何考えてるんだ、ったく!! 表現系のスポーツ(フィギュアスケート、新体操等)で「日本人なら和の物を」という話題がよく出るが、あの独特の雰囲気を表現するには演出に加えて演じる方にも日本舞踊や空手のようなベースがないと中途半端でサマにならない。だが日本の選手で競技と並行してそういうものをやっている選手はまずいないだろう…という堂々めぐりになるのがよくあるパターン。そういう点で子供の時に空手をやっていて今はカンフーをやっているエルビスはうってつけの存在といえる。 実際完璧にあの和太鼓の音を表現しているのだ。長野で初めて見て以来、あのすごさを言い表そうにもまだぴったりの言葉が見つからないくらいに。 そもそもエルビスの空手やカンフーはロシア勢にとってのバレエみたいなもの、ロシア勢とクラシックが相性がいいようにエルビスが東洋ネタと相性がいいのはむしろあたり前、めぐり会うべくしてめぐり会った曲だとも言える。インタープリティブフリー用に加工し直したり、この最後のシーズンにわざわざ持ってくるのだから、エルビスにとって思い入れが強いプログラムであることは間違いないだろう。 そんなプログラムで、あれは何!? 衣装に文字を入れるのはファッションとしてどうかと思うがそれはまあ横に置いておこう。入れるなら漢字とかレタリングとかをちゃんとしてほしかったが、エルビスの衣装は家内制手工業(お母さんの手作り)だから垢抜けきれないのは仕方がない。オリンピックで衣装も前より着物を意識したものになっているのだから、あの文字だってバージョンアップなのだろう。 それなのにそんな初歩的なミスをしてそこまでの域に作り上げた芸術性をブチ壊すようなことをしてどうする、プレゼン0.2減点物!点数出なくてあたり前だ、芸が粗い詰めが甘い!あのプログラムが台なし、あれじゃただのばかなカナダ人のにーちゃんだ! こんな時にこんな大ポカかます人だとは思わなかった、普段ポカの少ない人はする時には大ポカをすることがよーくわかった! ここ(現地観戦組)でこれだけ話題になるなら今ごろ日本ではどんな展開になっていることか。ただでさえ日本ウケしにくいタイプなのに、これでバッシングが起こったらどうするのよ!フォローするけど。いやそれより笑い者にされているかもしれない。 どっちに転んでも日本での反応はただじゃすまない、ああなんて事をエルビス〜〜! |