水のはなし 水には硬水と軟水の2つがあります。 硬水とは、淡水でカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンの含有量が大き い水です。 水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計量を相当する炭酸カルシ ウムのppm(mg/l)含有量で表示し、これを硬度といいます。ドイツ硬度 (100mlの水中にCaOとして1mg含むものを1°とし、CaCO3とし て17.85ppmに相当)で20°以上の水を硬水、10°以下の水を軟水、 10〜20°の水を中間の水と区別します。 硬水はせっけんの効果を阻害し、加熱するとなんか石のようなものが出ます。 だから、生活用水には適しません。 硬水はスポーツの後に飲んだり煮込み物に適しています。 軟水は乾燥物(しいたけやワカメ)を戻したりするのに適しているので、素材 の味が生きます。 水道水は塩素が入っていますので、一般的にまずいといわれます。しかし、塩 素を抜いてしまえば水道水もおいしくなります。 塩素を抜くには、 5分ほど煮沸する。 水道水を煮沸して冷やして作ったものとミネラルウォーターとそう変わらな いです。ですので、温かいお茶や紅茶を入れるのは水道水で十分です。でも、 エレガントに名水を使うのもまた一興です。 一晩お鍋などに汲んでおく。 鉄と塩素は反応しやすいので、ステンレスやプラスチックの器よりも、鉄の やかんやお鍋がお勧めです。 浄水器を通す。 買ったり付けたりするのが大変な人は、活性炭を買って来てペットボトル等 に詰めて水を通せば市販の浄水器とたいして変わりません。買ったばかりの 活性炭はきれいに洗ってから使用しましょう。1週間くらいで活性炭を煮沸 すれば繰り返し1年くらいは持つと思います。浄水器のカートリッジも交換 するわけですし、それと同じです。 ただ、塩素は防腐剤の効果があるので、塩素を抜いた水は腐りやすいです。そ の日のうちに召し上がれ。
Back |