カラヴァッジョ Caravaggio (1571~1610)
本名ミケランジェロ・メリーシ・ダ・カラヴァッジョ 1571年ミラノで生まれました。彼の激しい気性のせいか、彼の生涯は不詳事件の連続で、最後は殺人事件にまで発展し、逃亡生活のうちに悲惨な死を迎えます。しかし彼の絵は、深い宗教性を持つ主題を当時の日常の中に置き換え、徹底的なリアリズムのもとに劇的な場面構成と光の効果を十分に生かした明暗法で描かれ、17世紀の多くの画家たちに多大な影響を与えました。
2002年4月にCohohは「イタリアハイライト八日間」という格安ツアーに参加しました。忙しい行程でしたが、空き時間はカラヴァッジョに焦点を定めて美術館・教会を駆け巡りました。そのとき見た作品を掲載します。 | ||||||
ローマ国立古代美術館 (バルベリーニ美術館) |
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ボルゲーゼ美術館 | ||||||
「ホロフェルネスの斬首」 144×195 1598年 生々しい残虐な絵ですが、何故か惹かれます。ユディットの表情複雑です。 |
「ナルキッソス」 110×92 1598年頃 2ヶ月前に岡崎市立美術館で見たものでした。 |
「洗礼者聖ヨハネ」 99×134 1603〜4年 上のボルゲーゼ美術館にもありますがこの主題の絵は何枚かあります。 |
「エジプトへの逃避途上の休息」
130×160 1596年頃 |
「マグダラのマリア」
106×97 1596年頃 |
「洗礼者聖ヨハネ」
132×97 1600年頃 カピトリーノ美術館にも同じものがあるそうです?? |
「聖マタイの召命」
322×340 1600年頃 カラヴァッジョの絵の中ではCohohの最も好きな作品です。 |
「聖マタイの殉教」
323×343 1600年頃 |
「聖ペテロの磔刑」
232×201 1600年 |
「聖パウロの回心」
230×175 1600年 |
ローマで見逃した作品がいくつかあります。
特に「巡礼の聖母」は見ておきたかったです。
カピトリーノ美術館:「女占い師」「洗礼者聖ヨハネ」
サンタゴスティーノ聖堂:「巡礼の聖母」
フィレンツエ
「バッカス」
95×85 1596年 |
「メドゥーサの首」
60×55 1598年頃 |
「イサクの犠牲」
104×135 1601年頃 |
ミラノ
アンブロジアーナ絵画館 | ブレラ美術館 |
「果物籠」
46×64.5 1597年 この時代純粋の静物画って珍しいです。籠が台からはみ出ています。不自然なようですが、これで真横から見た籠の奥行きがでて、空間を感じリアルに描かれた果物が一層生き生きとしてくるのではないかと思います。 |
だいたいカラヴァジョの主な作品は見られたような気がします。