国、香港、マカオなどアジア方面に出かける機会を頂き、
海外の国際空港での入出国手続きもなんとか戸惑い無くできるようになった。

しかし、始めての海外新婚旅行は、上や下やの大騒ぎでの幕開けとなったのだった。



時は、1985年1月16日
今でも忘れない、それは羽田空港出発カウンター前。 

公衆電話にしがみつきながら、私は叫んでいた(実話です)

    「どうしたらいいです! ツアーの人が誰も来ないんですけれど!」

    「え?そんなことは無いと思いますが?
     出発まで時間はありますから、もう少し待ってみてください!
     あと30分待って誰も来られない様なら、もう一度お電話ください。」

  と大阪の旅行会社の担当者。


東京も初めてなら、海外旅行も初めて。当然国際線の空港利用も初めて。
すべてが、初めてづくしの上、集まるはずのツアー客は誰もこない。 

「え?、もしかしてこれってだまされたのかも?」と不安がよぎる。
結局、申し込んだ旅行社のツアー参加者は、自分たち以外誰も来なかったのだ。

 

   時は1984年末
   フランス領南太平洋ニューカレドニア国内では暴動が起こっていた。

   フランスの軍隊が出動して沈静化し、年明けには何とか落ち着きを取り戻していた。
   しかし、まだ中心市街(領事館近く)には軍隊が自動小銃を構え物々しい警戒態勢。
   夜間外出禁止令なる物まで出ている始末。

   それもそのはず、
   当地滞在前日には当時のフランス大統領
   ミッテラン氏が視察にきていた程の大事件。

   ホテルで仲良くなったアメリカABC放送の人たちいわく、
   「昨日までは世界の放送局の人が集まっていたよ!」と聞き、
   あぁ、本当に大変な事態だったんだと分かる。



ツアー参加者がキャンセルするのも当然かと今更ながらに納得したのだった。

私たちが乗った飛行機はフランスの航空会社のものだったが、
客室乗務員も日本人がいて、言葉に不自由はしなかった。 

ところが、申し込んだツアーは
ニューカレドニアとバヌアツ共和国と言う、2カ国を回るというものだったため、
ニューカレドニアに着後すぐ、バヌアツへ出国することになっていた。

もちろん、添乗員はいない。
その上、公共語はフランス語、当然日本語は通じない。
 
案の定、
乗り継ぎ後の飛行機の中では、客室乗務員の話す言葉はフランス語。
説明をしてくれているがチンプンカンプンで何を言っているか分からない。

入国の為の書類のこともよく知らず、
パスポートだけしか出さなかったものだから、入国できずに足止めをくらう。

偶然だったが日本語の分かる人が助け舟を出してくれ、
やっとのことで入国することができた。
出発からもう踏んだりけったりである。



こうして、自分自身を振り返ってみても、
日程も泊まる所も決まった海外の旅でさえ、言葉の壁と無知さに悪戦苦闘だったのに、
平田さんは13歳の時には、
行く先も宿泊先もしっかり決まっていない放浪に近い自転車世界一周旅行を計画。

親を説得して旅行に出る了承を得たり、
旅行資金を溜めるため、高校は定時制を選び、昼間アルバイトをして働くなど、
なにがそこまで平田少年を突き動かす原動力になったのか、
とても強い意志がないとできないことを次々決断し実行して行く。 

もう、それはすごいとしか言い様が無い行動力だ。
当然、出かける諸外国は話す言葉も、文化も、考え方も違う。
日本とはまったく異質の地だ。 

「水と安全がタダなのは日本だけ。」と言われるように、
世界の中でも非常に治安の良い国と言われる日本。
そんな国で育った16歳の学生が自転車で世界一周に出かけるなんて、
親としても、それはそれはすごく心配だったろう。
 

しかし、16歳の春の5月5日
平田オリザ少年は世界一周旅行にむけて出発するのである。

ロサンジェルスを皮切りに、
アメリカ、ヨーロッパ、中東、インドなど世界を回る1年半の壮大な旅行。

自分が感じたこと、見たこと、体験したこと、を
各地から出した手紙とその返事の内容を織り交ぜながら記した本である。

そのため、自分がその場にいるかのように本当にリアルな雰囲気が伝わってくる。
読み終わった時、自分が世界旅行をしてきた気分になった。
そして世界が抱えるいろいろな問題まで考えさせられる仕上がりになっており、
私にとっては、興味津々の内容であったことは言うまでもない。 


旅行好きな方には、特におすすめの一冊!


え?もう読まれた?!?!
今ごろ読んでいるのは私だけでしたか....お恥ずかしい。



    
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3.障害者施設への実習参加 

先日、5日間の実習を終えて高校3年の夏休みの区切りをつけた。


実習に参加したのは、長男の俊助である。
彼は、自閉症の障害をもつため、現在養護学校の高等部に通っている。
来年は仕事を見つけて働きに行かなくてはいけない。


一般企業も障害を持つ人の雇用を推進するようにはなっているが、現実はとても厳しい。

だからと言って、卒業後何もしないわけにはいかない。

そこで養護学校の協力の下、
卒業後、通いたいと思う障害者施設を紹介してもらい、
実際にその施設の作業を体験するのである。

しかし、実習に参加できても、
その施設に受け入れてもらえるかは決まっているわけではない。
人気の施設は何年も定員の空きを待つ人がいるほどである。


そんな中、彼の第一志望の授産施設に5日間、実習に行かせてもらうことができた。

仕事は、実際施設で行われている作業を体験するのだが、
内容もバリエーションがありその全てを体験させてもらうために
5日間と長めの実習となったのである。

彼は、手先が不器用なため、
細かい単純作業はなかなか難しく、苦手な分野だ。

何度も失敗しながら自分のペースを掴めるようになると、
なんとか作業もこなせるようになるが、すごくストレスのかかることである。

各種作業のうち、
特に30度を超える炎天下の中の作業のため、
施設の方もつらく厳しい作業だと言われている農園芸作業が、彼のお気に入りだったらしい。
水撒きをしたこと、肥料やりをしたこと、収穫した作物を販売したことなど
帰宅後に嬉しそうに話をしてくれた。



この5日間の実習で一番感謝したのは、施設の方々の対応だった。

俊助も、なれない作業の中頑張れたのは、施設の皆さんのおかげだと思う。
健常児の子供たちでさえ、
初めてのことには神経質になるだろうに、彼らならなおさらである。

本当にありがとう。


実際に彼が卒業後、この施設にお世話になれるかどうかまだわからないが、
毎日規則正しく生活し、
そして少しでも誰かのお役に立つ仕事ができることが親としての望みである。


素直でまっすぐなところが彼の良さだ。
これからもその良さをたいせつに頑張っていって欲しいと思う。



また、現在障害をもつ子供たちが非常に多くなってきている。
しかし、学校をはじめ働き先の施設でさえまだまだ少ないのが現状だ。
それなのに国の障害者への対応は厳しさをますばかり。

どうか子供たちの未来のために、
そして日本の未来のために福祉の充実を願ってやまない。


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4.8月の予定

8月はまだまだ暑い日が続きます。

そこで、ササンでは夏物を最終均一価格にしてご提案すると共に、
暑い夏でも着られて、おしゃれを楽しめる晩夏初秋物をご提案いたします。


■セール&イベント情報
 
   8月10日(水)〜13日(土)  夏物最終均一大処分

   8月25日(木)〜31日(水)  初秋物ご紹介イベント


                                    の予定です。


■お盆休みの予定

   8月14日(日)〜16日(火)までの3日間を予定しております。

      
             勝手致しますが、どうぞご了承くださいませ。



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