スクレイピー
Scrapie

 ヒツジ伝達性海綿状脳症、スクレーピーともいいます。
 プリオン病の一種で、この病気にかかった羊がかゆみで体をフェンスや柱にこ
すりつけていました。毛がこすりとられるほど行動をすることから、名付けられ
ました。
 当初は病原体が複製し感染していくことから、ウイルスであると考えられてい
ましたが、核酸が存在しないことから、タンパク質が病原体と考えられました。
 これまでに、プリオンタンパク(分子量27000)が同定されています。プ
リオンは宿主がコードする糖タンパク質由来であることが明らかになっています。



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