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Tommy february6 『MaGic in youR Eyes』 2004. 02. 11 Release!! |
「トミーフェブラリー、何か怖いね。」
いや、怖いというより、かわいいけど何か不気味な気が少々。
” ある日部屋に帰ったら、室内いっぱいにキティちゃんのぬいぐるみが置かれていた。キティちゃんはかわいいかもしれないけど、部屋の光景は相当怖いっしょ?”
何だか、そーいう感じの不気味さ。
事実、キキララみたいなキャラクターがあしらわれてて、これがまた絶妙に似合ってる。
久々にちゃんと聴いたこの曲は(1stシングルはお気に入りだったのです)、テクノポップ(ディスコポップ?)みたい。
サビがちょっとだけ意外なメロディ展開な気がするけど、全体的には過度に聴きやすい。
で、音も過度に濃厚で質感の薄いピコピコ。
「時代を20年くらいさかのぼってますなぁ。」
というのはよく言われてそうなんだけど、この音は意図的に昔に戻ってる/戻してる感があるので、どっか歪。
で、トミーが「LOVE」って歌ったら、すんごい軽い。全然、肉体感がないもん。むー、歪。
あと、この人の英語の発音は好き。妙に上手いから。そんな具合の英語と日本が交差する歌と、ベタベタに日本的なピコピコ音の混ざりもアンバランスで歪。
と、3×(トリプルと読むべし!)歪なのです。でも、表面上はめちゃくちゃ聴きやすい。うーん、きっちりと歪んでるなぁ。ちなみにカップリングはブリグリの曲だと言っても全く支障がないと思われ。
中高校生の着メロ比率はあゆよりトミーが高いといいな、と密かに思ってるので、11万枚。(最初なので手堅く。)
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一青窈 『ハナミズキ』 2004. 02. 11 Release!! |
「ひととよう」、読めませんでした、こないだまで。
個人的にこの人(の歌)はそーとー変だと思ったりします。
だって、”ええいああ”って歌いながら泣いたり、”てとてとしゃん”って歌いながら踊りまくるんだよっ!
普通に変です (あくまで”普通に”というトコが重要)。
そんなある種の超語感的歌詞と奇行が炸裂していたので、
「今回も変だといいにゃー。」
なんて思っていたら、別にストレートな曲でした。
何だか古内東子みたいだと思ったのは俺だけでしょうか?
もしくは、高橋真梨子みたいな。
東芝日曜劇場で使われてそうっていうか、、、。
今まで何回も聴いたことがありそうなよくある感じの日本語のバラードっぽい曲。
だと思ったら、火曜サスペンス劇場の主題歌らしいです。狙いどころは外しません、ひととよう。
しかし、この人、出す度に、曲調変わりすぎじゃないですか?
この昼ドラちっくな大衆感満点の曲を聴いて、逆にますます”ええいいああ”で”てとてとしゃん”な普通に変な人というイメージは強くなってしまったのでした。
って、初めに戻っちゃいましたね。
演歌的にじわじわ売れそうな予感もしつつ、予想するのが1ヶ月間の売り上げなので3万枚くらい。(最初だけど適当。)
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くるり 『ロックンロール』 2004. 02. 11 Release!! |
いつの間にか、ドラムが海外の人にっ!
少し、ドラムの音がキツくなったような。。。存在感あります。
「音響っぽくなったと思ったら、最近はペイブメントっぽくなった?」
と、今回もちゃーんとバンドの音。
んで、いい曲。 特にイントロが好き。イントロイントロ。
今度アルバムが出るらしいのですが、一体どうなるんでしょ?
近頃の曲々からして、
「1stとか2ndの頃の感じに戻るんかなぁ?」
とか戯言を言わせといて、実は全然違うトコに行ってそう。
うーん、どーなってるのかなぁ。
確かにバンドの音に戻ってきた(?)んだけど、前のくるりとは何か違うんですよねぇ。
くるりの音って情感がある気が勝手にしてるんですけど、初期のくるりはその質感がとっても具体的な手触りだったと思うんです。
でも、最近のくるりの手触りは曖昧で守備範囲が広い気がする。地方限定のテレビ番組が全国ネットになったみたいな。それでいて肩の力も抜けているというか。「ロックンロール」って声高に言っても、ちょちょいと気軽にかっちょよく成り立たせちゃうっていうか。
あと、ちょっと聴いただけで、
「これは、絶対にくるりだ!」
って分かるのは、すごいトコ。
曲が耳に残るんですなぁ、不思議なくらい。
ジャケットが思い切りWEEZERのパクリなのも素敵です。(こーいうの好きなんです。)
←くるり
←WEEZER
売れてほしいので、6万枚。(最初から個人的希望が介入。)
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