宇多田ヒカル  『誰かの願いが叶うころ』
予想:58万枚
実際:310,480枚 = 31万枚
あのー、外れすぎですよー。
またダブルスコアですよー。
何だか2倍の予想をしてしまうのが当たり前になってきたような。
でも、宇多田ヒカルなのになんでこんなに売れないの!
前のシングル「COLORS」は90万枚以上売れてるんすよ!
50万枚は堅いと思ったんですけどねぇ、、、。

Ilmari × Salyu  『VALON』
予想:2万枚
実際:26,004枚 = 2.6万枚
おっ、めずらしく何となく当たってもいるようにも思える結果に。
やっぱり好きな曲だと、予想もいい線にいくんだよ!
(その割に今まで好きな曲を外しまくったが、、、。あてにならん。)
と、思ったよりも売れて、個人的にはご満悦です。
まぁ、希望枚数の30万枚は無理でしたけど。 でも、健闘!
Salyuのソロデビューシングルも楽しみ。

Dreams Come True  『マスカラまつげ』
予想:8万枚
実際:41,346枚 = 4.1万枚
あれれ? ドリカム、どーしたの?
この予想枚数でも少ないと思ったんだけど、実際はその半分。
「2倍の予想家です。」
と宣言したい気分でいっぱいです。
アタラネーヨ、、、。CDシングルウレネーヨ、、、。



w-inds.
『キレイだ』
2004. 06. 02 Release!!

はい、前にFLAMEを取り上げたけど、今度はw-inds.! やりました! ウインズです! もうそれだけで充分やん! 誰も俺の感想なんて聞きたくないでしょ!
そんな前置きはさて置き、今回のw-inds.はかなり挑戦的な作品を仕掛けてきました。 作詞作曲は何とスキマスイッチ!
w-inds.とスキマスイッチがコラボレート(ってか、スキマスイッチがw-inds.の作詞作曲を)するなんて! 最初、知った時はかなり驚きました。
以前、SPANOVAがケミストリーの作詞作曲を担当するなんてことがあったけど、それは一瞬意外に感じても「あぁ、全然ありそうだよな。」と思わせるものでした。 ナゼなら、SPANOVAは非常に凝った現代音楽的ちっくでもある音響が魅力であると同時に、元々は兄弟2人のSOUL(今で言えば和製R&B)寄りの歌をその音響空間の中で存分に披露していたから。 つまり、そんなSPANOVAが現在の和製R&Bの売れっ子代表のケミストリーとコラボするのは、驚きではあるけど音楽的な共通項という点で全く予想のつかない融合ではなかったわけです。
でも、このw-inds.とスキマスイッチの融合はびっくり。 だって、これまでの両者が出してきた音に音楽的な繋がりがほとんど感じられないんだもんさ。
しかし、そこはw-inds.のプロデュースチーム(とかいるんすかね?)のそつなさ。 曲は確かにスキマスイッチの癖や面影を感じさせるものだけど、思い切り「SUPER LOVER」直系のベタベタで軽くお手軽な打ち込みのアイドルちっくなアレンジによって、ぐぐっとw-inds.に沿った曲に仕上がってます。 さらに、歌詞もw-inds.向けにしたのか、ちょっとカワイイ感じ。 というか若干初々しい感じになっとります。 雰囲気としては、昔V6が玉木浩二の作詞曲を歌ったそれに近いものを感じたり。 ともかく、アイドルが一般人からしたら意外なアーティストとコラボした作品としては、とても安定感があり、結果アイドル側のイメージを壊さないという意味で成功作になっていると思います。
あー、こうやって徐々にw-inds.も歳相応のモノを歌うようにシフトチェンジしてくんですかねぇ? まぁ、確かに二十歳も何歳か超えた頃には”SUPER LOVER〜♪”とか歌ってられないよなぁ、、、。
ただ、その安定感ゆえに「どーゆー音になってるんだろー?」と言った実験感や冒険精神はほとんどないように感じます。 なので、違和感なくスーっと聴けてそこそこキャッチーではあるんだけど、強烈な印象はない気もする、、、。 個人的にはZAZEN BOYSの向井がhalをプロディースした時、林檎がともさかりえをプロディースした時並の、コテコテにスキマスイッチがw-inds.の色を塗り替えたのをどっか期待してたんだけど。
とは言え、いきなり変わりすぎちゃっても何だし、このくらいが妥当で絶妙なラインなのかもしれないですなぁ。
あと、w-inds.のメインヴォーカルの子は歌がしっかりしてんね。 「上手い!」と唸らせる風ではないけど、さらっと滑らかな感触があり適度に荒い勢いもある歌声は、数あるアイドルグループの中ではかなり上位ではないでしょうか。
いつもはラップ(みたいなの)が入ってた気がするんだけど、今回は無理にラップを入れなかったのも良い傾向。 はっきり言ってアイドルグループのラップって大概やらされてる感満点で無理矢理入れたようなもんが多いので。
と言うことで、「w-inds.はやっぱジャニーズ以外の男性アイドルの中では一番かも。」と思ったりしたので、7.5万枚。


中島美嘉
『火の鳥』
2004. 06. 02 Release!!

さぁ、一番楽しみにしてました、美嘉姉さん(と思ったら、年下だったのね、、、・涙)。
じっくりと聴き込んだことはないんだけど、実はアルバム「LOVE」はちゃっかり聴いてたので、
「ワクワクドキドキ! 新曲はどんなのだろ?」
と思って再生ボタンスイッチオン!
でしたが、ちょっと肩透かしを喰らいました。
「パンチないです、姉さん、、、。」
どうやら自分はこの人の曲の中では「Love Addict」とか「SEVEN」とか比較的アップテンポな曲が好きっぽいので、直球ど真ん中でスローテンポな今作はそんなに興味が沸かないのは当たり前かもしれんのですが。
あっ、でもオリジナルラブのカバーの「接吻」は好き好き。
「火の鳥」の主題歌だっていうから、かなり期待してたんですけど! パンチが弱いんですけど!
と思って数回聴いてたら、何だかじわじわはまってしまいました。 あらら、、、。
中島美嘉は別に技術という面での歌唱がとりわけて優れているわけでもないの思うのですが、高音部が何かキツそうに聴こえる一見不安定な綱渡りみたいな何ともいえない特徴のある歌は、雰囲気や空気感という面での歌唱にはとても優れている気がします。 この曲も多分違う人が歌ったら、何てことないありきたりなもんなんだろうけど、この人が歌うとナゼかじわじわ馴染んで浸透してくる。
うーん、これは良いかも!
富田ラボこと富田恵一氏(キリンジとか畠山美由紀さんのプロデュースもしてる)の歌謡曲とAORの巧妙な混ぜ具合のアレンジもさりげなく見事で、気付けば、もう10回以上聴いちゃってる、自分がいたり。 ひぃ。
そんな曲は、イントロの80年代ちっくなシンセ音から、ストリングス多用しまくりの、丁寧な作りのしっとりとしたバラード。 「火の鳥」というタイトルとコンセプト(もあるの?)の割には、上昇していく盛り上がりが足りなく、どこか平坦なまま終わっちゃってるようにも聴こえますが、実はあちこちに美味い仕掛けがこっそり配置してある気がする。 王道のバラードであるのにプラスして、癖になる隠し味がちらほら。
うーん、これは良いよ、多分!
そして、王道だけにこれはなかなかにロングセラーするんじゃないでしょうか? 全く予想が当たらない自分が売れ行きについて推測してみても、全然説得力がないんだけど・涙。
じわじわとした聴き心地と共に、じわじわと売れると勝手に予想して、6.4万枚。


玉木宏
『Seasons』
2004. 06. 02 Release!!

玉木宏、いつの間にかシンガーデビュー!
なんて言っても、玉木宏の存在は知っていても、メディアに出ているのはほどんど見たことがなく、顔もよく知りませんでした、、、。 今回ちゃーんとチェックしてみたら、なるほどキレイな顔立ちされてますね。 成宮くん系というか(などと言ったら怒られるのか?成宮ファンからも玉木ファンからも。)、「そりゃー、人気でるよー。」という美形な男前さんでした。
けどね、カッコいいから歌ってもカッコいいわけでは当たり前な話、ないわけで、、、。 なーんかすっごい中途半端な気がする、この曲。 今まで何回繰り返されたか分からんデジャブ級によくありそうな曲調・メロディ・ありきたりな歌詞は無難といえば無難だけど。
「インパクトなさすぎ!」
そこに乗る歌は、福山雅治を下手くそにしたような中途半端さ、、、。
いやいや、俳優やアイドルの人が歌う時って、もちろん”上手さ”は判断の基準にならないと思うんです。 そりゃあ、上手いに越したことはないんだろけども。
でも、下手くそでも全然成立しちゃう! というか、むしろ下手でいいというか。 味があればいいんです、きっと。 「なんじゃこれ?」って歌でも、その人が歌うことに必然性が感じられたり、上手い下手に関わらず色がちゃんと出ているものであれば、おもしろい作品になって耳に対する吸引力が発生するわけですよ。
ところが、玉木宏の歌にはそういうのがない。 耳に残らない。 別に歌唱力にはそんなに問題ないと思うけど(でも、上手くないよ!)、福山よりはかなり劣る藤木直人よりは若干マシくらいの微妙な力量に、これまた福山7割・藤木3割くらいの配合をしたような声質。 それで、福山雅治みたいな曲を歌ってもねぇ、、、? おっと、カップリングは反町隆みたいだぞ、、、。
ファンの人もこれで満足なんすかねぇ? 「あー、歌わなくていいのに、、、。」と思うファンも少なからずいると思うのですが、、、。
まぁ、DVDが付いてるんで、視覚的には充分に満足できると思うし、都市部ではCD購入者に握手会なんてもんもあるらしいし、ジャケもファンにはたまらんくらいに写真満載で端正なデザインだし、企画モノとしてはありなんだろーなぁ。
ただ、アルバムまで出したとしても、数年後にはブック○フの3枚500円コーナーに並んでる光景が想像されます、、、。
「せっかくカッコいいんだから、この際歌わないで、声をサンプリングしてテクノとかにしちゃえばよかったのに!」というのは極めて私的であり得ない意見だけど、それだったらまだ聴きたいなぁ。
散々けなした気がしてかなり怯えているのですが、デビューだし売り上げはそこそこ行きそうな気がするので、2.1万枚


【BACKNUMBER】