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ウォーク紀行 2006年
 
比良山系:釈迦岳・カラ岳・北比良峠
春の高山植物観察登山
2006年5月3日(水)

■ コース

JR比良駅…イン谷口…大津ワンゲル道…イチョウガレ…釈迦岳…カラ岳…北比良峠…ダケ道…カモシカ台…大山口…イン谷口…JR比良駅
 釈迦岳・カラ岳・北比良峠登山写真集 春の高山植物写真集
比良駅前より釈迦岳を望む JR比良駅より、区画整理された道を西へ歩く。見上げると晴天のもと比良山系の山々(堂満岳・釈迦岳・ヤケオ山)が立ちはだかり、早く登ってこいと言っているようだ!国道161号線を越え、住宅・山荘が建ち並ぶ中を歩く。湖西道路を潜り、林の中の道を歩く、緩い上りだ。コバノミツバツツジは散り始め、ヤマツツジが咲き始めていました。ウワミズザクラが白い花を咲かせ、かたまって咲くとブラシノキの様だ。道沿いの岩場にイワカガミがピンクの花を咲かせ美しい。登山道での群生が期待出来そうだ。スミレ、チゴユリ、ニョイスミレが数本咲いていた。
登山道沿いのコバノミツバツツジ 約50分弱でイン谷口に着いた、出合小屋の前で小休止する。100m程神璽(じんじ)の滝方面に進むと、右手に目立たぬ入口があり、丸木橋を渡ると、大津ワンゲル道の登山道が始まった。登り始めると、浸食された狭い道が続いた。雑木林を緩やかに登り、尾根を巻き込んだ辺りから本格的な登りとなった。コバノミツバツツジが登るにつれて見頃の物が増え、薄いピンクの花が木々の若葉の中で映え、心和む風景となっていました。尾根に露出する岩々を避けるように尾根伝いの道を登りつゝ、時折見渡せる南小松側の展望、又、コバノミツバツツジ越しに見える堂満岳の雄姿を楽しむ事が出来た。
イワナシ イワカガミ イワウチワ
登山道沿いにはイワカガミが群生し、ピンクの花を辺り一面に咲かせ何とも可愛らしい!尾根が細くなり岩稜の趣となる頃に、右手からの雄松山荘道と合流した。待望のシャクナゲは、殆ど蕾を付けておらず、蕾のあるものも大半は咲いていなかった、何とも残念でした。中に数本花を咲かせているものもあり、少しだけ楽しむ事が出来ました。分岐を直進し、展望台を越えると、尾根はより細くなり、南小松側は何ヶ所か崩落している所があり、注意して登る。数mの岩登りをする所があり、ロープが張ってあったが、手と足(3点)に神経を集中しゆっくりと登る。岩場の上部はいよいよ道狭く、北側は切り立ち、木の根が浮き出ていたり、段差が大きかったりで歩きにくくなりました。登り最大の難所、「イチョウガレ」のザレ場に来た。足場を確認しながら、ロープや木の根などを頼りに、手と足に集中し登りきる。辺りを見渡す余裕はありませんでした。登りきると尾根は広くなり、リフトシャカ岳駅跡から登る道との合流点に着いた。尾根沿いにイワウチワの群生地があり、淡いピンクの花を今が盛りと咲かせていました!夢中でデジカメに収める、Tさんはスケッチを始めていた。その近くで、珍しいイワナシが3〜4本可愛らしい花を咲かせていました、誠にラッキーでした!少し登った所にショウジョウバカマの群生地があり、数輪咲き始めていました。その傍らで昼食休憩をする、花とダンゴの至福の一時を過ごしました。
釈迦岳山頂1061m 山頂に向けて少し歩くと残雪がありました、少し凹んだ所の日当たりの悪い場所は残っているようでした。約15分程登ると標高1061mの釈迦岳山頂に到着。出発してから約4時間30分弱経過していました。辺りはミズナラの森が広がり、展望はききませんでした。北比良峠に向かって歩く。バイカオウレンが4〜5本白い花を咲かせていました。残雪が谷合に残り、少し風が冷たい。カラ岳までの登山道沿いにイワウチワの群生地が彼方此方にあり、ピンクのお花畑となっていました。最盛期に遭遇したものと思われ誠に幸運でした。
北比良峠より琵琶湖を望む リフトシャカ岳駅跡分岐を過ぎると、標高1030mカラ岳山頂の関西電力比良無線中継所横に到着。登山道沿いの残雪を見ながら下る。約20分強で、比良ロッジ跡の横を通り、ロープウェイ山上駅跡の有る北比良峠に到着。此処で小休止、Tさんにコーヒーを入れて頂く、何時も乍ら美味しい!琵琶湖や比良山系の山々の絶景を暫し眺める。少しして、ダケ道コースを下山する。雪解け水が流れ足元の落ち葉と土が水を含み歩きにくい、ジグザグ道を下る。岩場の急坂は下りにくい慎重に下る。岩が崩落しているヶ所もあり危険だ、正面谷で岩の崩落(?)の音が聞こえた。
程なくカモシカ台に到着、此処から約40分弱で金糞峠との分岐のある大山口に着いた。小休止の後、イン谷口を通過しJR比良駅に到着。
    見事な春の高山植物を観察出来、又、黄砂や霞が無く、琵琶湖や比良山系の山々の絶景も観る事が
    出来、素晴らしい一日でした!
 
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