主宰者より


スペースアゴラ音楽教室(ピアノ・ヴァイオリン・マリンバ・声楽)は、1988年4月に開設しました。
それ以前は自宅、および東大阪の私の実家でピアノ教室を開いていましたが、アゴラビル建設にともない地下に音楽室を設けることになり、それを機会にヴァイオリンやマリンバなどのコースも作ることにしたのです。
「アゴラ」というのはギリシア語で広場という意味です。古代ギリシアのアテネやスパルタなど都市国家(ポリス)の中心にあったアゴラでは、定期的に市がたち、多くの人々で賑わいました。演説をする人や、今でいうストリートミュージシャン、大道芸を披露する人たちもいて、情報・文化の交流の場であったと想像されます。私は自分の主宰する教室が、たんなる音楽演奏テクニックの伝授の場というだけでなく、互いに交流して人の輪も広げ、アンサンブルやサロンコンサートにもおおいに利用したい、という思いがあったので、この「アゴラ」という語を教室の名前に使いました。
なぜギリシア語か、というと、大学ではギリシア哲学を専攻していたので(私個人のページをご覧くださいませ!)少しでもその片鱗を残したかったのです。
ところで、紀元前のソクラテスやプラトンの時代から、教育の三本柱は、学問(特に数学や文芸)・体育・音楽でした。これは2000年以上たった今も変わらぬ真理です。この三つがバランスよく養われることによって、人の肉体と魂がうまく育つのではないでしょうか?

水野恵理子




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