1.ごあいさつ |
みなさん、こんにちは!
気がつくと2月、本当に早いですよね。
1月は「行く」2月は「逃げる」3月「去る」なんて上手く言ったものだと思います。
今年は年が明けてから本格的な冬がきた感じですね。
2月は一年で一番寒く「風邪」がはやる月だそうです。
どうぞご自愛なさってくださいね。
まずは、家に帰ると「手洗い」と「うがい」が基本だそうです。
ササンでもかならず欠かさずやっております。
また、温かくすることが大切、
そこで温泉にでも行って体の芯から温まるのが良いのでしょうが、
お金も暇も間々ならないササンは最近入浴剤に凝っています。
ちょっとだけこだわって産地直送の「湯の花」で、今は「登別の湯」です。
ちゃんと硫黄の入ったお湯になりますし何と言っても湯冷めしにくいのがいいですね。
寒い間はお世話になるつもりでいます。
今度は違う温泉の素を試してみようかなあ。
みなさんもいかがですか?
それにしてもインターネットって本当に便利ですよね。
その地方に行かないとなかなか買えなかったものが、
今では買えないものを探す方が難しいかもしれません。
温泉旅行になかなか出かけられない代わりに、
ご当地物のショッピングにすっかりはまっています。
でも実用性の高い安価なものばかりですが...(笑)
では、今月もササン通信どうか最後までお付き合いくださいませ。
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2.マスターのひとりごと 「素敵な映画の日」 |
1月25日(日)は以前から楽しみにしていた、「able」の映画を「ならまちセンター」に家族で観にいった。
当日は朝からすごい雪で、ならまちセンターについた時は吹雪のような状態だった。
体は雪で真っ白になり、年が明けてから本格的な冬がやってきたようだ。
さてその映画の内容は、1月号のササン通信で詳しく書かせてもらったのだが、
要約すると、2人の知的障害のあるジュンとゲンと言う青年を、ホスト・ファミリーとして受け入れるアメリカの夫婦とのふれあいの中で、彼ら2人がいろいろな可能性を広げ、回りの人々と信頼関係を作って行くという内容だ。
映画の最後は感動の涙でスクリーンがにじんだ。
この映画の主催は、スペシャルオリンピックス奈良準備会で障害者を、スポーツを通じて応援、後押ししている世界的には有名な組織だが、奈良には正式な支部がなく、その立ち上げに尽力されている奈良準備会の方々だった。
みなさんの思いがこの映画をご覧になった方々に十二分に伝わったのではないかと思う。
映画を観終わったあと、家族でお昼を食べた。
注文を終えた後、用意される間、娘に今日の映画の感想を聞いてみたくなった。
「映画を観てどんな風に感じた?」
と聞いてみると、しばらくの間彼女なりにいろいろ考えていたのだろう沈黙が続いた。
私は質問の仕方が悪かったのかと、
「難しく考えずに、なんとなく感じたことでいいよ。」 と言ってみた。
それからまたしばらく考えていた彼女はおもむろに
「あんな子供たちにかかわった仕事を将来してもいいかなあと思った。」 と答えた。
私はあまりに自分の考えていた答えと違ったので驚いた。
「誰でもがいろんな可能性をもっているんだなあ。」とか
「頑張っていたよね、ジュンとゲン。」と言うような答えを待っていたのかもしれない。
でも考えてみるとそんな答えは社交辞令のようなもの。
ジュンと同じく自分の兄も自閉症の障害を持っている。
彼女は普段からそんな兄に接し面倒を見てきているので、
障害児だから健常児のように出来ないとか難しいなどとは思っていない。
だから、この映画は彼女の心に特別に映らなかったのかもしれない。
兄もゆっくりではあるがなんでもできるようになってきていることを、
彼女は知識ではなく体験で知っている。
また兄の障害は問題があることではなく個性のひとつで普通のことなのだ。
彼女は将来の夢のひとつに保母さんを思い描いている。
子供と接する仕事をなんとなく考えているようだ。
だから、そんな答えが返ってきたのかもしれない。
彼女にとって今回の「able」という映画は、始めて出会う感動と衝撃のドラマではなく、
普段の日常生活の1シーンに映ったと言うことだろうか。
ある意味、障害は個性だと普段言っている自分のどこかに、
障害は特別だと思っているところがあったのかもしれない。
「負うた子に教えられ」ではないが、
子供たちの素直な心に触れ映画の内容の濃さと共に違った意味でも、
素敵な映画の日になった。
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3.ユタカさん紹介コーナー |
今月は豚肉についてです。
みなさんご存知の方もおられるでしょうが、
ユタカさんの社長さんは「牛よし」さんというお肉の専門店も経営されており、
ユタカさんのお肉もこの「牛よし」さんからのものなのです。
だから「鮮度の高いお買い得な国産のお肉」が、安定して提供されている、
というわけなんですね。
そのなかで、今回は豚肉のお話をいただきました。
ユタカさんより 「牛よしの豚肉についてのちょっとおしらせ」
大阪近辺の小規模養豚農家で、愛情込めて育てた脂肪分子の細かい肉で、
大変味もよく柔らかい豚をプロの目で1頭1頭選別した豚肉です。
実は、ササンの食卓の主役は実はこの豚肉なんです。
最初はその価格の魅力につられて買い始めたのですが、これがすごく美味しい。
しゃぶしゃぶに最適と書いてあったので、しゃぶしゃぶから食べ始めたのですが、
最近はおなべに生姜焼きに大活躍です。
ササンのお客様と、「ユタカさんのあの豚肉なんであんなに美味しいんだろう。」と盛り上がることもあります。
まだ食べたことがないとおっしゃる方がいらっしゃいましたらぜひ食べてみてください!
一消費者の生の声です。
きっとササンで豚肉談義に花が咲くかもしれませんね。
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4.マスターお勧めの本 |
先月、ササンのマスターは読書月間でした。
「片山恭一さん」「養老孟司さん」「江國香織さん」と
今人気の本トップ10なんて感じで読んでみました。
それぞれに楽しく読めたのですが、今回読んだ中では「片山恭一さん」の「世界の中心で、愛をさけぶ」と「もしも私が、そこにいるならば」の2冊が自分としては良かった本です。
最初、この本にであった時、帯には女優「柴咲コウさん」のコメントで
「泣きながら一気に読みました。」と書いてあるのを見つけて、
あまのじゃくな私は「有名人のコメントを載せて売ろうってことなんだろうなあ。」と先入観に支配され、なかなかこの本には手が出なかったのです。
あ、でも「柴咲コウさん」は私にとってはお気に入りの女優さんなんですがね。
でもずっと本の売上げベスト10に入っているので、好き嫌いいわずに一度読んでみようと思ったわけです。
と言うことで読んだ結果、内容も素敵だったのですが、
片山さんの文章運びや表現方法がとても新鮮でどきどきしながら読んでしまいました。
まるで映画を観ているように展開がつぎつぎに変化して行って、
最初はついていくのに大変でした。
また言葉の言い回しで、あーこんな風に書かれると、まるで自分が今体験しているようだと思うところがたくさんあります。
もうみなさん読まれたかもしれませんが、もし読まれていない方がいらっしゃいましたらぜひ読んでみられてはいかがでしょう?
決して出版社の回し者ではありません。おすすめです!
本当に読み終わった後余韻がいつまでも残る本です。
なにか心の奥を揺さぶられるというか深い感動のため息が出ると言うか、いい意味でぞくぞくする感じを体験できると思います。
いつも思うのですが本を読むって心が豊かになりますよね。
でもわかっていても何かきっかけがないとなかなか読まないんですよ。
でも読み出したら止まらないんですけれど。
まあ「ムラ」のある自分の性格かもしれませんね(笑)
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