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モーニング娘。 『女子かしまし物語』 2004. 07. 22 Release!! |
加護と辻が脱退してしてしまったら、もうメンバーの誰も名前が分からないんですけど、、、。
今回で正式に卒業らしいですね。 うわぁ。
最近のつんくはネタ切れ感があると思うのですが、この曲もタイトルだけ
「あっ、何かおもしろそー!」
と思いきや、今まで通りのモーニング娘。(これ以外の形容が見つかりません)で、マンネリ気味なのは否めないんじゃね?
個々にメンバーが紹介されていく展開なんですけど、何分ほとんど誰も知らないので、次々と表れるセリフや歌が果たしてジャケのどの人によるものなのか確認するのは非常に困難、、、。 それ以前にそれらが入れ替わるのが目まぐるし過ぎて、そろそろ隠居を頭の中に浮かべ出した若者としては、全体を把握できないままレンタルの期限が終了してしまいました。 パンチラパンパン。 チーン。
けど、かんなりキャッチーで元気のいい曲ではあり、
「やっぱ、モー娘。ってこういうのでしょ!」
と、大人数で行くカラオケとかには非常に向いてるんじゃないでしょーか。 でも、この路線は世間的にバシバシと飽きられてる気もして、ハロプロを背負う立場としては、もうちょっと頑張って頂きたいものです。
ここらで一発大きな変化を起こしていかないと、その内、ハロプロ大恐慌が勃発する予感がして、今後の動向が気になります。
そして、その危機を救うべく、是非元ココナッツ娘。のダニエルを再起用して頂きたいものです。
しかし、んなことは置いといて、加護がどんどん大山のぶ代に似ていってるのは、もっと気になります。
チャララララーン♪
「ダイエットマシーン!」
なんて風にラクラク痩せられるヒミツ道具を出してくれるドラえもんが開発される前に、自身がドラえもんになってしまっては不味いと思うよ!加護ちゃん!
「頑張ってダイエットしよーぜぃ。」
そんな言葉で自分にも戒めをかけて、何となく8.2万枚。
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安室奈美恵 『ALL FOR YOU』 2004. 07. 22 Release!! |
「本格的にR&Bっぽくなったなー。」
と、ちゃんと聴いてないのに、おぼろげに感じていたアムロちゃんの新曲は、
「あっ、昔とあんまり変わってない!」
「I HAVE NEVER SEEN」でアムロ史が止まっている(どんだけ昔やねん、、、)自分にとっては、意表をつかれたかも。
確かにR&Bっぽい要素は盛り込まれている曲ですが、コード進行やサビの分かりやすい盛り上がりなどは、完璧に歌謡曲としてのR&B。 っていうか、歌謡曲の典型的なバラードをR&B風味にしたって感じかなぁ? 一昔前によく耳にしたような和製R&Bのかおりがいたします。
最近、ちっと背伸びをしてAIを聴いてみたりしたんですが、
「これってもう洋楽のR&Bと変わらないんじゃ?」
そんな日本のR&Bの”和製感”からの見事な脱出に、「わぁ。」と驚いたので、(こんなこと言っちゃう割に、R&Bについて全く無知なんで、傍若無人過ぎですが、、、。)
「きっと、アムロちゃんもそういう音になっていってるんだろう!」
と勝手に考えていた身としては、この曲にはとりたたて新鮮なものは感じられませんでした。 いや、新鮮じゃないというより、何か「こういうのあったなぁ。」って懐かしい気がしました。
でも、かといって”つまんない曲”かと言えば、これがなかなかよく出来てます。 カップリングは表題曲よりもうちょい”和製”から一歩踏み出した鳴りのR&Bなダンスナンバー(死語連発!)ですが、こっちもやっぱり何処かしっかり”和製感”が漂ってます。
だぶさんのサイトの前アルバムのレビューなどを読むに、近頃のアムロちゃんは日本のR&Bの”和製感”からの脱出を図った曲を多く歌っているんだろーと憶測をしていたので、この意外性は逆に潔く、
「ベテランのなせる業なのかもー。」
と、 日本のこういう音楽の自然な飛躍が目覚ましい中、敢えてベタベタとも言える既存感のある王道バラードを歌って様になるのは、
「スゴイなぁ。」
と思いました。 ということで、枚数も無難なラインを見積もって、7.6万枚。 (自分の無難なラインほど当てにならないものはない、、、。)
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LITTLE 『I SING, I SAY』 2004. 07. 21 Release!! |
わーい! りっくん! りっくん!
KICK THE CAN CREWがいつの間にか活動休止しちゃって、メンバー個々のソロ活動第2弾はLITTLEことりっくんでした。
わーい! りっくん! りっくん!
つい先日まで、LITTLEが”りっくん”ってあだ名で呼ばれているのにはナゼか納得できなかったのですが、この曲を聴いて、
「そうだ!キミはりっくんだYO!」
と、思わされました。
というのも、RIP SLYMEのFUMIYAによる「I SING, I SAY」は、怪しげなシタールのイントロで幕を開けたと思ったら、途端にファミコン・ゲームボーイちっくなチープな電子音が飛び出す
「めちゃくちゃカワイイ!」
ヒップポップで、こりゃあもう、ヒップホップと言う枠を超えて、
「幼児用番組で使用されてもいいんじゃない?」
という、聴き手を限定しないさりげない自由さと無邪気さを感じたからです。
さらに、絶妙に挿入されるこれまたカワユイ子供の掛け声や女性コーラスも、「ウキウキ!」・「ワクワク!」・「キャッキャッ!」といった擬態語感覚3点を100点満点で満たしていて、先生もハナマルをつけたくなること必死です。
そして、FUMIYAがキックを意識したのかは不明ですが、普段のリップのトラックで見せる音をそぎ落としビートを強調した造りよりは、キックの特徴であったとも言える、ある1つの旋律をループさせた造りを前面に押し出していて、LITTLEのラップが乗ることに違和感をほとんど感じさせない。 というか、キック好きな人にとって、
「こういうのが聴きたいの。」
というポイントも上手くカバーしている気がします。 抜け目なし。
ともかく、このカワユイトラックに乗った、ひたすらラブラブでカワユイ恋の模様を描いたライムで、LITLLEは”りっくん”たる存在になれたと思うのです。 だって、30近い男性に”りっくん”だなんて呼び名は普通付けられんでしょ? それを可能にしたのが、この剛速球ストレートに音もラップもカワイい曲だと思うのです。
んで、粘着質でいて軽快に韻を踏んでいく、この人のライミングは、個人的には好きです。
キックの時は、トラックが好きではなかったので、ほとんど聴かなかったのですが、今回はそんな自分にとってもバッチリでした。
カップリングのLoop Junksionとのコラボは、表題曲とは一転して大人な質感ですが、これも良い!
まぁ、韻シスト好きなので、こういうジャズっぽい生音ヒップホップは、元々好きなんで、気に入るのは当たり前といえばそうなんですが、、カップリングにしとくのは勿体ないくらいに、きっちりとした演奏力に裏付けられた的確な構成と、夜の空気感漂う雰囲気がかっけーのです! Loop
Junksionはこないだ解散しちゃったので、そういう意味でこの曲は貴重でもあるかも。
あと、3曲目も違うタイプの曲を持ってきて、バラエティに富んでいるのも、シングルとして充実。
そんなこんなで、HALCALIよりは売れてほしいYO! ミスターコンパクト。 ということで、2.2万枚。