ジョルジョーネGiorgione(1478頃~1510)
本名ジョルジョ・バルバレリ、ヴェネツィアの西北40kmほどのところのカステルフランコに生まれました。ベッリーニを師とし、ヴェネツィアで活躍しヴェネツィア派(色彩豊かで感覚的な独自の絵画を生み出した)黄金時代の先駆けとなりました。その短い生涯はよく知られていませんが、彼の描く柔らかな光の満ちわたる自然空間やその詩情豊かな表現は他の画家に多くの影響を与えました。30才ころ愛人にペストを移されて死んだと言われていますが?
彼の短い生涯だけでなくその作品にも不明な点が多く、謎に包まれた画家です。

「ユーディット」
1504頃 油彩板(カンヴァスに移行)144×66.5cm エルミタージュ美術館 

 ホロフェルネスにジョルジョーネの自画像をみるものもいます。

「眠れるヴィーナス」 108.5×175cm 1510年頃 ドレスデン国立絵画館
ティツィアーノの手がはいっていると言われていますが、そのティチアーノが後に描いた「ウルビーノのヴィナス」はより肉感的です。こちらの方がまさに天上のヴィナスという感じ
「テンペスタ(嵐)」1506/8頃 油彩・カンヴァス 83×73cm アカデミア美術館

ジョルジョーネの最も有名な作品ではないでしょうか

若い夫人の肖像(ラウラ)
1506年 ウィーン美術史美術館
「田園の奏楽」
1510年頃110×138cm ルーブル美術館
 若くして亡くなったジョルジョーネの残した何点かの作品はティツィアーノによって完成されたといわれていますが、この作品もその一つと見られます。
「三人の哲学者」
1505〜08年頃 ウィーン美術史美術館 
3人の哲学者はルネサンス、東洋、古代ギリシャの哲学者を表しているようです。また、「人生の3世代」の寓意ともとれます。若い哲学者は自画像か?
以下の作品はジョルジョーネに帰されているが疑問の残る作品だと美術史家はいろいろ苦労していますが、素人の我々はそのことは余り気にせず鑑賞しましょう。
「日没」
73×92cm 1508/10頃 ロンドンナショナルギャラリー 
聖ゲオルギウスの竜退治が描かれています。
「牧者の礼拝(羊飼いの礼拝)」
89×112cm 1504年頃 
ワシントンナショナル・ギャラリー 
「聖母子」
1504頃 44×36.5cm エルミタージュ美術館

 

「人生の三世代」
1510年頃 ピッティ美術館 フィレンツエ
「聖家族」 
1505年頃 アカデミア美術館
「甲冑をつけた男の肖像」 
90×73cm 1510年頃 
ウフィッツィ美術館