北海道北見市 野付牛自動車学校での受験記


北海道の 快速きたみ さん(30歳)から受験記を送って頂きました。取得年月日:平成16年12月6日

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免許を取得しようと思った理由

大型2種を取ろうと思った理由は、まずはバスの運転手になりたいと思ったのと、私は30才になったというのに普通免許以外、これと言った資格がなく、何か資格が欲しいと思って大型2種に挑戦してみようと思いました。

それで、取得方法ですが、まずは大型車の経験が無く一発で試験場で受けるのはまず無理だと思い、一般(教習所)で受けるか?最近出来てきた、技能試験免除の指定校で受けるか?色々検討して見ましたが、予算的にも大差(教習所と)がなく指定校卒業だと取得時講習も免除(指定校は学科やりますが・・・)になるのし、技能試験も学校でやってくれると安心なので指定校に通う事に決めました。

費用は最初¥353,850円必要で、そんなにお金が無かったので、就職が決まっていたタクシー会社に普通2種取得分(15万)と自分の貯金を足して払いました。あと私は今の仕事しながら通ったので結構取得まで時間かかったのはご理解ください。

そして私の管内では唯一の大型2種の指定校に行きました。内容は普通免許のみで技能34時間{第一段階(場内)15時間、第2段階(路上)19時間}、学科19時間(第1段階7時間、第2段階12時間)です。この教習時間数は指定校では決まっている時間です。

 

入 校

早速入学初日(10月1日)に学科2時間受けてきました。第1段階の学科は主に普通車取った時の基本的な内容が多いです。それに2種の事が少し加えられた感じです。基本的なことでも忘れている事があるし、最後の学科試験でも出る範囲なのでしっかり勉強した方が良いと思います。これを7時間受けます。授業のペースは早いのであとで復習した方が良い思います。

 

場内練習

技能は1週間後に始まりましたが、一日でも最大2時間(第1段階)しか乗れません。教習で使うバスは9Mの中型バスです。サイドブレーキはホイールパーク式、ギヤはチェンジレバー式の2台あるうちの新しいバスです。

最初、簡単にバスの使い方(排気ブレーキことなど)を聞き先生が運転の見本を見せてくれました。そして交代して初めて自分でバスを動かそうと思ったらエンジンがかかりません。バッテリーのスイッチを引くのを忘れていたんです。これはバスにしか付いてないみたいで最初忘れがちになるので気をつけた方が良いと思います。

早速、場内のコースを外周して回りました。これはすぐに慣れました。次の時間に内周を回り、今度は場内コースの中に入って行きますが、大型2種はミラーや目視の確認が多く、必ず発進時にはバックミラーで車内確認が必要です。

交差点通過、障害物の側方通過などを練習しますが、やはり忘れている事が多く特に確認の仕方に注意した方が良いと思います。

坂道発進は私的には苦手でした。

坂で止まる時ショックがあるからです。先生のようにショックなく止まる事が出来ずに苦労しました。

次にS字とクランクです。

S字ではバスの場合、自分が思っているより前に出て通過したほうが良いと思います。バスの前輪が自分の背中くらいの位置にあるからです。

あとはミラーで前輪(ミラーで前輪が見えます)や後輪を確認しハンドルを切る前に一度視線を脱出するほうを見て確認した方が通過しやすいです。先を見て頭でイメージした方が楽だからです。これはクランクでも同じことが言えると思います。

次はクランクですが、まず進入時に車体をハンドルを切って進む方向とは逆の方に車体を寄せます。これをやらないとクランクは通過できないと思ったほうが良いです。そして障害物がありますのでハンドルを切りながらサイドミラーをギリギリまで近づけます。後半、ミラーで後輪を確認しながらハンドルを一度少し戻して通過しながら次のクランク通過のためまたハンドルを切って車体を反対側に寄せます。あとは同じです。

次は方向変換です。

方向変換は基本的には普通車と同じだと思いますが、バック時に窓を開けバックミラーで車内確認忘れないように気をつけた方が良いです。あと左バックの時ハンドルを切ると前のほうは自分の体がが縁石から出る位でちょうど良いです。あとは縁石や障害物に接触しないようにミラーで確認しながらバックします。車体がまっすぐになり始めたらハンドルを戻します。

そしてまっすぐバックして後方50センチ以内に停止して報告します。これで完了です。万が一接触しそうになったら無理せず、切り返した方がいいと思います。切り返しは自体は減点にならないので・・・

今度は縦列駐車ですが、私の習った方法はここのコースでしか使えない(ポールが何本目でハンドルを切るなど)と思いますので、詳しくは書きませんが、注意点はハンドルを切りすぎに注意した方が良いと思います。慎重にゆっくりハンドル切りながら先生に言われたポイントを忘れずに行う事です。

そして鋭角ですが、はっきり言ってそんなに難しくないです。3回までは切り返しが許されているし、普通は1回の切り返しで充分通過できると思います。

注意点はS字のときにもお話しましたが進入時に車体を反対側(鋭角の外側)に寄せる事、思っている以上に鋭角の入り、深く切って反対側の縁石に車体を直角にして縁石が自分の背中位に来たら停止したら前輪が縁石の寸前まで来ていてちょうど良いと思います。あとはバックして切り返して縁石に接触しそうになったら切り返すことです。鋭角で失敗する人はだいたい縁石に接触や脱輪とかだと思うのでためらわずに切り返しをしてください。私も教習中に鋭角で何度か2回目の切り返ししましたが、先生も特に注意せず、むしろ無理しなかったという事で褒められました。

これを10時間位した練習したあとに残り5時間は場内試験(指定校では修了検定)のコースの練習しました。場内試験では鋭角と方向変換、縦列駐車はしません。路上試験で行うからです。

残りの坂道発進やS字、クランクなどが試験課題です。

あとここまでの乗って感じた事はブレーキがエアなのでショックなく止まるのが難しいです。止まる寸前でほんの気持ち、足を緩めるくらいでちょうど良いと思います。全部抜いたら必ずショックがあるので注意が必要です。私はよく注意されていました・・・。車体の大きさにはすぐのなれると思います。

 

修了検定

そして場内試験(10月26日)ですが、大型2種の試験なので結構不安でした。私を含めて2人(もう一人は50代のおじさん)受けました。私が最初でしたが特に失敗は無く、強いて言うならT字の信号のない交差点に差し掛かったとき、最初接近車に気づかずに行こうとして、来ているのが分かってブレーキを踏んだ時ショックがあったのでその事を指摘されましたが、試験官に踏まれたわけではなかったので良かったです。

結局、2人の不安をよそに意外とあっさり2人とも合格しました。

早速その日の午後から大型仮免許が出来てきたので第2段階の学科受けて、路上の教習に入りました。

 

路上練習

路上に出て恐かったのは車体の幅が広く、片側1車線の道路ですと路肩や中央線から、はみ出そうで場内とは違うなぁ〜と実感しました。最初は路上になれるため1時間郊外の交通量の少ない所を走りました

路上(第2段階)は19時間乗りますがこれにはシュミレーターも1時間ほど入っています。

そして路上では指定場所停止が3回設定されます。街路樹や電柱などが目標物になり、それに中ドア前後50センチ以内に停止させます。あとは今まで場内でしていたことの応用です。実際の交通に気を付けながら運転します。試験の時、多少は運もあるかもしれません。でもこれは仕方ないのであとは自分でとっさの判断など対処法を身に付けるしかないです。また身に付けないと2種は取れないと思います。車や歩行者の飛び出し、信号が変わったときの判断、車線変更のタイミング、実際の旅客乗せての想定(ブレーキかけ方など)しての走行などを教習していきます。

あとはコンメタリー運転と言いまして、実際に運転しながら、見たものを声に出して運転する2時間教習があります。最初の1時間は先生が見本を見せてくれますがあとの1時間は自分が運転します。例えば信号が青になった時「信号、青よし」、前方に停止車両があると「前方停止車両あり、右ウインカー、側方通過よし」など・・・。私は苦手でした。何せ運転だけで精一杯なのに声を出している余裕なんて無かったからです。

あとはシュミレーターですが、これは悪条件での運転で雪道や濡れた路面、横風などを旅客を乗せながら運転して目的地まで行くものですが、実際と感覚が違うので戸惑いましたが、結構面白かったです。

他に学科でも危険予測があって1時間シュミレーター運転で、歩行者の飛び出しや、車の割り込みなどを交わしながら旅客を目的地まで届けていく教習です。

私は2回も事故を起こしてしまいました(笑)まぁ、シュミレーターなんで気にせずに、実際の運転に役に立てば良いと思います。

2段階の学科では応急救護が6時間あります。これは取得時講習でもやりますが、事故が起こった場合の負傷者の手当ての仕方、ダミー人形使っての心臓マッサージなどの蘇生法、包帯の巻き方など座学で2時間DVD鑑賞と講義など、4時間実際に練習します。6時間通しでやるのは大変でした。(1時間に10分の小休止はありますが・・・)あとは先ほどの危険予測、悪条件化での運転、車にかかる自然の力、車の点検の仕方などを勉強します。

あと効果測定と言う模擬テストがあります。これは学科の教習時間とは別にあります。内容は最後に受ける学科試験と一緒です。

そして第2段階技能19時間、学科12時間が終ると路上試験(卒業検定)です。

 

卒業検定

11月27日に受けました。大型2種は私1人でした。

早速、試験が始まり方向変換、鋭角をクリアして、路上に出ました。路上では3回の指定場所停止も多少ずれたかもしれませんが、何とか上手く行き、ブレーキのショックも今までと比べると酷くは無く(多少はショックありました。)無事に発着点に戻ってきました。

試験官(自学の先生)からは、「もう少し歩行者などに気を使い、ブレーキやギヤチェンジのショックを少なくしたほうが良い」と言われてドキッとしましたが、最後に 「でも運転自体は2種のレベルに来ていると思います。良かったです。」と言ってくれたのでホッとしました。

もちろん合格しました。あとは運転免許試験場での最後の学科試験のみになりましたが、私事ですが私の合格を待っていたかのようにその日の午後、祖母が亡くなり、週1回しかない学科試験は29日の予定が12月6日に1週間、先延ばしになりました。  

 

学科試験

そして12月6日、最後の学科試験、朝から雪でしたが朝8時に集合には間に合い、8時45分から始まりました。結構難しく、問題集などに無かった問題も出て、ヤバイかな?と思っていましたが、見事合格しました。この日は大型2種、4人(いずれもうちの指定校の卒業生)受けましたが3人合格しました。

早速写真を撮り、30分くらいで免許証が出来てきたので確認して、試験場をあとにしました。

 

免許取得にかかった費用

教習料                   353,850円
修了検定料                  7,350円
卒業検定料                  7,350円
大型仮免許申請料      約3,500円
学科試験申請料               3,800円

合計 約375,850円 です。

 

補習は1時間7,350円ですがこれは運良く補習無しで卒業したので、かからなかったです。
教習料は最初に払い、技能34時間、学科19時間、効果測定(模擬テスト)などの費用が含まれています。