どうして、ぼくはここに来てしまったんだろう。
あの時、軽々しく先輩のバイトに手を挙げなければ。
あの時、自分がじゃんけんに勝たなければ。
誰かと触れあう暖かさも
大勢で食卓を囲んだご飯の美味しさも
眠る時に人の気配を感じる安堵も
独りの家に帰る寂しさだって、きっと知ることなんかなかった。
たなごころに花をのせて
栄の誕生日会が終わり、大人たちの懸命な片付けが一段落して、今日も今日とて夕食という名の宴会で盛り上がる陣内家の人々の中で、暖かいご飯を食べながら――ふと湧いた痛みに堪えきれず所用と断って席を立った。
「ユカイハンどこ行くの―?」
「べんじょ―?」
追ってくる子供たちの声に苦笑を返し、心配そうに見上げてくる夏希には軽く復旧したばかりの携帯を振って見せてその場を立ち去った。
大広間を出て、真っ暗になった南側の離れへ向かう。あらわしの落下で、母屋の殆どは無事だったが、南の一部は抉れたような傷痕が生々しく残っている。この数日で、倒れた家財や散らばった木片などは粗方片付けられたものの、元の厳かな様相を知る者としてはやはり痛々しく映るばかりだ。
ふらりふらりと、幾分か覚束ない足取りで、闇の中に紛れるように歩く。広間から聞こえてくる明るい笑い声に背中を押されるように、静かな方へ静かな方へと進んだ。
街明かりが遠い所為か、大広間の死角に入ると足元を月明かりが照らしてくれる。崩れかけた家屋の中を黙々と歩いていた健二は、陣内家の人々の声が完全に間遠になった辺りで漸く足を止め、適当な縁側―基、元廊下である―に腰掛けた。
視線をやった先には、温泉の湯柱と『あらわし』が穿った大きくて昏い穴――それは、今現在健二の胸の中を浸食しているものによく似ていて。
「……―――っ」
息苦しさに声が詰まる。無理矢理に吸い込んだ空気がひゅっと気道を引き攣らせて喉を灼いた。目の奥がひりつくように熱くて、じわじわと溜まる熱がこぼれないように精一杯頭上の月を睨みあげた。
そうだ、こんな寂寥感なんて、今までは感じもしなかったはずなのだ。
あの、自分以外の人の気配がしない寒々しい家で、いつだってひとりだったじゃないか。
慣れなければならない。暖かな人たちに甘えて今日まできてしまったけれど、自分は当たり前のように温もりを享受できる立場にいるわけじゃない。
確固たる絆を羨んではいけない。
彼らに、独りに戻る自分とのよすがを求めては、いけない。
だから、これは復習なのだ。一人の自分に戻るための。
縁側の端に足をかけ、両膝を抱えてその隙間に顔を埋める。小さく小さくうずくまって、今にも溢れそうな欲望を押さえ込もうと必死だった。
「――来なければよかった、なんて……思いたくないのに」
キリキリと切れるほどに唇を噛み締めて、呻くように苦い感傷を吐き出した、その時だった。
「こんなとこで何してるの」
"今時の子にしては礼儀正しい"と、親戚の女性陣から高評価を受けているその人が、夕食の途中で席を立つという"らしくなさ"が気になった。
そして着信を告げてもいない携帯を理由にして離れる細い背中と、チビ共に向けられている笑顔の不自然さが――自分達との関わりを阻む"壁"の様にも見えたから。
丁度その時頬張っていた、さっくり揚がった唐揚げを無理矢理オレンジュースで喉の奥に押し込んで、隣に座っていた聖美に「トイレ」とだけ簡潔に告げて席を立った。
ふらふらと危なっかしい足取りでどんどん屋敷の奥へ――暗い方へと進んでいく背中を追う。月明かりがあるお陰で見失う事はなかったが、迷いなく進む健二に佳主馬は不安を煽られる。
このまま、このひとはここからいなくなってしまうんじゃないか――
普通に考えれば――なにせ今健二には帰る手段がないのだから――ありえないことなのに、それでも。
「〜〜〜〜っ」
声を掛けようか。曖昧な不安のままに白いシャツの背中に手を伸ばし、口を開いた時には遅く、健二は視線の先で暗い廊下を曲がってしまった。
(あっちは…!?)
"危ないから近寄るな"と言われていた、『あらわし』の余波を食らった広間の方へ。
慌てて――それでも出来るだけ足音は立てずに――健二を追うと、ゆっくりゆっくり元々廊下だった場所を進んでいた歩みは、広間の向こう辺りで止まっていた。
細くて白い影が、暗がりのなかで月明かりに照らされている。
先程までは俯いた後頭部しか見えていなかったその人の、月を見上げる横顔が闇に慣れた目にはっきりと映った。
(…泣いてる……?いや、泣いて、ない)
ただ、ものすごく泣きそうな顔をしている。薄い唇を引き締めて、目を見開く表情は一見難しく何かを考え込んでいるようでもあったが、佳主馬には今にも崩壊しそうな緊張のせいだと何故か判った。
(――この人は、)
泣くためにこんな所まで来たのだろうか。
誰かの前で、陣内の人間の前で、泣き顔を晒すことが悪いとでも思っているのだろうか。
そんな風に思われているならば、健二が立ち去り際に見せた壁は…なんて悲しい、
今度こそ、声を掛けようと一歩踏み出すと、じっと月を見上げていた顔を、今度は目一杯俯かせて、立てた両膝の間に埋め、自分で自分を守るように体を縮こまらせた。
そうして、聞こえてきた言葉に、息を呑む。
「――来なければよかった、なんて……思いたくないのに」
こちらが泣きたくなるほど、痛みを含んだ声。くぐもって震えたそれに、沸き上がったのは怒りよりも悲しみの分量の方が多かった。
震える足から力が抜けそうになるのを叱咤して、冷たい床板を踏みしめるように踏み出す。小さく小さく、自分を隠したがっているようなその人に歩み寄り、佳主馬はやっとのことで声をかけたのだ。
「こんなとこで何してるの」
突然、声を掛けられた健二は慌てて声がした方――自分が来た廊下へ視線を向けた。そちらは自分がいる場所よりも些か暗く、佇む人の姿を正確には視認できなかったけれど、"一家"としてはとても大きくても"団体"としては小さな『陣内家』というコミュニティの中で、その細身のシルエットと凛として通る声をもつのはたった一人だ。
「…か、佳主馬…くん?」
ぎこちなく名前を呼ぶと、声だけを寄越してきた人影がゆっくりと暗がりから出てきた。裸足なのに殆んど足音を立てずに近づく姿は猫のようだと、健二は向けられる少年の視線の鋭さに気づかないふりをしてぼんやり思考していたのだが。
「こんなところで、何やってるの」
視線と同じく険しさを際立たせた声音に、佳主馬が怒っていると理解せざるを得ない。
「え、えっと…佳主馬くんは?ご飯の途中だったよね?」
「それはこっちのセリフ。今はボクが聞いてるんだけど?」
「う……ちょっと、連絡をね?」
「その割には携帯仕舞ったままだよね」
「さっき!…さっき、連絡が終わったんだよ」
「じゃぁなんで広間に帰ってこないのさ」
「…つきが…綺麗だったから…」
「………こんな危ない所まで来たって?」
「ご、ごめんなさい…」
言い募る度に佳主馬がどんどん表情を険しくしていくのが分かったが、本当のことを言うことなんて出来なかった。暖かな"陣内家"という家族の一員である佳主馬には、健二の抱える寂寥など負わせる必要はない。
健二が決して口を割らないことを察したのか、佳主馬は諦めたように盛大な溜め息をつくと、どっかりと健二のすぐ隣に座り込んだ。
「健二さんは、さ。…大勢で騒いだりするの、嫌だった?」
「そんなこと!…ない、よ…」
「みんなでご飯食べるのは?」
「…初めはちょっと苦手だったけど…」
「今は?」
「……………好き、かな…」
散々躊躇ってやっと紡いだ言葉は、紛れもない健二の本音だった。でもだからこそ、孤独に慣れなければならない。家に一人でいた頃の感覚を思い出さなければならない。寂しさに対して鈍感であれた自分を、もう一度取り戻さなければ――家に帰って、独りの寂しさに潰されてしまわない自信が、ない。
佳主馬の存在が隣にあっても、どんどん暗く沈んでいく思考に俯きそうになっていると、不意に暖かな手が、健二の冷えた指先に触れてくる。
「…佳主馬…くん?」
再び見返せば、穏やかに微笑む佳主馬の顔があった。この少年が浮かべるにはあまりにも奇特な表情に、思わずあらゆる思考を停止させた健二は、肩に顔を擦り寄せてくる佳主馬を受け入れた。
そもそも、逃げるなんていう選択肢も初めから持ち合わせていなかったのだが。
「よかった…嫌って言われなくて…」
「そんなの、言うわけないよ」
だって、健二はこの家に来て初めて、知った覚えのない幸せを貰ったのだ。自分が物心つく頃には両親とも家に殆んど寄り付かなくなっていたし、不仲な様子を一応は隠そうとしていたようだったが、この家のように一家で和気藹々と食卓を囲んだこともなかった。自分が物心つく前はどうだったか覚えていないが、小学校に上がってから両手足で数えられる程度の"団欒"は、いつもどこか不自然な緊張を孕んでいて――
「…僕は、この家の人たちに出会えて、幸運だった。過ごした時間は目まぐるしくて、夢みたいなことばかり起こったけど、本当にたくさん幸せをもらったよ」
こんなにも暖かな場所に来れた幸運に、食卓を共にしてくれる懐深い陣内家の人々に、感謝こそすれ、嫌だと思うはずがない。
胸の奥深くから溢れ出る幸福感を表すように、強張っていた頬が柔らかく弛む。それを横目に間近で見た佳主馬は顔に熱を溜めて真っ赤にしたが、幸か不幸か、視線を落としている健二が気づくことはなかった。
「っ〜〜〜、健二さんが、そうやって喜んでくれるとボクらも嬉しいんだって、健二さんは解ってないでしょ。」
「え?」
「健二さんが笑ってくれると嬉しいって、悲しそうにしてると辛いって思ってることも、」
「かずまく…」
「ボクが!…ボクたちが、健二さんをとっくに家族と思ってて、お世辞なんかじゃなくまたここに来てほしいって思ってることも、ちゃんと理解してないでしょ」
悔しさを隠さずに至近距離から見つめてくる黒曜の瞳に、健二は戸惑いも露に首を傾げる。
彼らが自分を本当の家族のように扱ってくれていることはちゃんと理解しているつもりだし、またここに来てもいいのだと言ってくれていることも知っている。
ただ、そこには確固たる形がないだけで。
血の繋がり(縁たる証)も戸籍の関わり(目に見える証)も持たない自分が、数学しか取り柄がなくてたまたまこの夏この家に居合わせただけの自分が、こんなに素晴らしい家族の輪に入って良いはずがないと、健二は頑なに信じている。
「健二さんは、解ってないっ…!」
泣き出しそうに顔を歪めて、でも視線だけは真っ直ぐにこちらを射ってくる佳主馬は、何故だか必死な様子で何かを言おうとして声を詰まらせた。それを不思議に思って見つめながら、健二は自分の手を掴むまだ小さな手のひらの熱を感じながら唇を震わせた。
「…どうして、そんなに言ってくれるの?僕は…」
「これだけ言って、"他人なのに"とか言ったら怒るからね」
「っ!」
図星を突かれて声を詰まらせた健二に、佳主馬は重く溜め息をついて健二の細い肩を押した。
四つも離れている青年の体は押されるままに廊下に倒されて後頭部がごつんと痛そうな音をたてた。「いたっ!?」と弱々しい悲鳴が上がったがひとまず無視をする。そのままみぞおち辺りで馬乗りになって、ぐいと上から顔を近づけた。
「……健二さんがいなかったら、きっとみんな今ごろ大おばあちゃんが死んだのを悲しんだまま此処を離れてた。もしかしたら、そのまま親戚付き合いも薄くなっていったかもしれない」
「…まさか…」
ここの人たちに限ってそんなこと、ときっと紡ごうとしていた唇を指で摘まんで塞ぎ、変な顔になったその人に苦笑を向けながら続ける。
「健二さんがここに来てくれたから、ボクらは笑って大おばあちゃんの誕生日お祝いができたんだ。健二さんがいなかったら、"oz"はまだ混乱したままだっただろうし、ラブマシーンはどこかの原発に『あらわし』を落としてただろうし、」
「でもあれを防げたのは――」
みんなの力があったからだと、指を振り切ってなされた主張を、今度は止めるでもなく受け止めて、佳主馬は床板の上に落ちていたままの健二の手を両手でぎゅっと握った。片手では余ってしまう、健二の手。
「あの時、諦めていたみんなを、ボクを戦いの花道に呼び戻してくれたのは健二さんだよ。健二さんがいなかったら、みんなが絶望したまま、世界が終わるのを見ているしかなかったかもしれない」
「そんなこと――」
「ないわけない。そうでしょ?」
「………ラブマシーンの力を圧倒的に削いだのは夏希先輩や皆さんの力で、ラブマシーンに最後の決め手を打ってくれたのは侘助さんと佳主馬くんで、僕は自分の我儘を通しただけだよ。僕は自分の我儘で皆さんを危険にさらした。退避しようとしていたのに、巻き込んでしまった。本当なら、理一さんや頼彦さんたちが言っていたように退避してから手を打つべきだったのに」
「でも、間に合った。健二さんがここで踏ん張ってくれたから、ボクらはまたここに集まることができる。…健二さん、お願いだから、健二さんがしたことを否定しないで。健二さんのしたことの結果が、楽しかった大おばあちゃんの誕生日会で、今日のみんなの笑顔なんだから」
淡々と明かされた、健二が抱えてた凝りに胸が痛くなった。あの時、健二が最後まで粘っていないかったら、この陣内家の集う象徴のような屋敷は『あらわし』によって吹き飛ばされていただろう。笑い合って囲める食卓も、安穏と眠れる寝床もなく、やっぱり親戚たちは各自の居場所に散っていっていたはずだ。
ずっと悲しげな目をしている健二の隣に、その手を掴んだままごろんと寝転ぶ。懸命に健二をここに留めるための言葉を探す佳主馬の頭からは、既にここが家屋の中でいつ崩れるかしれない危険地帯であることはすっかり抜けている。
「健二さん、何が不安なの?ボクらはまた来てほしいって思ってるけど、健二さんは、もうここに来るの、嫌…?」
「そんなこと…ない」
「じゃあなんで…?」
上を向いたままの健二の横顔を眺めながら、佳主馬は言い淀む言葉の先をできる限りそっと促した。問い詰めるだけではだめだ。健二自身の意思で、今抱える不安を吐き出して欲しかった。
「僕にはね、皆さんの暖かさが時々すごく痛いんだ。幸せで、心地よくて、ここにずっといたいって思ってしまう……帰りたくないって、思ってしまう… 」
ああ、と佳主馬は健二の言葉に苦しくなった息を吐き出した。健二の寂しがっている心を感じて、胸がずくりと痛みを伴い疼く。ずっといたいと思うことすら、健二は罪悪なのだと感じているのだろうか。…東京に、健二自身の家に帰ったときのことを思って…?
そう思い当たると、佳主馬はたまらなくなって握っていた健二の手を離し、すぐ真横にある健二のまるい頭を自分の方に引き寄せて抱き込んだ。うろたえる声が胸の方から聞こえるが、今はそんなのも無視だ。
「そばにいるよ。いつも手の届くところに、って言うのはまだ無理だけど、でも健二さんのそばにいる。健二さんが寂しくないように、一緒にいるよ」
知っている。こんな風に物理的に距離を縮めることが、今の佳主馬には難しいことを、自分はまだ中学生で、この人の寂しさを埋めるために本当に近くにいることはできないことを、この手はこの人の手を取るには小さくて、体はこの人を抱き寄せても満足に包みこめないくらいに小さいことを――
それでも、
自分の気持ちが少しでもこの人に届いたらいい。その一心で、薄い背中に腕を伸ばした。安心させるように背を叩き、温もりを分け与えるように撫で擦ると、ゆっくりと腕の中で肩の強張りが解れていく気配がする。
「――うん。うん……ありがとう、かずまくん」
ふんわりした声で告げられた感謝と、安心しきった無防備な笑み。幸せを形にしたようなそれを引き出せたことに深く安堵して、佳主馬はうっかり口を滑らせた。
「――大好きだよ、健二さん」
(………は……?)
ちょっと待て、自分は今なにを言った?
半ば呆然として今しがたの自分の発言を振り返る。
ダイスキダヨ、ケンジサン
「〜〜〜〜〜〜っ!」
振り返って、盛大に後悔して、ついでに顔に急速に熱が集まるのがわかって健二の頭を抱いている腕に力がこもった。顎の下の方から苦しそうな呻き声が聞こえてくるが、今のあからさまな顔を見せるのだけは冗談ではなかった。
それより、ぽろりと飛び出したからこそわかってしまった、あの失言は紛れもなく自分の本音だ。ただ、今この場で言う必要はなかった告白だった。――少なくとも、こんなどさくさ紛れに言いたい言葉じゃない。
腕の中で健二が動揺する気配を感じながら、どうするどうするとぐるぐる考えて、結局。
「ふはっ。………かずまくん?」
固く目を瞑ったままゆっくりと腕を解放する。それにつられて顔を上げた健二が自分を呼ぶが、佳主馬はそれに決して反応せずに規則的な深い呼吸を繰り返した。
「…あれ、寝ちゃった……?」
つまり、逃げた。
こそり、囁くように確かめる声はどこか甘いような気がして、うっかりまた健二を抱き締めようとする腕を堪えて、佳主馬は内心必死で狸寝入りを続けた。今は、全力でさっきの発言をスルーしてくれるのを祈るばかりだ。
上げられた頭がことりと落ちる気配。じっとあの丸い瞳に見られていた視線が離れ、ふっと吐かれた健二の吐息がタンクトップで露出の多い胸元をふわりと撫でてくすぐったい。
健二に差し出した腕からそうっと頭の重みが消えて、柔らかい髪の毛が腕に当たる。被さっていた方の腕は無理なく畳まれて、ごく柔らかな力加減で手を握られた。
全身の神経を尖らせて健二の様子を探っていた佳主馬は、その暖かな感触にとろりとした眠気が広がっていくのを感じる。板張りの床に自分の体がずぶずぶと沈んでいくような錯覚。虫の声もずいぶん遠くに聞こえる聴覚に、こっそりと
「……ぼくも、みんなが大好きだよ」
という健二の囁きが落とされたのを最後に、佳主馬の意識は本格的にブラックアウトした。
作者言い訳
すいませんでした。(土下座)
散々カズケン書くとかいいながら、しかもここまで引っ張って結局寝落ちかよ・・・!と言うのは私が一番思っていることです、はい。
でも13歳ですごいたらし要素あってもアレかなぁとかカッコいい佳主馬は他でもいっぱい見れるんだからじゃぁ等身大13歳で好きな人にはへたれで一生懸命な思春期開始直後の青少年がいたっていいじゃないかと。色々考えた挙句こうなりました。佳主馬難しいよ。。。
今回の健二さん、性別は特に決めてません。故に三人称は全部「この人」とか。読んでくださった方々の好きなようにご想像いただければと思いますvv
鏡拝