県指定無形民俗文化財
(平成16年3月31日指定)

2005年捨篠池の蓮花 2006年捨篠池の蓮花
2007年捨篠池の蓮花 2008年捨篠池の蓮花
2009年捨篠池の蓮花 2010年捨篠池の蓮花
蓮取り行事の映像(奈良県広報) 周辺地図
蓮取り行事の歴史

蓮取り行事チラシ
ときの流れをたどる−民話がいまに生きる
 毎年7月7日、吉野山金峯山寺の「蓮華会」は蔵王権現に蓮の花を供える法会で、これに献ぜられる蓮は、古い時代から大和高田市奥田の蓮池から摘み取られていました。奥田の人々によって、いまも年中行事の一つとして、大切におこなわれている蓮取り行事や、語り継がれている「一つ目蛙」の民話などがこのことを語っています
 10時から奥田の村人が、蓮取り舟に乗って蓮を切り取ります。午前11時30分ごろ、善教寺を出発して修験者の一行は、行者堂(福田寺)、刀良売の墓を詣で、蓮を捧げます。早苗が風に揺れる田んぼ道を、捨篠池畔の弁天神社(厳島神社)にもどり、護摩供養をした後、吉野にむかいます。
福田寺行者堂より「蓮華」を運ぶ修験者 刀良売の墓を詣でている修験者一行 
蓮池公園(捨篠池)周辺を練り歩く 大護摩供養 

       奥田周辺での行事日程(予定)  *時間は変更になる場合もございます。

7月7日  午前10時     奥田捨篠池(弁天池)にて  蓮取り行事
       午前11時30分  修験者が善教寺にて集合 〜 福田寺 〜 刀良売塚へ参拝
       正午         弁天神社にて護摩供養

*行事周辺には駐車場はございません。7月7日に臨時バスを運行していますのでご利用下さい。
*バスが大変混雑いたしますので、行事開始時間に間に合わない場合もございます。ご了承ください。

奥田「捨篠池の一つ目蛙」の民話伝承碑
      *2000年7月7日建立
 昔、役小角(行者)の母(刀良売)が、奥田の蓮池で病気を養っているとき、夏のある朝、池の中にまつってある神社に詣でると、白い蓮花が咲いていて、その葉には金色に光った蛙がいました。刀良売は、一本の篠萱を引き抜いて、何気なく蛙に投げつけたところ、それが蛙の目にあたって、目を損じてしまいました。さして、池の中に逃げた蛙は、もとの土色の蛙となって浮いてきました。そして五色の霧も消えてなくなり、一茎二花の蓮も、もとの蓮になってしまいました。それから、この池の蛙は、一つ目であるといわれています。また、この池の蓮は、一本の茎に二個の花をつけた蓮であったので、めでたいとの前兆ではないかとして、朝廷に献じられたこともあったそうです。この異変ののち、この池は捨篠の池と命じられたといいます。
 刀良売は、それから病気が重くなり、42歳で亡くなりました。母を亡くした小角は、心に誓って修験道をひらき、吉野山に入って蔵王権現をあがめ、蛙をまつって追善供養をしました。
 以来、毎年7月7日は、吉野の山伏が奥田の行者堂にやって来て、香華を献じ、蓮池の蓮(108本)を摘み、それを大峰山中の拝所に供える蓮華会がおこなわれます。また、この日、吉野の蔵王堂では、「蛙飛び」行事がおこなわれます。             「大和高田市史」より
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