はじめに

 1月17日早朝、阪神地区と淡路島を襲った「兵庫県南部沖地震」は、死者5000人以上、倒壊家屋17万戸という大被害をもたらしたとのニュースを見た時、間違いではないか、また、間違いであってほしいと願った。しかし、現実の出来事であった。
 ならば自分は何ができるのかと自問自答した。その時、ボランティアという文字がでてきたが実行できずにいた。今までボランティア活動など行ったことがない自分のようなものが現地に行っても何の役にも立たないのではないか、そしてただの野次馬のように見られるだけではないのかとの思いがあった。 悩んでいる時に、知人に「ボランティアに行かないか」と話を持ちかけられた。 自分の思いをその人にはなし、話し合いをしたが自分の思いに変化はなかった。 しかし、まず現地に行き現状を把握してみようとの事になり現地に飛んだ。現地でボランティア活動をしている人などと話し合いをし、実際に活動を行っていくと、「ボランティアとは何も特別な人間が活動するのではなく、一般の人間が手助けをしたいという思いで活動するということである。」との思いになると同時に今まで思い違いをしていたことに気づいた。 そして、自分と同じ思いで活動に行く事を躊躇っている人がいるのであれば、自分の経験を伝えたいと思い1部学生自治会として学生に呼びかけた。
 この呼びかけには、休暇中にも関わらず50名もの学生が賛同してくれ、神戸にて活動をした。
 この活動報告を以下に行おうと思います。

南 勝幸 


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