主 催

いこま国際音楽祭実行委員会・生駒市・生駒市教育委員会










































Lコード:58321

徳山 美奈子

TOKUYAMA MINAKO


作曲家 ピアニスト


プロフィール

 大阪生まれ。東京芸術大学、ベルリン芸術大学卒業。作曲を故・尹伊桑〈イサン・ユン〉、故・池内友次郎、故・矢代秋雄、野田暉行に師事。84年に日本現代音楽協会第1回新人賞入選。1990年、札幌・環太平洋音楽祭での「第1回太平洋作曲家会議」の日本代表。同年、イタリア・ブッキ国際作曲コンクールディプロム入選。1991年、1992年「シアトルの春・現代音楽祭」招待作曲家。1992年、笙とハープのための音楽「ファンタジア」で第5回福井ハープ音楽賞優秀作曲賞を受賞。1995年同フェスティバル作曲コンクール審査員を務める。
 1997年10月大阪センチュリー交響楽団による、なみはや国体記念委嘱作品を初演し、同年、1997年度ウイーン国際作曲コンクールで第1位になる。受賞作のバレエのための室内オーケストラ曲「メメント・モリ」が1997年11月、ウイーン・モデルン音楽祭でウイーン国立歌劇場バレエ団によって振り付け舞台初演される。
 2003年から日本音楽コンクール作曲部門の審査員を務める。
  2006年第6回浜松国際ピアノコンクール第二次予選課題曲作曲家。委嘱作品の奈良をイメージした「ムジカ・ナラ」は、多くの内外のピアニストに愛され、再演を重ねている。



メッセージ

  現代音楽は難解だ、分からないと敬遠されて久しい今、私は先ず身体から感じる音楽が必要と考えます。「心は身体に即して考える(メルロー・ポンティ)」2012年の現在の日本だからこそ問いかけられる音楽、そして生駒山麓太鼓とドイツの一流の音楽家達と生駒の子供達が集う幸運から発信できる音楽を、聴いて下さる方々と共に感じあえる音楽を作曲したいと思います。

 さて、私の新曲の題名が決まりました。それは『果てしない問いかけ』。子どもが大人に、先生に、学校に問いかける。ある少年の日記をもとに、生駒の小学生70人の声と動き、生駒山麓太鼓とドイツの音楽家たちによる新しい音楽を、身体で味わう貴重な機会です。

「生きてるって何だろう?生きてるってどういうことか?」から詩は始まります。私の考えを主張するのではなく、そこにある空間や光に語らせたい、それは「果てしない問いかけ」と言った、私の好きなフランスの哲学者、メルロー・ポンティの言葉からの影響があります。東日本大震災から2回目の秋を迎え、私は陸前高田の高田松原にかつてあった69999本の松、今は見えないこれらの木々、そして今は見えない方達の姿を、この音楽を聴く人達の中に見て、感じて頂きたいのです。そこにはこれからも果てしなく続く問いかけが子供達の動きや声、音楽と共に語られ、完結形ではない共感が得られる事を願っています。