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BACK TO THE PAST!

目覚めた所は・・・


投稿者名:核砂糖
投稿日時:06/ 7/28


夜もふけ、空には金色の三日月一つ。暗闇からは名も知れぬ虫達の声が辺りを満たし、ひやりと湿り気を含んだ夜風が、ゆらりゆらりと緩慢に、大気を揺らしていた。


そんな暗闇の中、小さな小屋から明かりが漏れて、破れた障子に二人の人影を映し出す。



「なぁ。あの女、どうなったのだ?」

「む?・・・ああ、あの女か。相変わらず寝たきりで、飯を食おうともしない。このままでは衰弱して死んでしまいそうだ。恐らく生きる事が苦痛になるほど、よほどのつらい事でもあったのだろう・・・と長老は言っていたぞ」

「そうか・・・。それにしても驚いたな。結界で守られている我が村に突然光と共に落ちてくるとは・・・天空人か?」

「ラピュタは実在するのかもしれんな・・・」




・・・・。




「それはそうと・・・いい女だと思わんか?」

「確かに。あのチチとフトモモは女子が不足している我が村の男集には、ちと刺激が強すぎるほどだな」





うへへへへ・・・・。






「・・・だがお主、夜這いなどかけようなどとは思うなよ?」

「むっ!・・・それがし、そこまで飢えてははおらんわっ!

それに知らんのか?あの女に夜這いをかけに行った哀れな男の末路を・・・」

「かけた奴が居るのか・・・・。で、どうなったのだ?わしの予想では女集にタコ殴りにされたと思うのだが」

「それがな、意外にもあの野郎は上手く例の女の寝室まで忍び込んだそうなのだ」

「なにっ!?・・・・何ということだ。羨ましいぞォォォォ・・・!!!」

「話を最後まで聞け。良かったのはワクワクする心を抑えつつ、あの女の布団に手をかけるまでだったのさ」

「・・・?結局どうなったのだ」

「それがどんなに問い詰めても全てをはこうとはしない。
辛うじて聞き出せたのは『もう少しで切り落とされそうになった』だけだった」

「切り落とされるって・・・何を?」

「そりゃ・・・ナニであろう?」



・・・。



ぞくりと寒気を感じて、二人の人狼は股間を抑えつつ、尻尾をまたの間に折り込んだ。


「「くわばらくわばら」」





・・・。





「しかし妙な話だと思わんか?」

「何がだ?」

「如何にアホだったとはいえ、忍び込んだのは人狼だぞ?それを撃退するとはあの女、


・・・只者ではない」

















目を覚ますと、どうやら座敷の上に敷かれた布団に寝かされているらしい。目の前には知らない天井があった。

古びた木造の質素なモノで、かつて妻と暮らした家を思い出した。

その残酷な光景をしばらく見つめているとふすまの開くような音がした。


「おや、目を覚まされましたか?」


と声がして白髪の混じった老女の顔が目に入った。


「あなたは丁度昨日の今ごろ、突然虚空よりこの村に舞い降りてきたのです」

それ以来ずっと寝ていたのだそうだ。

「ずっと何も食べていないでしょう。おなかが空いては居ませんかの?」

老女が言う。

恐らく自分の身体は食料を欲しているだろう。
しかし、今の自分には、とても何かを食べる気にはなれなかった。

己の人生に、価値を見出せなくなった者が、どうして飯など食いたくなろう?


「いらない」

横島はそう呟くと、布団をかぶった。

「そうですか」

詮索されると思ったが、老女は素直にそう言って部屋を出て行った。





その後姿を見た横島は、一瞬目を見開く。

(尻尾!?サイヤ人・・・じゃなくて人狼!?ここは・・・人狼の村なのか!)

フラッシュバックする妻の笑顔、泣き顔、怒った顔・・・

が、すぐに冷める。


(・・・目を覚ませ。お前の知っているシロはここには居ない)

それどころか

(今の身体はかなり不安定だ・・・何時まで維持できるか・・・)

かつての戦いの最後の手段として、魔人ヨコシマが自らの霊体をまびいて作り出したダミー。それが自分だ。

(そうとも。俺は・・・俺ですらないんだ)





自分の人生が作られた物だと知り、知り合いは全て居なくなり、その上寿命まで後少しときたもんだ。


(・・・・・やってられるかよ)



全てが嫌になった。












(ほっといても自然崩壊して消滅するんだ・・・。このまま、その時を待とう)






あらゆるものを拒絶するが如く、横島は目を閉じた。













二日目。


障子の明るさに目を覚ます。昼頃だと思う。

どうやっているのかは知らないが、それを察知したらしい人狼の老婆がふすまを空けて声をかけてきた。

「何か欲しい物はおありですかの?」

「・・・いいや。それより俺の服は?」

今の俺の服装は浴衣のような和服だった。きっとこの老婆あたりが着替えさせてくれたのだろう。

この服はわりと着心地が良かったが、パピリオにもらったあの黒マントやルシオラのバイザーのうが着慣れているし、思い入れがある。
かと言って四六時中着ていたいと言うわけでもないが(一時期はそうせざるを得なかったが)あの服が手元にないと何だか落ち着かない。


「ああ、あの黒い服ですか。それなら勝手ながら繕ってそこの引き出しに仕舞ってあります」
老婆はそう言って俺の側の小さなたんすを指差した。

「そうか」

俺はそう答えると目を閉じる。


しばらく間があって、ふすまが閉じる音がした。






三日目。


流石にこれだけ寝転んでいると身体が痛い。

かと言って歩きだすほどの気力が有る訳でもなく、ただ天井を見つめる。

ただ、流石に布団の中に粗相するのは避けたいのでトイレには行っている。
場所は老婆が教えてくれた。

しかし相変わらず何か食べる気はしない。






四日目。


夜遅く、何者かが忍び込んできた。

何だ?誰かが殺しに来てくれたのか?などと思っていると、なにやら息が荒い。
尻尾はパタパタ。期待に溢れている。

は?夜這い?しかもモーホーな趣味をお持ちで?

とここまで考えて、ああ、俺今女性体なのか。と今更思い出す。
元祖横島がダミー(つまり俺だ)を作る際切り離した霊体は、殆どがルシオラやパピリオで構成されていた。それならば分身はやがて女性型に落ち着くのは当たり前。


・・・しかし何だこのチチのでかさは。なんだかルシオラやパピリオの執念を感じる。



とか何とか冷静に分析しているうちに、侵入者は俺の布団に手をかけてきた。

生憎だがいくら生きる気力が無くなっても誰かに身体をもてあそばれる気は毛頭無い。


げへげへと不愉快な笑いを浮かべるそいつの顎に蹴りを入れひっくり返すと股の間、股間すれすれの所にハンドオブグローリーを突き立てる。

「今度やってみろ・・・切り落とすぞ?」

そう言って脅してやったら侵入者は泣きそうな顔になって逃げ出した。


そして数人の女達に取り囲まれ、タコ殴りにされている光景が、侵入者の閉め忘れた障子の隙間から見て取れた。





そう言えばこの身体になっても霊力は使えるようだ。咄嗟に魔力は隠すという芸当も出来た。

しかし力の絶対量は落ちている。全力で身体を酷使すればかなりの力が出せそうだが命がけだろうな。

ためしに文珠も出してみる。





・・・・くっ、できた。



だが今のでだいぶ霊力を食われたな・・・。

好きなだけ文珠を生成できたあの頃が懐かしい。





俺は文珠生成の疲れで目を閉じると、そのまま寝入った。




五日目。



「昨晩は良く眠れましたか?」



俺の布団の横に座る老女が、いけしゃあしゃあと言う。

この物腰、気配からして、このバァさん、昨日の侵入者に気付かないはずが無い。
わざと俺にあの野郎をけしかけやがったのだ。

「さぁな」

俺はしてやられた気がしてぶっきらぼうにそう答えた。




俺は生きる気なんか無かった。

何も感じず、何もせずに消滅を待ちたかった。

それなのに俺は昨日自分の身を守る為、力を振るった。


つまり俺は・・・まだ生きようとしている。


それを分からせてやったのさ、と言う目線が、バァさんの柔らかな目から放たれていた。




だが、それでも俺はもう・・・




六日目。


何だか周りが騒がしい。

絶えずパタパタと誰かが駆けずり回る足音が聞こえ、俺の居る建物は騒々しかった。


何時もは俺が目を覚ますたびにナゾの感覚でそれを察知し、顔を出すバァさんの顔も見えない。






・・・・・だからと言って別にどうと言う事も無いが。






「すみませぬ。ちと病人が運び込まれての」

騒がしさが続く中、やや疲れた様子のバァさんが顔を出した。

「ここは村の診療所のような所なのです」

なるほど。だから俺も寝かされているのか。

それはともかく
「・・・病人を診てなくていいのか?」
と問うた俺の声は、流石に飲まず喰わずがこたえたか、かれていた。

「いえ、たった今病人の父親が薬を取りに行った所です。あやつが帰ってくるまでもたせれば、きっと良くなりますゆえ」

バァさんは答えた。

「そうか」
と俺。再び興味を失い目を閉じる。





いや、待て・・・。


「あの子は、母親も同じ病でなくしていましてね」


人狼?


「しかし今は山奥に住む天狗殿の手により特効薬が作られたとか」


父親?


「それが手に入ればすぐにでも良くなるそうで」


天狗?


「しかし手に入れるには天狗殿の勝負に勝たねばならんのです。
まぁあの父親なら必ずやってくれるでしょう」


薬?


「とてもいい子なんですよ」


まさか・・・


「シロは」











俺は布団を跳ね除けた。









苦しい苦しい苦しい・・・・息が続かない・・・・体が熱い・・・・ダルイ・・・・・。

誰か、助けて・・・・。


病に冒されていたシロは、そればかりを考えていた。


長い間診ていてくれた父も、何処かに行ってしまった・・・・。代わりにやってきた村の姉さん達もよく診てくれているが・・・・やはり、楽にはならない。




――――死。




一瞬、その言葉が脳裏をかすめた。

そんな時だった。





きぃぃぃん!!!





突如彼女に降り注いだヒカリ。
瞬く間に病に冒された体を包み込む暖かさ・・・。


(これは・・・一体?)


意識を失う瞬間に目を開いて見たのは覚えていないはずの・・・

(母上・・・・)



彼女は柔らかな暖かさの中に沈んでいった。








「フゥーー・・・」

よろよろの身体からひねり出した『全』『快』の文珠が光を放ち、幼いシロの呼吸が落ち着くのを見届けると、俺は安堵のあまり長いため息をついた。

先ほどまでシロの看病をしていた人狼の娘達が目を丸くしている。

「す、すごい・・・。私たちのヒーリングが全く効かなかったのに」

「突然飛び込んできたと思ったら病を一瞬で・・・」

「今の術は一体・・・?」

ん?ゴザル口調じゃない・・・。と言う事はシロ、あの口調はお前独自のクセだったのか?

軽いカルチャーショックを受けていると、俺の後からあのバァさんが現われた。

「ほほほ。珍しい術をお持ちで」

思ったとおりというか。文珠を見ても全く動じていない。

「自らの生すら持て余していたあなたが、他人の生まで気にするとは・・・。そろそろ、立ち直れて来ましたかな?」

「・・・いいや。何もせずに寝かせてもらっている礼をしただけだ。

丁度、出て行こうと思っていた所だ。長居させてもらったな。」
俺は顔を背けるとそう言ってその場を立ち去ろうとした。





何故なら、このバァさんと居ると、この村にいると、自分の意志が変わってしまいそうで・・・





「・・・しかし困りましたな。これではこの子の父親が無駄骨を追ってしまうことになりますのぅ」


・・・。


「確か天狗殿といえばかなりの腕と聞きます。下手をすると怪我ではすまない、かも・・・」



確かシロは犬飼ポチの事件のとき、父親が目を失っていなければ死なずにすんでいたかもとか漏らしていたな・・・。

クソ・・・。このババァ、好きになれん。













キュインッ!

キィン!

まだ日が出ているというのに薄暗い森の中で、二本の刃が激しくぶつかり合って火花を散らし、その瞬間だけ断片的にパッパッと周りを明るく照らしている。

その刃の主たる者達が、自らの限界に達するかのような極限の戦いを続けているのだ。

「やるな、人狼の男よ!!これほどまでの強き者と戦ったのは久しぶりだ!」
「くっ!・・・こんな事をしている場合ではないというのに!!」
かかかと笑う天狗の剣を受け流し、何百回目にもなる斬撃を繰り出す人狼・・・つまりシロの父、犬塚ギンは、次第に大きくなる焦りと戦っていた。

「(腕はほぼ互角・・・しかしいつまでも戦っている時間がない・・・。こうしている間にもシロが!!
こうなればもはや捨て身の覚悟で・・・)

うおおおおおっ!!!!」

「む・・・防御を捨てて・・・・面白い!!」


ギンは、自らの危険をかえりみず、この一撃に全ての想いを込めて天狗に向かって最後の肉薄を試みた。










「その勝負、ちょっとまった」

「「うおっ!?」」

しかし突如現れた人物に間を分けられ、二人はその場を飛びのいた。

「貴様ァ・・・・男と男の勝負の邪魔をするなぁぁ!!」
そしてギンがまだ状況を理解しないうちに、天狗は謎の乱入者に斬りかかる。
だが、乱入者はその攻撃を霊波刀で無造作に受け止めた。



「・・・迷惑なんだよ」
そして逆襲の連撃。

がががががががががっ!

「何ッ!?」
想像以上の反撃を受け、何とかそれらをさばく天狗。しかしその手から剣が落ちるのも時間の問題だ。
「なんという動き・・・しかも、女ぁ!?」
黒いロングヘアーを振り乱し、今まで見たこともないようなスピードで凶刃を振るうのが、なんと女性である事に、ギンの方も驚きの声を上げた。


ガッキーン!!


遂に天狗の手から刀が弾き飛ばされた。
刀は、くるくると回転して宙を舞い天狗の背後に突き刺さる。
ギンは「マジっすか!?」と言う顔をして唖然としながらその光景を見ることしか出来なかった。
動きの一つ一つがまるで名刀のように洗練されていて、流れるような黒髪は絹のように滑らかで、そして何より
「う、美しい・・・」
ギンは、この女に完全に目を奪われていた。



「・・・・・まいった。ワシの負けじゃ」
天狗はピタリと咽元に霊波刀を突きつけられ、絶望的な声で自らの敗北を認めた。


――――人間の、それも女に負けた・・・・ワシの修行って一体・・・・。


ずーんと重たい哀愁を背負い、呆然とお空を眺め始めた天狗を一瞥し、乱入者は未だに驚きの抜け切らないギンに向かって口を開いた。 
「犬塚シロの父親だな?シロの事ならもう心配するな。俺が治療を施した。もうすぐ目覚めるだろう。
それを伝えに来た」

それだけ言うと横島は村の方向へと歩き始めた。

「ま、待ってくれ」
ギンはその後を追おうとしたが、ふと、ぼーっと地面を観察し始めた天狗に気を取られた。あまりに気の毒なので声をかけてやる。

「・・・・・・と言うわけでどうやら薬はいらない事になったようだ。すまんな。」
「・・・放っておいてくれ!!!」
天狗はやけっぱちに言った。







シロの父親を助けた俺は、すぐさま村に帰るとあのバァさんに会わないようにしつつ、ここを去る事にした。幸い荷物はこの黒い服とバイザーぐらいだ。
今来ている浴衣は手間賃代わりに頂く事にした。


・・・別に逃げているわけじゃない。

只、俺の気持ちなんか分からないくせに、俺の心を変えようとされるのが嫌だったのだ。


このままではせっかくのシリアスな雰囲気も台無し。

なので俺はとっととオサラバして、どこか静かな場所で最後の時を迎えようとしていたのだ。

しかし



「・・・・チィ。出口は何処だ?」


人狼の村が外界と切り離されているのを忘れていた。
うっそうと生い茂る森の中、俺はちょっと途方にくれた。

文珠さえあれば何とかなるかもしれないが、生憎作れそうなコンディションじゃない。
最後の文珠はさっき使ってしまった。


しかも急がないとあいつらが絶対に来る。

何せ奴らは・・・



「おーーーい!待って下されーーー!」



・・・人狼だ。鼻が効く彼らにとって、今の俺を探すのはたやすかろう。

うんざりした顔で振り向くと、シロの父親が猛スピードで翔けて来るのが見て取れた。
その後ろを、幼いシロが転がるようにして走りながら付いてきている。

シロ、もう目を覚ましたか・・・。


近くまできた親子は、感謝の言葉も無いと言った感じで
「探しました。まだ御礼も言っていないのに行ってしまうとは。
拙者、犬塚ギンと申します。そしてこいつが娘のシロです。
ほら、シロ。御礼を言いなさい」

「せ、拙者の命を救っていただき、ありがとうございまする」

「元気になったようだな。それは良かった」
俺はそう言うと踵を返した。
ここでこいつらに流されてしまっては、もはや決意が揺るいでしまいそうだったからだ。

「待って下され!せめて、せめて礼をかねて我が家に泊まっていってくれはしませぬか。
娘も私も恩を返せないのはあまりにも・・・」
あくまでも懇願してくるシロの父親だが、

「悪いが、ここには長く居座りすぎた。残念だがお前達の申し入れは受けられない」
俺はそう言って歩を進めた。

「そんな・・・。
せめて一晩・・・」
なおも譲らないシロの父。

しつけぇな・・・

「おい・・・いい加減に・・・」
文句を言ってやろうとして振り返った俺。

その目に映ったのは





「おい・・・・」





捨てられた子犬のような、と言う言葉が、恐ろしいほど似合うシロの瞳だった。





「そんな目で・・・・」





しかもそれは今やあの世でも会えないはずの妻が
見せていたあの瞳に良く似ていた。





「俺を見るんじゃない・・・」




・・・それが限界だった。 
それ以上は見ていられなかった

そこで俺は踵を反そうとし・・・



「あ・・・・・」



そんな儚げな、すがりつくような、幼少のシロの声に、



敗北した。












「・・・・ちっ。一晩だけだぞ。


・・・・世話になる」




その直後の犬塚親子のはしゃぎようと言ったら・・・・やかましい事この上なかった。







如何に相手が妻と元が同じ存在だからと言って、今の俺とは全く面識が無い。それどころか、その事実が俺の胸をえぐる。

それなのに、何で俺はわざわざ自分の決意が揺らぐような決断を下してしまったのだろうか。
・・・もしかしたら。この幼少のシロが、俺の知っているシロのように、俺に再び光を取り戻してくれる。という幻想を、抱いていたのかもしれない。


ふとそんな考えが脳裏に浮かび。

それを振り払う。








自ら破滅を望むものが、どうして再生を望もうか?


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