私と契約しろ 己の生死すら手の内と嗤って見せた魔女が手を伸べる その手のひらに乗っているのは絶望の深淵か、希望の未来か 僕はあなたに誓いを捧げたい 道化であった男が唯一なのだと微笑み跪く 真実それを望んでいるのは誰であったのか あなたなら…全部見せてもいいです 大切であっても、明かせる真はわずかでしかなく 揺るぐ足元に転ばぬように佇むのが精一杯で ねぇ、あんた本当は… 隠された真に気づいたものはどのような行動を取るのか 選択はすべて己に課した未来への枷 進むにはそれを付けるしかなくしかし外すことも出来ない 日本へ送る。…最後くらいは役に立つがいい 憎憎しい笑みと共に傲然と言い放つ王はその真意を決して明かさない 愛しているよ、可愛い子。だから早く戻っておいで。 善悪を一つの釜の中で煮溶かし抱く男は甘い笑みで毒を囁く 私たちの命がある限り、この恩義は忘れないだろう お困りのようですね?手を貸しましょうか 窮地を救う手 力を与える手 縁を結ぶ手 絆を繋ぐ手 過去を未来に導く手 一つの手で作りえる未来とは如何にして多くの人間の未来線に繋がるのか お前の忠誠なんていらない!欲しいのは――! 心のうち(望)を示せるほどの自由も得ていない ただ風切羽を落とされた鳥のように地面を這いずっている ほんと不器用だよなぁ、おまえら 近く遠く見つめる傍観者は最後に誰を選び何処へ導くのか 失えないんだ、どうしても 決意 これだけが 貴様だけは俺の手で殺してやる! 廻る廻る時の歯車 争いに引かれて加速し軋む 廻る廻る想いの水車 流れの中に留まる澱みは穏やかな変質を待ちながら募り続ける 廻る廻る死の糸車 紡ぎ紡がれどこまでも連鎖し強固になってもいつかの切れる日に焦がれる 先にあるのは崩壊か、それとも昇華か 知るのはただ糸を辿るもののみ Only... 真意は何か 思いの拠る所は 選ぶたった一人は |