奈良県の運転免許試験場(新ノ口試験場)での受験記


奈良のチャッピーさんから受験記を送って頂きました。取得年月日:平成17年4月26日

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それでは、小生の大型二種取得記を紹介します。
 
       さて、その前に、簡単に免許取得を振り返りたいと思います。まず、
      @昭和60年3月29日、中型二輪を取得。
      A昭和63年6月17日、大型二輪(限定解除)を取得。
      B昭和63年11月30日、普通一種を取得。
      C平成6年2月28日、大型一種を取得。
      D平成16年12月9日、けん引一種を取得。
      E平成16年12月16日、大型特殊一種を取得。
     ☆二種免許学科合格(平成17年1月11日)
      F平成17年2月15日、大型特殊二種を取得。
      G平成17年3月10日、普通二種(MT)技能試験合格。
        平成17年3月30日、取得時講習修了。    
      H平成17年4月21日、けん引二種を取得。
      I平成17年4月26日、大型二種を取得。
         さて、小生は試験場にて全て取得をしましたが、この内、
     ABは学生時分に地方の試験場にて取得。
 
 ◎二種免許の取得理由
 
      本当のところは、最初、二種免許の取得は全く考えておらず、免許取得の
     きっかけが、単純に仕事でのストレスを解消するためで、一種の残りを取得
     し、一種制覇を目指すことに。
     そして、平成16年の秋口から試験スタート!!
           平成16年の12月に、けん引一種の取得を皮切りに、同月に大型特殊
     一種を取得で、一種を制覇。
           本当はこれで、終わるつもりでいましたが、けん引で思わず苦戦したのが、
     火種となり、「どうせとるなら、全てとってやろうやないか!」と二種免許の取得
     を決意。
           そして、平成17年1月に学科(免種:大型特殊二種)に合格。2月に大型
     特殊二種、3月に普通二種(MT)、4月に、けん引二種、そして、最後に
     大型二種を取得し、完全制覇となりました。
 
 
 ◎大型二種取得記 (試験車輌は新制度導入前の9m車)
 
     
  ◇大型二種(1回目) 平成17年3月3日・・・・・場内・・・見極め
                                  (鋭角・・・右進入、左回り)
                                  
                                                                   路上・・・なし                             
 
       試験慣れしてるとは言え、やはり、免許の最高峰ガチガチの緊張
     の中、運転席へと乗り込む。
     順番は1番目。
         大型二種の場合、初試験は見極めコースと言って、通常の課題試験
     であるS字、鋭角、方向変換(以下、方変)または縦列駐車(以下、
     縦列)に加えて、踏切と坂道発進、(※障害物)も課題試験の対象と
     なる。
     これは、大型二種と言う大きい車輌に対して、受験者が車体感覚を
     含めた運転操作等を的確に判断をして運転が出来るかどうかを試験官
     が見極めたいところから行っている。
     
     では、コース内容へ。
     まず、場内は発着点出発後直ぐにS字へ。S字は右進入となる。
     つまり、逆Sを描く。
     S字は11mバス対応の大型S字。ここは、難なくクリアーをし、S字出口
     を左折し、交差点を直進、鋭角へ。
     次の鋭角では、最初に突込み量が足りなかった上に、ハンドルを切るタイ
     ミングが早かったせいか、車輌が内角に寄りすぎて、脱出に一苦労。
     やっさもっさ(=もたもた)している間に、とうとう、3回目のバックの際、右
     後輪をコットン≠ニ脱輪をしてしまい、ここで、中止となるが、この状態
     から何とか脱出し、方変へ。ここからは、お情けにて、方変、踏切、坂道
     発進をさせていただくことに。
     方変は、1番と2番があるが、1番は、T型で、2番は逆T型となる。
     大型二種では、逆T型の2番を使用し、左バックとなる。
     方変は事前に車輌寸法と寄せ位置、車輌前方の止め位置を確認して  
     いたので、1回目は上手く入れられなかったものの、2回目で、ポケットへ収
     める。
     そして、後方感覚も何とかクリアー。そして、方変を右折、そしてまた右折し、
     踏切りと坂道へ。
     踏切りは問題なし。坂道発進では、先輩受験者から事前に車輌の調子
     を聞いていたので、気持ち程度、アクセルを吹かした状態で、サイド合わせ
     を行ったので、後退はなかった。(何せ、20年前の車輌なので、通常のサイド
     合わせを行うと、エンストをし後退する。)
     そして、発着点へ。
     試験官からのワンポイントは、「鋭角での突込み量が足りない。もう少し我慢
     をしてハンドルを切っていれば、通過できたとのこと。」
     やはり、思ってたとおりの指摘を受けたと言うのが感想。
     普通二種では、鋭角が完璧に出来ていただけに、大型二種は前輪の位置
     や車輌感覚が身についていなかったためか、切るポイントが分からなかったのが
     敗因。
          今回、受験者は3名で、内、小生を除く2名が路上へ。ちょっと、悔しい
     結果ではあったものの、次回は、指摘の部分を修正し、目標は、場内突破。
 
     ※障害物・・・・・試験官によっては、その時のコース走行によって、
               障害物を省く場合もある。             
          
 
  ◇大型二種(2回目) 平成17年3月15日・・・・・場内・・・S字→鋭角→方変
                                    (鋭角・・・右進入、左回り)
                                  
                                                                     路上・・・B−1コース
 
     さて、前回から約2週間後での試験となり、今回は、泣く泣く路上へ出させて
     もらった。
     順番は1番目。2回目試験以降は、踏切りと坂道発進は省略。
     まず場内は、S字を難なくクリアー。そして鋭角。今回は突込み量に注意をし
     ながら、ハンドルを切り良い位置に止めたものの、バックの際、感覚がいまいち
     分からず四苦八苦。脱輪こそはなかったものの、いっぱいいっぱいの運転に試
     験官からも 「分かってないな〜」と言われる始末で、何とか成功し、方変へ。
     方変では、後方感覚とのセットもクリアー。
     で、 いざ、初路上へ。でも、おそらく、この時点で、持ち点はギリギリ。 
     路上へは、私チャッピーと年輩の男性の2名で、チャッピーは行きコース。
     さて、路上は、B−1で、試験場→R24号を南下→葛本交差点を右折→
     中和幹線→R24号バイパスを南下→橿原ロイヤルホームセンター交差点を
     右折→R24号本線を東へ→五井交差点を右折し県道を南へ→高田バイ
     パス下を西へ→消防署までと言った8kmのコース内容。
     まず、試験場を出発し、4〜500m走行後の電柱(カーブミラーが2つ装着)
     に、1回目の目標物合わせを行うが見事に撃沈。
     扉に合わせるどころか、扉1枚分ほど前で止めてしまい既に中止の状態。
     試験官より「ハイ、行って」との声が掛かり、そして、出発をしようとするのだが、
     後続車両が次々に来て、出れない状態となる。
     このまま行けば、1分以内の発進不能で運転が終わるかと思ったが、何とか
           免れた。そして、R24号の交差点へ。
     するとR24号は大渋滞。信号待ちによる交差点手前で待機していたら、信号
     が青に変わり、車輌が進むかと思えば、これが中々進まない。で、進みだした
           ら赤信号へと変わり、車輌は停止線オーバーでの停止。ここで、バックをして
           停止線まで、戻ろうと試みるが、後続に車輌があるため、ギアをバックに入れ
           たままで、その場に停止。試験官より、「確認しました。」との言葉があったため
           減点とはならなかった。
           そして、信号が青となり、試験場を左折、R24号本線を南下し、
     葛本交差点を右折、中和幹線へと西に曲がろうとしたとき、横断歩道を走行
     中の自転車に気つかず、慌てて急ブレーキ。(実はこの時、試験官も踏んでいた
     らしく、同時ブレーキ。)
     で、ここで中止となるが、交差点内と言うこともあり、試験官との交代が不可能
     なため、2箇所目の目標物合わせへ。
     2箇所目は、交差点を右折し、中和幹線へ。1つ目の跨道橋を下りて、2つ目
     の跨道橋の手前の側道にある一番端の電柱かに道楽から少し行ったとこ
           ろ)に合わせる。が、ここでも上手く合わせれず、結果、ここで試験官と交代。
    (ちなみに、行きコース、3回目の目標物合わせは、消防署手前の三叉路手前
     に橿原市民プールへの行き先の小さな看板があり、そこへ合わせる。)
      
     そして、ここから、試験官が消防署まで運転し、帰り走行の年輩の男性に
           交替。
     さて、帰りコースの目標物合わせの2つは、3回目に記載しているので省略。
     3回目の目標物合わせは、橿原バイパスを北に直進、中和幹線との交差点
           を右折し、中和幹線に入って、1km弱にコンビニサークルKの前方電柱
           あり、そこへ合わせる。     
     結果、年輩の男性は完走されましたが、不合格でした。ワンポイントはメリハリの
     運転と確認の一部を挙げられていたように思います。
     そして、試験場へ戻ってから、試験官のワンポイントは、場内は、鋭角での切り抜
     ける際の前後の説明と路上での自転車の横断走行の見落としが挙げられた。
           今回、受験者は、2名。ともに不合格。
     場内が上手く行かなかったせいか、路上も擬古地なく、感覚を掴めないまま終わっ
     てしまったので、次回は、場内をパーフェクト、目標は、路上完走。
     
 
  ◇大型二種(3回目) 平成17年3月31日・・・・・場内・・・S字→鋭角→方変
                                    (鋭角・・・右進入、左回り)
                                 
                                                                         路上・・・B−3コース
 
     さて、ぼちぼち、結果を出していかないといけないかな〜と気合も入り、3回目の
     試験。順番は2番目。
           まず、場内は、S字、鋭角、方変と難なくクリアー。
           今回、鋭角は、2回目での脱出で、楽々クリアーとなり、脱出のコツがようやく掴め
     たってトコでしょうか。で、いざ、路上へ。
         路上は、帰りコースのB−3〔B−1の逆〕。消防署〜試験場まで。
      まず、出発後、すぐ、1回目の目標物合わせで、ここでは街路灯に合わせるのです
     が、ここで出発後、ダブルクラッチでギアを2nd→3rdに入らないチョットしたトラブル
     に見舞われ、やってはいけないガクガクのギクシャク運転をしたまま、街路灯への目
     標物合わせへ。
     この街路灯4本あり、どれに合わせるかは分かりません。
     ちなみにチャッピーはこの時、4本目の街路灯に合わせました。
           とにかく、ここでの目標物合せでは、街路樹があるため、接触をすれば、即中止が
     待っているので、慎重に合わせます。
     何とか街路樹に当てず、合わせれたもようで、次に、北へ突き当たり高田バイパス
     下を右折、同バイパス下を東に5〜600m走行後、左折、R24号本線に向かい
     ますが、その前にバイパスを左折150m後に、案内板の標識があり、そこへ、2回
     目の目標物合わせを行います。そして、止めて、完了の旨を試験官に伝え、試験
     官より「ハイ、行って」との声があったので、R24号本線へと向かいます。そして、五
     井交差点を左折、R24号本線へ入り、橿原バイパスまで西へと進みます。
     ここは、直進で、指示速度は50km。
     そして、R24号本線から右折、橿原バイパスへ入ったところで、試験官より、「左に
     寄って」との声があり、橿原ロイヤルホームセンターの入り口を過ぎた所で横につけ、
     試験官と交代。ここで中止となる。
      しかし、その時の中止事項が全く分からず、先に終えられた受験者にも聞いたので
     すが、「分からない」とのこと。試験官も 「交代した理由が分からんやろ〜、試験場
     へ戻ってから話す。」との一言で、当の本人は、呆然で、頭が真っ白。試験場へ戻
     るまで、何が何だか分からない状態でしたが、試験場へ戻って、試験官のワンポイ
     ントアドバイスは、場内は特になしとの事。
     路上は、最初に出発してギアチェンジを行なう際、ギクシャク走行を行ったことが、
     中止の理由。「お客さんを乗せているのだから、円滑な走行をしないといけない。」
     と言われ、分かってはいるものの、何せ、クラッチが入りにくい年代もののモノコックボデ   
     ィーのバスなので、どうしようもなかったと言うのが感想。
     後は、目標物合せで、若干のズレはあったものの減点対象で、直接の中止事項で
     はないとのことでした。
     今回の受験者は3名。内、合格1名。不合格は場内で1名、路上で1名。
     今回は完走はおろか半分弱の所で中止にはなったものの、試験官より「ギクシャク
     走行以外は、特に問題はなかった。」との前向きな指摘をいただいたので、次回も
     場内をパーフェクト、目標は路上を完走で4回目に挑む。
 
 
  ◇大型二種(4回目) 平成17年4月12日・・・・・場内・・・S字→鋭角→方変
                                   (鋭角・・・左進入、右回り)
                                
                                                                      路上・・・なし
 
     さて、完走はないものの、ぼちぼち合格を意識しだす4回目。
     しかも、今日は、あいにくの雨で路面も完全なるウエット。
           さらに、今回は鋭角初の右回りとあって上手く乗りこなせるかな?と思いつつ、
     3番目のスタート。
      1番目に受けられた方が以前、右回りを経験したことがあるとのことでしたので、2番
     目の方が試験中に寸前のティーチングをしてもらい、そして、自分の番が回ってきて
     いざ、鋭角を教わったとおりに行くと、これがなんとバッチリ。1回の切り返しで脱出。  
     そして、方変へ。ところが、ここで何とも情けないケアレスミスを起こしてしまい、後方
     感覚で、バンパーとポールにほんのわずかな軽い接触を起こし、ここで、中止となり、 
     場内で撃沈。試験官からも「ここまで、減点はわずか5点しかないのに、もったいな  
     いな〜。」とまで言われる始末。
     せめて、お情けで路上へ出してもらえればな〜と何とも甘い期待をしておりましたが
     現実はそんなに甘くはなく、結局、この日は場内でのお帰りとなりました。
        今回の受験者は3名。全員、場内で撃沈。
         次回こそは、何とか場内、路上をパーフェクトにそして合格を目標に試験場を後に。
 
 
  ◇大型二種(5回目) 平成17年4月26日・・・・・場内・・・S字→縦列→鋭角
                                   (鋭角・・・右進入、左回り)
                               
                                                                      路上・・・B−1コース
 
     さて、今日は、天候も体調も絶好調。
     後は、緊張さえなければ、何か合格(うか)るような気がするかもしれないな〜?
     と言う何とも楽天的な考えをしながらの5回目。
     順番は1番目。
     場内は、いつも、方変だが、今回は縦列と言うことで、S字を抜け直ぐ右折し縦列
     へ。縦列は1番側で行い、     
     @寄せを枠から50cm程度離しながら、まず、枠内の確認を行い、そのまま車体
       後方をポール先端部に合わせる。            
     
           A次に、バックの際、ルームミラーと目視で後方確認を行いながら、車内から左後       
       輪の位置とポール先端部が平行に見えたら、右にハンドルを切り始め、正面の
     大きな木を目安に、左奥の角が右ミラーに映れば、ハンドルを真っ直ぐに立て
      直し、そのまま真っ直ぐにバックをし、ポール先端部左ミラー平行に見え
      たら、ハンドルを右イッパイに切る。
      (この時、左後輪の位置≠ニは窓枠目安にする。)
 
     Bそして、ハンドルを立て直し、後方感覚を行なう。
     
     縦列は一発で決まったものの、後方感覚が一発で決まらず、二度目で30cm
     に着け、縦列を通過する。後は、鋭角も、一回の切り替えしで難なくクリアー。
     いざ、路上へ。
     路上は、試験場→消防署までのB−1コース。前回の路上試験では、ダブルクラッ   
     チでの走行の際、2nd→3rdへ繋ごうとした途端、ギアが全く入らなかったため、
     今回は、路上出発前に試験官へシングルクラッチでの申告を行ったところ、試験官
     からOK≠ニの言葉をいただき、結果、これが功を奏し、試験場スタートからゴー
     ルの消防署まで、ミスなく円滑走行が出来ました。
     そして、3回の目標物合わせでは、全てド真ん中に合わせたとのことで、ようやく5回
     目にして合格の切符を得ました。
   
    そして、免許証は、3月に普通二種(MT)≠ニ大型二種の直前にけん引二
    種≠取得しているため、免許は即日交付となり、この日、大二≠ニけ引二
    が入り、「大二」が入ったことで、免許証の中身が全体的に引き締まった感がします。
    ここまで苦労をして、取得しただけに、これからは大事にしたいと思います。
       
  ★★これから受験をされる皆様へ★★
 
   さて、合否のポイントは、場内、路上も含め、
 
  確認事項が7〜8割占められていると言っても過言
   ではありません。と言うのも、確認は
 
  普段の運転がそのまま出ますので、早め早めの確認
   と右左折を行う際の早めの寄せを意識 しない合格   
 の道 厳しい うに思われます。
 
  その他では、メリハリの運転 も挙げられます。これも、場内、路上
  共通で、 一本調子の運転だと合格の切符は得れません
  ので 明らかに、出せる場所では速度を出したメリハリの
 効いた運転 行う事が肝要です。
    
  また、場内は課題の採点のみになりますが、その他の経路コースに至って
   も、試験官の心の採点は付けられているように思います。ですので、課題 
   の出来が良かったとしても、
 
 最後まで気を抜かずに、発着点まで緊張した走行 を続け
   られることをお勧めします。
    
   また、この3月から、大型二種の技能試験が9m→11mに変更されて
 おり、 鋭角、方変、縦列と言った課題箇所は、車体の大きさから難しくなっ 
 ていることが考えられますので、特に、
 
 初めて受験される方は、受験する前に一度、コース下見 
 をされることお勧めします。
 
  コース下見は、信号機が点灯していない、朝(開門〜8時3 
 0分)お昼(12時〜1時)が可能です。
   
 そうすることで、多少なりとも緊張が和らぎ、自分の運転も行えるかとも思い
  ますので、是非、これから、試験場で受験される方々、どうぞ、頑張って下
  さい。
  皆様の吉報を祈念いたしております。
 
                   
   ★★★ 車輌の幅と長さを歩幅で測っておこう ★★★
  
縦列、方変、鋭角など課題箇所では車体感覚を身につけておかないと、接触や通過不能
などが起きやすくなります。
そのようにならないためにも、車輌の大きさを知っておく必要があると思います。
そこで、発着点に車輌があれば、午前、午後の下見の時間を利用して、車輌を歩幅で測っ
おくだけでも、試験では、気分的に違うと思います。
例えば、試験車9mの場合、歩幅にして、幅が4歩で長さが15歩。そして ホイールベース
その前後のオーバーハングを比率にすると、
フロントオーバーハング(3):ホイールベース(8):リヤオーバーハング(4)となります。
そして、現行試験車11mの場合、幅は、歩幅4歩。長さが18歩。そして比率は、
4:9:5となります。(ちなみに、小生の歩幅=約60cm)
 
この数値は小生が歩いた数値ですので、実際の歩幅は個人差によりますので、
あくまで参考程度とお考え下さい。
     
               
   ★★★ 縦列・方変の後輪のポイント ★★★    
    
左後輪の位置の掴み方・・・・・〔これを覚えておくと縦列・方変がし易くなる。〕
    
 まず、車体、右側の後輪位置を確認する。そうすると運転席から見て、後方やや右端に
 非常口の扉があり、その右横にある窓(十字枠で1対)の縦の支柱部真下部にホイール
 の中心があることが分かる。
 そして、左側は3本の縦型支柱部分の真下部にホイールの中心があることが分かる。
                                       (9m車輌の場合)
  
  
 縦列の場合、バックをする際、運転席から後方を目視しながら、その窓枠の支柱部分と
 ポールの先端部が車内から見てほぼ平行に見えれば、ハンドルを右に切り始める。
 後は、5回目の試験内容に記載。(9m車輌の場合)
     
    
 方変の場合、左バックとなるため、左手前のポールと入り口まで左後輪をなぞるような
 感覚で、ハンドルを左に切り足しながらバックをし、右奥角が右ミラーの中心に映れば、    
 更にハンドルを左に切り(足し)ながら、車輌を立て直し、出る方向右側に対し、車輌は
 できるだけ左に寄せておく。(9m車輌の場合)
   
             
 
   ★★★ 後輪の左右の位置を覚えておこう ★★★
    
 上と重複するが、現在は、9mバスでの試験が終了しているため、現行、11mイスズ
 エルガの場合は、ボディー右側(運転席を除く)客席、非常口横の窓枠4番目の支柱
 部やや真下部にホイールの中心がある。
 一方、左側は昇降扉を正面に見て右隣の窓枠支柱部の右窓下部にホイールの中心
 がある。
 
    
 
     ★★★ 方向変換の場所変更 ★★★
    
また、現行11mバスでは9mバスで使用していた2番の方向変換(左バック)では
なく、現在、1番の大型一種用方向変換(右バック)を使用しています。
 
 
 
        ★★★ S字の入り方 ★★★
  
場内S字については、右進入となるため、接触しないためには、前輪が進入口の道幅
真ん中平行になったら、ハンドルを切り始め、フロントバンパーの隅とS字の縁
(コンクリート部分)を重ね合わせるようにしながら、走行をすれば、(半)脱輪を防
いだ走行ができるかと思います。
 
          
     ★★★ 後方感覚について  ★★★
 
 方変、縦列にセットされている後方感覚。ですが、最後のこれで、ポールに接触をし
  てしまい、悔しい思いをされてる方もおられるのではないでしょうか?
 そこで、参考程度に目安を記載しましたので、ご参考にいただければと思います。
 
◇方変の箇所では、
 
 @ポール側から、まず、50cm分ほど、歩幅でとり、そして、車輌の長さ分を歩幅で 
   とる。
 Aとり終えたら、左右を見渡し、目安物を探す。
 
 ●9m車の場合は、運転席から見て、ポールの先端部と出口面との丁度中間位置
  に運転席が来れば、成功。(この時、車輌先端部が出口面に対し、若干、中に入
  った状態)
 
 ●●現行11m車の場合は、運転席から見て、両サイド
    の水切り部分と先端部ほぼツライチであれば、
     成功。
 
◇縦列の箇所では、
 
 @ポール側から、まず、50cm分ほど、歩幅でとり、そして、車輌の長さ分を歩幅で
      とる。
 Aすると、左側に大型Sコース横の南北に走っている白線(破線)道路があり、それ
      を目安に、若干手前に先端部がくればほぼ、成功。
 
 現行11m車の場合は、運転席から見て、左サイドの
  白線(破線)部分と先端部ほぼツライチであれば、    
  成功。
 
 
 ※この数値は小生が歩いた数値ですので、実際の歩幅は個人差に
  よりますので、実際に歩いてお確かめ下さい。
 
 
       ★★★ 鋭角の通過方法 ★★★
 
  鋭角は、進入の段階で、いかに前に突っこめれるかどうかで、決まります。
  
  突込み量が足りない場合・・・・内角に接近するため、切り替えしも
                    多くなり通過が難しくなります
                      例えば・・・・・内角に接輪、もしくは乗り上げなど。
  
  突込み量が深い場合・・・・・・外角に接近し内角から離れるため、切り替え
                                       しは少なく通過はし易くなります
                      但し、後輪の脱輪に注意。
 
      左周りでも、右周りでも、脱出の際、車輌の寄せ位置〔V字型の谷部分〕
      から出る方向に対して、前輪位置が道幅に対して、中央に位置(タイヤ
      位置)すれば、通過しやすくなる。
   
  
    
 
          ★★★ 路上コースの変更 ★★★
 
    3月に車輌の変更に伴い路上のコースも変更されました。
    
  Aコースの神宮外苑の周辺コースが4月まで残っていたのですが、何故か廃止となっており  
  3月〜5月上旬まで廃止となっていたBコース 試験場⇔消防署が、5月の中旬には
  復活されていました。B−1、2は折り返しコース。
  また、3月〜Bコースとして、試験場〜田原本町生涯学習センターまでのコースが、  
  試験場⇔消防署コース復活により、新AコースとなりA−1A−3は折り返しコー
  ス。A−2は、田原本町生涯学習センターの発着コース。
  1人用のA−4B−3試験場〜近鉄百貨店橿原店周辺までの折り返しコースと  
  なっていますので、ご注意下さいますようお願いします。
 
 
 
       ☆取得費用
  
        写真代金                  0円
           技能試験代  4,400×5=22,000円
               試験車代    2,350×5=11,750円
               免許証発行手数料        1,650円
 
            合  計              35,400円