2000年5月、忘れ物往復の旅!! ゴールデンウィークに入り、実家に帰ろうとしました。下宿から実家まではだ いたい55km程度で、途中に2ヶ所ほど慢性の渋滞区間があります。早ければ 1時間少々(かなり早いです。)ですが、だいたい1時間30分はかかります。 渋滞でも車の間を抜けられるのでバイクではそんなに気にはならないと思いきや、 歩道よりにべったりと寄っている車や大型車の横は抜けられない場合が多いので す。それ以外にも、歩行者が信号や横断歩道のない渋滞の道を平気でずかずかと 横切って行くので結構怖いです。でも、京都は大阪よりはましと聞きます。大阪 で車を乗りこなせればどこでも乗れると言われるくらいマナーと交通事情ともに 悪いらしいのです。 今回、実家へのお土産は2日前に見つけたおいしいお刺し身です。元気よく下 宿をバイクで飛び出しました。実家の直前に来てから、家族に持って帰って欲し い荷物があると言われていたのを思い出しました。急遽Uターン。取りに引き返 しました。下宿に戻り、さっさと荷物を詰め込んで再び帰途に着きました。 実家に帰って荷物の店開きをしました。あれ?あれれ??お土産のお刺し身が ない!!どうやら持って帰って来るのを忘れたようでした。生物なので、しかも 2日前のなので次に帰った時にというわけにもいかず、下宿に取りに戻りました。 今度は確実に持ったのを確認し、3度目の帰途に着きました。ちょっと渋滞に巻 き込まれたものの意外と早く実家に辿り着きました。 実家に帰ってふとキーホルダーを確かめました。あれ?あれれ??下宿の鍵が ない!!リュックの中のかばんにしっかりといつも入れているので落とす事はま ずありえない。・・・ということは、急いだあまりに下宿の鍵を掛けずに出てき たということになる。これは非常にまずい。兎に角急いで下宿に戻りました。案 の定、鍵は掛かっておらず、部屋の中の机の上に置いてありました。やれやれで した。とりあえず、コーヒーを入れておやつを食べて一休みしました。ちょっと 物足りなかったので、ラーメンを作って食べました。これが後々の失敗でした。 今度はちゃんと鍵を掛けて4度目の帰途に着きました。 実家に帰って何か引っかかるものが。実家で親が夕飯を作っていたのを見て、 あれ?あれれ??確かラーメン作った時、ポットの電源、ガスの栓、他ちゃんと していない気が!!だんだん記憶が甦り、エアコンも切っていない。急いで下宿 に戻りました。やっぱり私の記憶は正しかった。消灯、戸締まり他完璧にして5 度目の帰途に着きました。 ようやく実家に帰る事ができました。結局55kmの所を4往復半もしたこと になり約500kmも走った事に。これで連休の貴重な初日を使ってしまった。 さすがに計算して約500km走ったと知ると余計疲れがでました。 とどめは、持って帰ったお土産のお刺し身、パックを開けると臭いが変だった らしい。2日前に買った事もありますが、それはあまりにも悲しい結末でした。
2000年10月、紅茶を飲みに往復1000km 皇居の前のパレスホテルでお茶を飲むことになりました。 みんなは関東の人だったけれど、私は京都なので例のごとくバイクで現地へ直 行でした。今回はBMWR1100RS。 高速道路では非常に安定した走りで快適でした。途中、大津SAで同じBMW R1100RSに出会いました。赤のハーフカウル仕様。話によると走行距離は 3万kmほどで年に1万kmほどである。私は買って1年半近いが、まだまだ少 なく3000kmです。乗らなければと思いながらも、仕事の関係上なかなかそ の時間がとれないのが現実なのです。 東京に急ぐため別れを告げて先を急ぎました。小牧JCから中央高速に乗って 大津SAで燃料を補給し昼食をとっていると、ハーレー軍団が登場した。あの独 特のエンジン音と迫力はなかなかのものです。しぶくてかっこいい。バイクの王 者というのもまんざらではないと思う。一足先にSAを去り、巡航していると、 後方からきらきら光るバイクが現われ、次第に近づいてきました。先のハーレー 軍団です。青い回転灯ときらきら光るドレスアップ、止まっている時よりもはる かに素晴らしい。そして、追い越し際に手をふって、過ぎ去って行った。と思っ たら、私の前に入ってそのまま一緒に走ることになってしまった。明らかにこち らを意識しているようでした。ハーレーとBMW、どちらも周りの車からは一目 置かれていたようで、かなりの注目度を集めていました。ハーレー軍団の爆音と 青い回転灯、そしてBMWの紫の回転灯。ハーレーが豪華な王者であるならばB MWはスマートな女王でしょう。 中央高速から首都高に入り、一路パレスホテルに直行するも、待ち合わせ時間 は13:50。かなり時間を持余してしまい、そのまま首都高を回り続けて時間 をつぶしました。とりあえず、12周回り、途中、レインボーブリッジのPAで 昼食をとりました。ここでも同じBMWR1100RSに出会いました。クリー ム色のハーフカウル仕様。ライダーは不在でした。それにしても今回は同型車に 良く出会いました。同型車が多いのでは、幻の名車とは言えないか・・・。とり あえず、フルカウルで白ということで同じ物がないということにしてこじつけて おこうかな。 レインボーブリッジは夜にもう一度通ってみようと思いました。 その後、皇居の前のパレスホテルでのお茶会で優雅でエレガントな一時を過ご しました。このために走ってきたと思うと至福の一時ですね。 帰りはとりあえず首都高に入ってレインボーブリッジを2回通過し、その絶景 を楽しみました。しかし、残念ながら走行中に写真を撮ることはできないので残 ったものはありません。強いていえば、首都高の領収書かも。 そして、東名高速に入って帰りを急ぎました。ここで、とんでもないアクシデ ントに襲われてしまった。富士川を通過する前までは確実にあった5万円のハイ ウェイカードがない。気が付いたのは菊川を越えた辺り。カードを入れているケ ースごとなくなっているではないか。走行中にポケットから落ちたらしい。行き に買ったばかりだったので、まだ5万円近く残っていました。しばらく考えるが どうする事もできないので、とにかく交番に落し物の届け出をしました。浜松の インターで料金所の所に交番があったのでそこでお世話になりました。 しかし、高速道路の本線であれば、走行中に見つけてくれる人もないに等しい。 万一確認されても、それをわざわざ拾ってくれる人もいないだろう。さらに、そ こから落し物だと言って警察に届けてくれる人もいないだろう。天文学的な見つ かる可能性の中に期待をしないで出てくるのを待つことになりました。そして、 帰り道を急ぎました。帰りもしっかり5万円ハイウェイカードを買ったので、も うお金がない。安いものを買えばいいのだけれど、やはり割安なのでどうしても これを買ってしまう。 ちなみにハイカはのお得率は、 50000円で58000円分 30000円で32500円分 利用頻度がまあまああれば、ここは、無理してでも5万円を買ってしまうもの ですね。 その後、待てども待てども落としたハイウェイカードの発見の報せはない。
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