2001年5月、高速道路でパンクする ゴールデンウィークの終わりに、実家から下宿先まで戻る際、京奈和道を利用 しました。この高速道路のインターの目と鼻の先に住んでいるので、高速道路を あまり使わない私でも、気軽に利用しています。ちょっと高いけれど。 いつもと変わらぬいつものままの道路で、前後に数台の車がいるものの何も気 に止めることも無く走っていました。 田辺のインターを越えた辺りの左の緩やかなカーブにさしかかった時、いきな りハンドルが利かなくなりました。別にハンドルを切ってカーブを曲がっている 訳ではないのですが、バイクを傾けても曲がらないのです。もちろん、左のカー ブで曲がれないわけで、そのまま対向車線に向かって行きました。そして、きら きら光るセンターライン(キャッツアイという)の上を走ってしまいました。キ ャッツアイはオーバーラン防止のために自分の車線に戻るように角度をつけて設 置されているためしばらくの間は、キャッツアイに守られてカーブを曲がってい ました。しかし、ハンドルが利かない状態でキャッツアイの凹凸にの上を走って いるわけで、バランスを保つので精一杯でした。いきなり減速して今の状態を崩 すとそこで終わりなので、徐々に減速しつつ、左へ戻ろうとしました。高速道路 でバランス崩したら即転倒ですし、運が良くても重症は免れないわけです。高速 道路で高速走行中に波状路走行を体験するとは思っても見ませんでした。 そのうち、キャッツアイの凹凸よりBMWの重量が勝ってしまい、対向車線に 飛び出してしまいました。そこへ対向車が来たものだから、左に曲がって自分の 車線に戻りたかったのですが、なにせハンドルが利かないので、やむ終えず、右 に曲がって対向車線の路肩を走って回避しました。 徐々にやっと速度が落ちてきたので、強引に左に曲がって反対車線から脱出し ました。そして、そのまま走ってそのまま料金所を通過して帰りました。インタ ーを下りてからはハンドルが動かないし、のろのろ運転でとにかく家に帰りまし た。 家に帰って、バイクを見たら、前輪が見事にパンクしていました。ハンドルも 利かないわけだし、バイクも重くなるわけです。よくこれでバイクを押したり、 そのまま乗って帰れたものだと思いました。 後で考えたら、高速道路の路肩に寄せてバイクを見れば良かったんですけど、 そこで動けなくなったら帰る事も助けを呼ぶこともできないし、とにかく連絡の できるところに移動したかったというのが第一でした。 家に帰って、バイク屋さんに連絡して翌日引き取ってもらいました。後で分か ったですが、道路に落ちている釘か何かを踏んだらしいです。高速道路には何が 落ちているか分からないですね。特に夜は視界が悪いし。 気をつけましょう。転倒したら命はないですから。運が良くても重症は免れな いでしょうし。
2001年5月、ディオ登場 夜10時近く、仕事をしていてガラスで左親指の肉をえぐってしまいました。 意外と痛くなかった。一瞬のうちにざくっといってしまったのでそれほどでもな かったのかも。でも血が止まらず、近くの病院に手当てしてもらおうとしました が、夜間はどこの病院も開いておらず、一駅向こうの総合病院に担ぎ込まれまし た。 そこで止血してもらい、無事(ではないが)事無きを得ました。この時の治療 がとても痛かった。怪我の何十倍の痛みでした。そして、しばらくの間、薬を塗 ってもらったり、経過を見なくていはいけないので、通院が必要になってしいま した。しかも、手当てしてもらった病院へ通わなければならないので、近所の病 院で済ませることができません。 一駅向こうの病院までは、車やバイクなら病院までは15分程度で行けるけれ 、交通機関を利用すると、1時間に1本か2本くらいのバスに乗って、電車で一 駅、そして徒歩10分ほど。バスや電車の待ち時間があまりにも長くかかるので ちょっと仕事の合間に抜けていくというのにはかなりの時間を要するのです。地 理的にかなり不便なところにいる事を改めて実感してしまった。 自分のバイクで通院することも可能ですが、kawasakiNINJAZX 12RとBMWR1100RSです。両方とも重量車なので左の親指を怪我した ままでこれを取回すのはかなりの負担です。 愛機kawasakiEX4なら、400ccだからまだ取回しも楽だし、街 乗りには向いているので適していたのだけど・・・。しかし、昨年の秋に手放し てしまった。今回ばかりはちょっと残念でした。 結局、いつものバイク屋さんにお願いして、原付を借してもらいました。これ で通院をすることにしました。HONDADioです。 しかし、生まれて始めてスクーターに乗ったので、動かし方が良く分かりませ んでした。というか、ミッションに乗り慣れているせいか、ニーグリップをして いないとなんだか落ち着かない。おまけに、ギアを変える癖である程度加速した らシフトアップしようとして左のレバーを握ってしまう。スクーターは左レバー がクラッチではなくブレーキなので、思わず減速。足が遊んでいるので、慣れる まではちょっと違和感がありました。 取回しはとても軽く、手軽で収納もできるし申し分ない。通院には最適でした。 もちろん、ついでに買い物や近くへのお出かけには重宝できます。しかし、車道 を走る時は結構怖い。制限速度が30km/hなので、他の車がどんどん横を抜 いて行きます。大通りならまだしも、普通の道で抜かれた時には真横を車が抜け て行きます。大型ダンプなんかだと、こっちが路肩ぎりぎりまでよけてしまいま す。 また、抜こうとしてもうまく抜けない車がいるわけで、原付スクーターの後ろ をずっと走っていたりします。そうなると、後ろが詰まって渋滞になってしまい、 こっちがうまく抜かせないといけない気になるので、結構気を使います。 だから、車が原付を嫌がるのは分かる気がする。やはり、同じ道を走る以上、 走行速度が同じでないと危険です。普通のバイクならこうは思わないけれど。 とはいえ、すっかりこのDioはお気に入りになってしまいました。ちょっと 出かけるのに非常に便利です。おまけに燃費がいい。レギュラーだし。通院が終 わるまでの約2ヶ月間、買い物や近くに出かける事に利用しまくりました。 一台、原付スクーターが欲しいなぁ。と思ってしまいました。買わないけど。
2001年6月、高速道路で豚の餌ですべる ゴールデンウィーク末にパンクしたBMWの修理をしました。その間に仕事で 左の親指を怪我してしばらくバイクには乗れませんでした。原付のスクーターを 借りて通院していましたが、ようやく親指の傷もほとんど治り、その間にBMW の修理も終わりました。 最近は日中は暑いので、涼しくなる夕方に実家から下宿先に帰りました。BM Wが修理から帰って来て初めて乗りました。やっぱり、京奈和道のインターの目 と鼻の先に住んでいるのでこの高速道路を利用しました。 そして、前回パンクした田辺を過ぎた付近の左のカーブを通りがかると、今度 は一瞬砂のようなものが道路一面に見えました。何かと思って減速しようとした 矢先に、後輪がスリップし左右に大きく振れました。この状況でブレーキを踏ん でタイヤがロックしたら最後即転倒なので、ブレーキを使わずにゆっくりアクセ ルを戻しつつバランスを取って持ちこたえました。何が起ったのか分からなかっ たのですが、路面に何か砂のようなものが大量に道なりに散乱していてそれを踏 んだのは確かでした。 この前に同じ場所付近で釘を踏んでパンクしたので、さすがに今回は料金所の 前でバイクを止めて足回りを確認しました。特に何もないようでしたが、タイヤ におがくずのような良く分からないものが付いていて、これを踏んだせいで滑っ たというのは分かりました。目の前の料金所に行って、滑った付近に何かが散乱 している事を伝えました。 料金所のおじさんは、その辺に豚の餌が散乱したという通報がありました。と、 言って、さらに清掃車両が向かっていると言いました。 危うく豚の餌を踏んで滑って転ぶところだったのか。豚の餌で滑って死んだと いうのは私の死にふさわしくない。 この怒りとうか、むかつき、どこへぶつければいいのだろう。やっぱり、道路 公団かな。 しかし、立て続けに同じところで死にかえるとは、何かその高速道路と相性が 悪いとしか言いようがないです。 皆は、きっと何かあると言う。2度あることは3度あると言う。3度目の正直 だけは避けたいところです。
2001年7月、NINJA焼ける 今年の夏は異様なまでに暑い。連日30℃を超える暑さで普段でも暑いです。 しかも、バイクに乗っていると、ジャケットをはおっているし、厚手のズボンを はいているわけだから、炎天下にいるとまさにサウナ状態です。それだけならま だしも、NINJA−ZX12Rはただでさえ発熱量が多く、冬場でもまたがっ ていると足腰は温かいのです。そんなバイクで夏に走ると、やっぱり暑い。エン ジン熱と太陽の熱で「暑い」を通り越して「熱い」になります。 心配なのが、バイクがオーバーヒートしないかということですが、以外にも調 子よく走っていると水温計は2/3くらいまでしか上がりませんでした。しかし、 走っていてそれなので、信号待ちなどで止まると水温計がレッドゾーンちょっと 手前まで上がってしまいます。 そんな中で、ちょっと遠出をしようとしました。京都から愛知まで日帰りで走 ってみようと朝9時ごろに家を出ました。しかし、京都東のインターで高速道路 に乗る前に渋滞に巻き込まれてしまいました。バイクなら横をすり抜けられるの ですが、前に大きなトラックが止まっていると抜けられません。後ろも横も車で ふさがれると身動きできず、渋滞の中で延々と待つしかありませんでした。 とにかく暑くて仕方がない状態でした。上から太陽、前後左右を車に囲まれて その熱気が押し寄せ、足元からは自分のバイクのエンジン熱をまともにくらって 一気に体力を失いました。しかも、その中で、バイクの方も水温計がレッドゾー ンに突入し、危険な状況になりました。仕方ないので、エンジンを切って渋滞の 中で進むのを待ちました。アイドリングストップバイクですね。少し進めば、エ ンジンをかけて、止まればエンジンを切るという方法でオーバーヒートは回避で きました。しかし、結局この渋滞で体力を失い、無念の帰還をしました。 NINJA―ZX12Rは、夏に乗るものじゃないかぁ・・・。と思いました。 高速には完璧ですが、渋滞にはかなり弱いバイクだと思いました。
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