鉱石の古名cadmiaから命名された。
　人体に有毒で亜鉛酵素の働きを阻害する。

カドミウム Cadmium

元素記号　：Cd
原子番号　：48

原子量　　：112.411
族　　　　：IIB/12
周期　　　：5
分類　　　：典型金属元素
電子配置　：[Kr] 4d10 5s2
価数　　　：+2S
電子親和力：0 eV
電気陰性度：1.7
原子半径
　共有結合　　　　　　　：
　金属結合　　　　　　　：151 pm
　イオン結合　　　　　　：95 pm (Cd2+)
　ファンデルワールス結合：
沸点　　　：765℃(蒸発熱100 kJ/mol)
融点　　　：320℃(融解熱6.4 kJ/mol)
密度　　　：8.65 g/cm3 (25℃)
半減期　　：

発見
　1817年　発見　シュトロマイヤー(F.Stromeyer)(ドイツ) 

存在
　地殻中に0.16 ppm存在し、銅、ニッケル、硫黄鉱、砂白金鉱等に含まれる。
　114Cd:28.73%
　112Cd:24.13%
　111Cd:12.80%
　110Cd:12.49%
　113Cd:12.22%
　116Cd:7.49%
　106Cd:1.25%
　108Cd:0.89%

作り方
　亜鉛製錬の残留物を硫酸で抽出し、Cd2+を亜鉛で還元して得る。

用途
　耐食性に優れており鉄などのメッキに利用される。
　ハンダ、低融点合金
　電池
　原子炉制御棒
　CdSは顔料