+ キン肉マン2世 その1 ファクトリー〜デーモンプラント編 +

1月09日【第01話】キン肉マン2世放映開始(前編)
1月09日【第01話】キン肉マン2世放映開始(後編)
1月16日【第02話】「死闘!金網デスマッチ」
1月23日【第03話】全53曲収録を収録した「キン肉マン超人大全集」が3月20日発売
1月30日【第04話】夢の対決・1世対2世
2月06日【第05話】ケビンマスク登場
2月13日【第06話】テルテルボーイの世界 その1(執筆中)
2月20日【第07話】テルテルボーイの世界 その2(執筆中)
2月27日【第08話】万太郎、友情パワーに目覚める(執筆中)
3月06日【第09話】スニゲーター一族三代の恨み
3月13日【第10話】いぶし銀サンシャイン
3月20日【第11話】キッドデビュー戦 その1
3月27日【第12話】キッドデビュー戦 その2
4月03日【第13話】極限超人チェックメイト その1
4月10日【第14話】極限超人チェックメイト その2
4月17日【第15話】極限超人チェックメイト その3
4月24日【第16話】極限超人チェックメイト その4
5月01日【第17話】凛子を救え!強襲 THEリガニー(執筆中)



2002/01/09 キン肉マン2世放映開始(前編)
 みなさんが生まれてはじめて読んだマンガは何でしょうか?
 ゆきがはじめて読んだマンガは、キン肉マンの16巻でした。

 1985年くらいだったでしょうか。
 当時、日本の子供たちのヒーローはキン肉マンでした。
 ウルトラマンや仮面ライダーなど、他にもヒーローはいましたが、 「キン消し」と呼ばれる消えないのになぜか消しゴムを名乗るゴム人形を中心としたキン肉マンブームは、 キン肉マンが当時ナンバーワンヒーローだったことを物語っています。

 そんなキン肉マンブームも、アニメのタッグトーナメント編が終えると、一段落…というよりかは大暴落してしまいます。
 アニメでは、次の王位争奪編に入らず、サイコー超人編、極悪超人編とよばれるアニメオリジナルの話にはいるのですが、 これがブームの火消し役となってしまい、アニメは王位編にまでたどりつけず、極悪超人編で打ちきり。
 極悪超人編も、後半はロビンマスクやウォーズマンが相手を二人くらい道連れにして無理矢理終了という、見事なまでの打ちきりっぷりで幕を閉じたそうです。
 残念ながら、ゆきはあまりにつまらなくて途中で見るのをやめていたらしく、タッグトーナメント後のアニメオリジナルは全くといっていいほど記憶にないのですが。

 そんなキン肉マンブームが、現在プレイボーイで連載中のキン肉マン2世の影響で再燃。
 ネット上では、マッスルファイトというキン肉マンの格闘ゲームが無料でダウンロードできたりと、 当時の子供だった大人達の心の中にキン肉マンは生き続けているのだと強く感じさせられました。

 ちなみにこのマッスルファイト、非常に出来が良く、キン肉マンはピンチになると火事場のクソ力を発生させたり、バッファローマンは「6を9にするキン肉バスター返し」を使えたり、 ブロッケンJrが「見様見真似順逆自在の術」を使ったり、キング・ザ・100トンは重りを外して20トンになると動きが素早くなったりと、まさにファン感涙もののです。
 テリーマンを使っていて、シューズのひもが切れたり、腕がバッファローマンになったり、悪魔のファイトとか言い出したりしたときは、笑いが止まりませんでした。

 話がずれましたが、とにかく「第二次キン肉マンブーム」が発生し、昨年夏にはとうとうキン肉マン2世が映画化してしまいます。
 同時上映はおジャ魔女どれみ。
 どれみを見に来た大きなオトモダチも、肉の懐かしさにひたれる一粒で二度美味しい仕様でした。

 正直、ゆきは小さい子中心の東映アニメフェアに、キン肉マン2世を混ぜるなどと、無謀極まりないと思っていたのですが、 なんと映画会場では肉2世のテレビアニメ化が発表されてしまいます。
 「どの層が見るんだ?」とかなり心配でした。

 不安いっぱいでアニメ化が決定したキン肉マン2世。
 ところが、現在のお子様にもキン肉マンは意外と浸透しているらしく、 ゆきの知り合いは、「小学生の妹がキン肉マン借りて見てる」という事実を話してくださりました。
 その女の子が、一体どこでキン肉マンのことを知ったのか不思議でなりません。
 一応、Vジャンプでもキン肉マン2世が連載されているので、その影響なのでしょうか?

 とにかく、ゆきのような旧世代の思いとは裏腹に、意外と低年齢層にも受け入れられているらしいキン肉マン2世。
 いよいよ、その第一回が本日放映されました。
 次回の日記では、その第1回の感想を語りたいと思います。

 長くなりそうだからといって2回に分けて更新頻度を上げているように見せる姑息な手です。
 ゴメンナサイ。

 ネカマアイドルゆきは、初代ではウルフマンを瞬殺したスプリングマンが好きです。



2002/01/09 キン肉マン2世放映開始(後編)
 さて、昨日のうちにやるべきだったキン肉マン2世のレポートです。
 さっそくですが、はじめたいと思います。

 とりあえず、第1回ということでオープニングの前にキン肉マンの活躍が語られるイントロからはじまります。
 第1回だからなのでしょうけど、この構成、突然始まってしまうのでビデオの時計が狂っていると見逃しかねません。
 ゆきはこみパで何度か泣いたような気がします(笑
 そんなことはさておき。しょっぱなから万太郎のマスクにポリゴンCG(?)が使われているあたり、気合が入ってるのか予算の無駄遣いかわかりません。

 そしてイントロが終わるとオープニング開始。
 「スガガンガンガン!」「愛さえ 友情さえ」「お前の背にかかる期待に キン肉マン2世よ 時代はGetYou!」
 熱いです。熱すぎます。
 オープニングのアニメもなかなか出来がよく、全盛期のスグルが映し出されたりするあたりは、往年のファンにはたまらないものがあります。
 また、今後敵として出てくる超人が次々と出てくるシーンもなかなかカッコよく、ゆきは思わずスカーフェイスの登場を期待してしまいました。
 掴みとしてはかなりいい感じです。

 そして本編開始。
 「残虐、悪魔と呼ばれる悪行超人が、再び人間の前に現れたのだ」
 残虐超人は残虐なだけで、別に悪行は犯していなかった気がします。

 とにもかくにも、人類侵略開始をはじめた悪行超人に伝説超人たちが立ち向かいますが、返り討ちにあってしまいます。
 伝説超人のロビンの肌が、前作のアニメの水色とは違い肌色になってたりしましたが、むしろ肌が青いほうがおかしかったので、これはこれで正しい姿なのかもしれません。
 なにせ、前作では鎧を脱ぐと青い肌が肌色になってましたし。

 また、原作ではこのシーンでいっしょにやられたブロッケン、ウォーズマンはアニメでは出てきてませんでしたし、プレイボーイでの連載第一話のときにいたらしいミートくんもいませんでした。
 というか、原作いい加減すぎです。

 返り討ちにあった伝説超人たちは、若い世代に希望を託し地球を救うためにキン肉マンの息子の万太郎に地球にいって戦うように促します。
 万太郎は嫌がって逃げるものの、たまたま落ちていた宇宙船にたまたま入ってしまい、適当にいじってたら、たまたま地球に向かって発進し、気がついたら地球に到着してしまいます。
 ビバ、ご都合主義。

 そしてついた場所には一軒の家。
 妙な機械があり、ボタンを押すと中から人間が。
 万太郎が恐怖でちびってしまったところで前編終了です。

 ちなみに万太郎の母親はビビンバになっていました。
 王位編のアニメでは、スグルはマリさんと結婚し、ビビンバはフェニックスと結婚したのですが、さすがにその設定をそのまま使ってしまうと話が成立しなくなるので、全て最初から無かったことにしたようです。

 ともかく、アイキャッチをはさんで後編開始。

 謎の人物はコールドスリープで眠っていたミートくんで、キン肉マンの息子の万太郎との出会いに涙します。
 感動的なシーンのはずなのですが、ミートくんの声優が変わっていて激しく萎えでした。
 万太郎の声も、キン肉マンと同じ神谷明さんにして頂きたかったのですが、ミートくんの声優さんが代わってしまったのは非常に残念です。
 ちなみに、神谷さんはコミックバンチと契約していて、集英社とは不仲になってしまったため、キン肉マン2世には出演なされないということだそうです。
 正直、スグルの声が非常に心配です。

 ミートがいるということで、自分がついた場所が地球だったということを知った万太郎は、宇宙船に戻ろうとしますが、宇宙船から悪行超人ブラッド・キラーがあらわれます。
 相手がキン肉スグルの息子と知り、攻撃をしかけてくるブラッドキラー。
 それに対して、意外な運動神経を見せ逃げつづける万太郎。
 「逃げてばかりじゃダメ」と励ますミートに、一瞬奮起するも、やはり逃げ出す万太郎。
 しかし、ブラッドキラーの攻撃で、母ビビンバに作ってもらったカルビ丼をぐちゃぐちゃにされてしまいます。

 そして万太郎は怒り心頭。
 「母上の真心を踏みにじってくれたな!」
 そして額に肉の文字が。
 「お前だけは絶対に許さん!」
 勇気を出して戦う万太郎は、火事場のクソ力で相手の必殺技を返し、そしてブラッドキラーに伝説の必殺技キン肉バスターを決め、勝利をえます。
 ちなみにミートくんは「あれこそキン肉族48の奥義」と言っていましたが、キン肉バスターはもともとカメハメの技なのですが。

 最後に悪行超人のアジトが映し出され「面白くなってきたぜ」と笑いながら終了。

 ちなみにエンディングでは、2世きっての名シーン、串カツを食べるサンシャインの場面が。
 愛弟子のチェックメイトといっしょに串カツを食べていて、非常にほのぼのとしていて必見です。

 全般的な感想は、万太郎とミートくんの声がはげしく萎えだったということと、それに対して話や雰囲気はなかなか良い感じで、特に万太郎がブラッドキラーに立ち向かって行く場面や、 キン肉バスターを決める場面などは、古臭いながらもすごくよかったということでした。
 キン肉バスターのシーンは、しびれました。
 声が変わったのは多いに不満ですが、なかなか丁寧に作られているので、ちょっと期待してみます。
 
 次回は、「死闘!金網デスマッチ」。
 テリー・ザ・キッド、セイウチン、ガゼルマンも登場し、チームAHOが勢ぞろいするようです。
 そういえば、原作だとカナディアンマン2世やスペシャルマン2世もこの回に出てきたと思うので、期待大です(笑

 ネカマアイドルゆきは、アニメ版キン肉マン2世をとりあえず応援してみます☆



2002/01/16 第二話「死闘!金網デスマッチ」
 少し遅くなりましたが、肉2世の第二話のレポートです。
 せっかくですので、毎週レポートしていきたいと思います。
 正直、これで安定したネタが確保出来るぞ、とほくそえんでます。

 ちなみに、親に録画を頼んでいたら忘れられて、約10分見逃しました。
 のっけから転んでいます。

 さて、前回のレポートでいくつか突っ込まれたので、まずその点から。

 前回、
 >残虐超人は残虐なだけで、別に悪行は犯していなかった気がします。 
 と書かせていただいたのですが、ほいみんさんに、

 ラーメンマンがブロッケンマンをぶっ殺したのは悪行ではないと?
 ウォーズマンがラーメンマンを脳死状態にしたのは悪行ではないと?


 と突っ込まれてしまいました。

 確かにウォーズマンやラーメンマンの行為は悪行です。申し訳有りません。
 正義超人も似たようなことしているので麻痺していました。

 ザ・ニンジャが「一度も相手を殺めることなく、自らも命を落とさず」という大嘘を万太郎に吹きこんだ、我らがキン肉スグルは、 プラネットマンの首を切断したあげく、地上数十メートルから突き落としましたし、ミートくんはミキサー大帝をバラバラ殺人しちゃいましたし、 クリーンファイトが信条のテリーマンは、ロビンやアシュラマンにゴング前に仕掛けたり、レフェリーの制止を無視して魔雲天を殴ったりと、悪行まみれです。
 ブロッケンJrなんて、ミスターカーメンの攻撃を防ぐため、レフェリーを盾にして死なせています。
 そのときの「身代わりになってくれたレフェリーにゃ気の毒なことをした」は、ブロッケンJr最大の名言でしょう。
 また、アタル兄さんに至っては、とくに何もしていない本物のソルジャーチーム5人を殺害し、マスクを奪って王位争奪戦に出場するという、とんでもない悪行を平気でやらかす始末。

 正義超人ってなんなんでしょう。

 ともかく、これらについては全て「ゆでだから」の一言で解決させておきます。

 もうひとつ、
 >アニメは王位編にまでたどりつけず、極悪超人編で打ちきり。
 と書きましたが、これに関しては、その当時ゆでたまごの嶋田氏が急病で長期休載していて話が追いついてしまうので、 オリジナルで時間を稼ぎましたが、連載が再開しなかったので、再放送で伸ばすも、結局視聴率が伸びず打ち切りになったとのことです。
 
 アニメオリジナル以降、つまらなかった記憶しかないので、あまり覚えておらず、誤った情報を流してしまいました。
 申し訳有りません

 さて、前回の補完だけで結構な量になってしまいましたが、本編のレポに入ります。

 正義超人となるために2000年の歴史をほこるヘラクレスファクトリーに入学した万太郎。
 ここで、テリーマンの息子のテリー・ザ・キッドやセイウチン、ガゼルマンと出会います。
 また、最弱コンビと名高い技巧コンビビックボンバーズの二人、スペシャルマンとカナディアンマンの息子のスペシャルJrとカナディアンボーイにも出会います。
 ちなみに、残念ながらこの二人の父親の回想シーンは、原作のやられている場面ではなくなっていたそうです。

 そして、ヘラクレスファクトリーでジャージに竹刀姿の鬼教官・バッファローマンにビシバシ鍛えられる万太郎たち。
 何かと上手く逝かない万太郎に、テリー・ザ・キッドが邪魔をし、罵倒します。

 父の奥ゆかしい性格が嫌いで、何もかも一番になりたく、ファクトリーで一番になるためには万太郎が邪魔というキッド。
 実際のところ、ファクトリーで一番になりたいなら、万太郎ではなくガゼルマンとセイウチンを闇打ちするべきだったと思うのですが。
 結局は目立たないポジションに落ちつくキッド。嗚呼、呪われしテリー一族。

 キッドに邪魔をされ、負傷をおった万太郎は、スペシャルマンJrに肩をかしてもらい、治療に向かいます。
 が、向かった先は逆方向のリング。
 そこでスペシャルマンJrが脱皮して悪行超人アナコンダに。
 ちなみに、本物のスペシャルマンJrはどこにいったのかは謎です。
 アナコンダにやられたのか、そもそも最初からスペシャルマンJrなんて存在しなかったのでしょうか。

 強制的に金網デスマッチをさせられる万太郎。
 アナコンダを倒そうとキン肉バスターにいこうとしますが、アナコンダの体がのびてとらえられません。

 そこにキッドがアナコンダに「俺と戦え!」と叫びますが、アナコンダはキッドを一蹴。
 アナコンダの攻撃で負傷をおったキッド。
 そんなキッドに近寄るミステリアスパートナー1号。
 テリーのバンダナをもったミステリアスパートナー。
 彼の懐からテリーとスグルの写真が。
 キッドを手当てしつつ、テリーとの思い出を語り、本当のナンバー1はテリーだと語るミステリアスパートナーことスグル。

 ここでスグル初登場なのですが、本当にミステリアスパートナーのような格好をしていました。
 よぼよぼの体を晒したくないということなのでしょうか。
 ちなみに声優はピッコロなどで有名な古川登志男さん。
 正直、全然スグルと思えないのですが、今回は格好がミステリアスパートナーなせいもあって、気になる気にならないのレベルを超越して別人です。
 まぁ、スグルの声に関しては、もう仕方ないと思うのであきらめることにしましょう。
 個人的には、王位編でアタル兄さんを演じた千葉繁さんを起用してほしかったのですが。

 さて、スグルの話に感動したキッド。
 ピンチの万太郎を助けるために、アナコンダに向かって口からピーナッツを勢い良く吐きだします。
 それが見事に命中して、アナコンダの胴体がへこみます
 ゲーッ、なんてすさまじい威力なんだっ!
 試合で使えば、必殺技になりそうです。

 そのへこみをかけあがってキン肉バスターをかけろとアドバイスするキッド。
 そして万太郎はそれにこたえて、キン肉バスターでアナコンダを倒します。
 そして和解する二人。ここで終了。
 友情全開、感動です。

 もっとも、どう考えても友情という名の反則攻撃としか思えませんが。
 悪行超人が同じことをやったら、えらい卑怯呼ばわりされそうです。

 次回はファクトリー最終試験、伝説超人との闘いです。
 原作ではスグルと万太郎が戦う回で、全編違和感を感じそうな回ですが、どうなることやら。

 それにしても、当然の如くほとんど原作と同じなので、レポする意味があるのか、いきなり不安です。
 とはいえ、更新しないかレポを書くかの二択になりそうなので、とりあえず次回も続けてみることにします。
 見逃さなければ、ですけど。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆



2002/01/23 全53曲収録を収録した「キン肉マン超人大全集」が3月20日発売
 「たのみこむ」というサイトにある「たのむ!作ってくれ!」というページをご存知でしょうか?

 以下、サイトからの引用です。

 「あんな商品があったらいいのに!」「昔あったあの商品を復刻してくれ!」など、そのお願い引き受けた!夢の企画を投稿し、賛同したら投票するでござる。
 その発案に賛同の声が多くなり優秀と判断されれば、tanomi.comスタッフが実現化へ向けて動きだします。


 「こんな商品が欲しい」「あったら絶対買うのに」と言った夢を託して投稿し、多くの賛同が得られた場合、その商品が実際に作られるかもしれないという、夢の商品企画室です。

 実際にここから商品化したものもいくつかあり、例えばコミケで売られていた『Kanonの水瀬名雪声入り目覚まし時計』といった商品も、 ここで商品企画の投稿があり、多くの賛同を得られたものです。
 他にも様々なものが商品化されました。

 そして今回、多くのリクエストがあった「キン肉マンソング集」の発売が決定したそうです。
 3月20日発売で3枚組4,725円。

 ゆきは、キン肉マンのアニメは、見てたにもかかわらずあまり覚えていなくて、ウォーズマンが「ベアークロー2本で100万+100万で200万、 いつもの2倍のジャンプで400万、更に3倍の回転を加えればバッファローマン、お前の1000万パワーを超える1200万だ!」という、 コンピューターの熱暴走を起こしたシーンで、ウォーズマンのテーマ曲が流れていたような記憶しかないのですが、 それでも懐かしくて思わず買ってしまいそうです。

 それにしても、当時はこの無茶苦茶なシーンを、なにひとつ疑わず最高に熱くなっていた辺り、純粋だったなぁと思っちゃいます。

 さて、それはそうと。キン肉マン2世第三話のレポートです。

 ちなみに、今回は親に録画を頼んでたら、見事に他のチャンネルを録画してしまったらしく、後半15分しか見れていません。
 ダメすぎです。

 とりあえず、見れなかった部分は原作と2ちゃんねるの実況板で脳内補完してレポートさせていただきます。
 すでに意味をなしていない気もしますが。 

 ヘラクレスファクトリーで3ヶ月の修行を乗り越えた万太郎たち20人の新世代超人。
 そんな彼らに、これから卒業テストをおこなうというロビンマスク。

 ロビンがレバーをひくと、地面がせりあがり巨大な掌の形が浮きあがってきます。
 「ここは通称”ヘラクレスの掌”と呼ぶ!」
 そして、ヘラクレスの掌の指先にはリングが。

 卒業試験は、そのリングである人物と戦い勝ち残ることだというロビン。
 こんな意味の無い仕掛けをしないで、素直に普通のリングで戦えませんか?

 そういえば、初代では名古屋城と姫路城が関ヶ原までとんでいって合体して格闘城になるという奇々怪々なシーンもありました。

 ともかく、テリー・ザ・キッドが親指のリング、サムゥがひとさし指のリングに、それぞれ向かいます。

 人差し指のリングの中から出てきたのはラーメンマン。
 親指から出てきたのはバッファローマン。

 卒業テストの相手はかつて地球を救った伝説超人たちでした。
 無理だという新世代超人に、悪行超人はもっと強いんだぞとロビンが一喝。

 セイウチン「この戦いに勝てなければ悪行超人と五分にわたりあえないんですね!」
 万太郎「どんな相手でも、木っ端微塵のミジンコちゃんよ」
 セイウチン「言葉の意味はわかんないけど、すっごい自信!

 出ました、言葉の意味はわかんないけど、すごい自信のセリフ。
 往年の「屁のツッパリはいらんですよ!」「言葉の意味はわかだんがすごい自信だ!」を彷彿とさせてくれます。

 ちなみに、万太郎のこのセリフは実は寝言で、ガゼルマンに「くだらん寝言はいうな!」とつっこまれます。
 ガゼルマン、ツッコミ役に決定。

 そして、掌ではラーメンマンが戦闘態勢にスタンバイ。
 「言っておくが、おじさんたちは強いぜ。」

 ラーメンマンが首を大きく振ると、髪の毛がなびき、三つ編みに。
 更に、そのどさくさに紛れて濃かった鼻毛ひげは、往年のどじょうひげに変貌。
 あなたの毛は、どういう構造してますか。

 親指ではバッファローマンがスタンバイ。
 「フェアに戦おうぜ」
 握手を求められ、それに応じたキッドに対し、「バカめ!」と不意打ちをくらわせ、マウントパンチの連発。

 そのころ人差し指では、ラーメンマンに対してサムゥがパンチの嵐。

 新世代超人がサムゥが優勢だと喜ぶ中、万太郎は「キャー、サムゥ、がんばってぇ!」と女装して応援。
 それにつっこむガゼルマン。
 「じゃあ、これでも食べます?」と万太郎に魚をさしだすセイウチン。
 二人で試合を忘れたべてしまい、またガゼルマンにつっこまれます。

 どうやら、初代のアニメ同様に途中のくだらないギャグを充実させている模様。

 「若い頃は実力以上に自分の技がすごく思えるもんじゃ。しかし、それは自惚れに過ぎぬ!」
 中年の渋さ爆発のラーメンマンが、サムゥに猛攻。
 ラーメンマンの技に、サムゥはギブアップしてしまいます。
 ラーメンマン、まさに初代のファンにはたまらない大活躍です。

 親指では、バッファローマンの猛攻をガードしていたキッド。
 スタミナ切れを指摘されるも、バッファローマンは必殺技の体勢に。

 リキシマン&ジェロニモ「あの体勢は…バッファローマンの必殺技!」
 万太郎「オクラホマ・ミキサー!」
 ミート「違いますっ!!」
 セイウチン「コンクリート・ミキサー!!」
 ミート「それも違います…」
 リキシマン&ジェロニモ「ハリケーン・ミキサー!!」

 と、例によってくだらないギャグを挿入。
 この辺になってくると、もうなれてしまって、あまりのくだらなさに笑ってしまいました。

 それはともかく、ハリケーンミキサーの体制に入ったバッファローマン。
 しかし、2発あてた時点でスタミナ切れをおこし、キッドに逆転されてしまいます。

 バッファローマンに勝ったキッドに対し、ロビンは「テリーマンを彷彿とさせる活躍だ」と、キッドの暗い将来をほのめかすような祝福の言葉を送ります。
 キッドの数少ない見せ場のひとつでした。
 もっとも、ほとんどのファンがバッファローマンを応援していたと思うので、キッド、報われません。

 その後、「次はお前がいくか?」と言われて後ずさりした万太郎は間違って、機械にあたってすべって指のリングに直行。

 「お前か、わたしの対戦相手は?」
 「ち、父上!!」

 リングから出てきたのは、なんとムキムキのボディのキン肉マン。
 なんと皮肉な運命!親子同士での戦いに…!

 といったところで今回の放送は終了、次回に続きます。
 ちなみに次回予告では、原作通りのヨボヨボのキン肉マンの姿が見られ、非常に悲しませてくれます。

 今回のみどころは、カッコよすぎるラーメンマンと、あいまに挿入されるくだらなさすぎるギャグでしょうか。
 後者は初代アニメっぽさをかもしだしてますが、後半のシリアスな戦いのさなかにも入れられてしまいそうで、少々不安です。
 とりあえず、今のところは、原作ではさっぱりのセイウチンとガゼルマンにも、ボケとツッコミという役どころが出来たと喜んでいるのですが。

 次回はスグル対万太郎のバトル。
 古川スグルの山場と言える場面です。
 不安いっぱいですが、それなりに期待しています。

 ネカマアイドルゆきは、アニメ版キン肉マンを応援しています。



2002/01/30 夢の対決・1世対2世
 レポートが遅れてしまい申し訳ありません。
 安定したネタになるどころか、溜めてしまうあたり、何をやっているのかわかりません。
 気がつけば、2週前の話の回想をしている時点で、はたして意味があるのかという気にもなりますが。

 さて、キン肉マン2世・第四話は「一世対2世」でした。

 万太郎の卒業試験の対戦相手として現れたのは、昔と変わらぬままの伝説の英雄・キン肉マンでした。
 その迫力に、一同息を飲みます。
 そして、これはミートとスグルの数十年ぶりの再開でもありました。

 「スグル様…いや、大王様…お懐かしゅうございます、ミートです!」
 「ミートか…久しぶりだな」
 「はい…」

 感動の再開は、たったこれだけのやりとり。
 それを見たリキシマンとジェロニモの噛ませ犬超人二人組が「それだけか!」「他にも言い方があるだろう!」抗議するも、スグルは無言。
 ミートが「いえ、これでいいんです。2世のおつきのわたしは今は大王様の敵」と説明して二人は納得。

 そして、万太郎は父スグルを目にして震えながら唸ります。
 「うぅうう………」
 「うぐぐぐぐ……」
 「わーい、やったやったやった!」
 飛び跳ねて喜ぶ万太郎。
 「相手がウォーズマンさんや、ネプチューンマンさんみたいな強い人だったら嫌だけど、父上で良かった!」

 「何を言ってます、大王様はウォーズマンにもネプチューンマンにも勝ったことがおありなんですよ!」
 というミートのツッコミにも、万太郎はスグルが勝てたのはインチキを使っていたんだ、とバカにします。

 その言葉に伝説超人一同憤慨。
 「何を根拠に!」「聞き捨てならんぞ!」
 そんな伝説超人の面々の中に、ジャージ姿のティーパックマンが。
 ジャージを着たティーカップ…もはや違和感どころではないです。
 今週はこれを見れただけで満足しました。

 さて、伝説超人たちに抗議されつつも、それでもバカにする万太郎。スグルが買収して勝ったんだ、とバカにします。
 それでも無言で腕組をしたままのスグルに、ミートが「戦いで大王様の威厳を示してください!」と懇願しますが、万太郎は「無理無理」とバカにし、 突然スグルのお腹をこちょばします。
 スグルがあまりのこそばさに組んでいた腕をはなすと。万太郎がプロテクターを脱がします。

 すると、今までのキン肉が全て垂れ落ちて脂肪に。
 ムキムキのキン肉は、よせてあげるブラのように、脂肪をよせていたものでした。
 今まで口数が少なかったのは、力を入れてキン肉に見せかけようとしていて、喋れなかったと言う事で呆れつつミートも納得。
 長い年月の戦いの負荷で、スグルはヨボヨボの姿になりはてていたのです。

 とにもかくにも試合開始。
 「ここは引き分けにしようよ」と万太郎がスグルに提案。
 スグルは万太郎の注文通りに動くふりをするも、途中で技を避けて間接技を決めます。
 その威力に悲鳴をあげる万太郎。
 なんとか逃れるも、父の強さを痛感します。

 「どうだ…これでもワシの過去の名勝負がインチキだというのか!?」
 体からオーラを発するヨボヨボのスグル。
 ヨボヨボなのにカッコいいです。

 そして、ヨボヨボなのに何故スグルが強いかを解説するキッド。
 見事に父と同じポジションを確保しつつあります。

 スグルは自分を倒し、自分の戦闘用マスクを受け継いで欲しい、と万太郎にいいますが、 万太郎は「そんなばっちぃマスク、いらないよ」と一蹴。
 こんなことをいうのもなんですが、本当にばっちぃです。
 しかし、そんな万太郎に容赦せず、スグルはスキありと、究極の間接技「アルティメット・デスペナルティ」を決めます。
 ちなみに、見た目はどう見ても超人絞殺刑。
 名前が変わったのは「絞殺」という言葉がNGになったという噂です。

 ギブアップさせてくれという万太郎の言葉を拒否し、この技から見事抜けてみろというスグル。
 そして閃いた万太郎は、オナラをスグルの顔に直撃させて逃げます。
 まさに父親譲りの脱出法。

 初代ではスグルは、キャメルクラッチをくらってるときにちびって脱出したり、タワーブリッジで背骨が折れたと思ったら腰骨がなりやすい体質というオチだったり、ベンキマンのベンキ流しをパンツをつまらせて脱出したり、アシュラマンの氷をちびることによる熱で溶かしたりと、 ろくでもない方法で相手の必殺技から脱出してきましたが、この万太郎の脱出はまさに父親譲りのクソ力。
 ちなみに、原作では今後こんな展開ばっかりでウンザリします

 「おのれ…シャレた真似を!」
 オナラで脱出した万太郎に、負けじと気合をいれるスグル。
 そして、気合を入れて屁芸を披露。
 万太郎も負けじと対抗して、気がつけば屁芸合戦に変貌。
 「ワシが本家だ!」
 「今をときめくF1!」
 「昔なつかしのデゴイチ!」
 何をやってるか、バカ親子。
 ある意味、キン肉マン同士の戦いをするとこうなるという夢の対決が見れてゲンナリです。

 屁芸合戦はミートのツッコミで終了し、 隙をついてスグルが万太郎にベアハッグ。
 しかし、これに対して万太郎は唇をのばしてスグルにキスしようとし、あまりの気色悪さに思わず手を離すスグル。
 現役時代のつけというか、自分がやってきたことをもろにされてしまっています。
 くだらない戦法ですが、ロビンやテリーには真似できないので、ある意味最強かもしれません。

 そして間接技を決める万太郎に皆が声援を送ります。
 その声援に戦う喜びに目覚めた万太郎。

 「それでこそキン肉族じゃ」と喜び、最後の必殺技キン肉バスターにいくスグル。
 しかし、両腕のフックが甘く、万太郎は技を抜け、ヘッドバッドをくらわし、更にキン肉ドライバーでキャンバスに着地。

 「…参った」
 そしてスグルの足から栄光のマスクを手に入れたのです。

 こうして卒業試験は終了。
 卒業した超人たちは日本に赴任します。
 なぜ全員日本なのかという疑問もありますが、「ゆでだから」ということにしておきます。

 キン肉マンをやぶり、自身満々で東京赴任を確信してる万太郎。
 しかし、最後に東京に任ぜられたのはガゼルマンで、万太郎は最後まで指名されませんでした。

 万太郎に「じゃあ、僕はどこ?」と聞かれ、「すまんすまん、忘れていた」と謝り、ロビンが万太郎の赴任先として継げたのは…
 「東京…」
 やっぱり東京だ、と喜ぶ万太郎ですが、更に続きを読むロビン。
 「都大田区田園調布…島田肉店の角を右に曲がり道なりにまっすぐ50m…つきあたりをまた右に曲がり5mほど進んだところ…中井タバコ店の裏の…
 ヤケにローカル、具体的すぎです。

 結局、赴任先はミートとはじめて会ったビバリー公園。
 万太郎の成績が卒業生中、ビリだったから、というオチ。

 そして、地球に向かう万太郎に、スグルが「地球は任せたぞ…」と見送り終了。

 一番懸念されていたスグルの声ですが、スグルがよぼよぼになってしまったこともあり、意外と違和感はありませんでした。
 万太郎やミートの声にもそろそろ慣れて来ましたし、今後は違和感なく見れそうです。

 次回はケビンマスクと凛子の二人のメインキャラが登場するようで、なかなか楽しみな回です。
 これ書いてる時点では、もう見てるんですが。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆ 



2002/02/06 ケビンマスク登場
 更新頻度が落ちたせいで、気がつけば肉ネタばかりになってきています。
 いずれ、ウォーズ将軍やらパーフェクトロビンマスクやらを語り出しそうで、不安いっぱいです。

 さて、先週のキン肉マン2世は第5話「悪行超人!?ケビンマスク」でした。

 前回、ビリでファクトリーを卒業した万太郎は、ボロ宇宙船でビバリー公園に到着。
 住居のおんぼろさと、そんな場所に住まなければならない惨めさに泣き出してしまいます。
 2世では「万太郎がヘタレすぎる」との意見が多いですが、今まで苦労を知らずに育ってきた万太郎にとっては、 いきなりのこの生活はかなりきついものがあるでしょう。

 そんな万太郎に、ミートは「精神修行のひとつ」といって、さっそくトレーニングをはじめさせます。
 公園の砂場で万太郎マウントパンチをしかけるミート。
 これじゃ、ただの危ないお兄ちゃんたち…というか、すでに子供達に変な目で見られています。
 次の放送では万太郎のパフォーマンスに恥ずかしがるミートですが、目くそ鼻くそです。

 いつまでたってもミートの攻撃をぜんぜん抜けられない万太郎。
 そんな中、公園の前で話す一人の女の子に目が行きます。

 「く、苦しい…どうしたんだろ…あの子を見ると苦しくて胸が切なくなってくる…
 もしかして、これって恋!?」


 女の子が気になった万太郎は、あっさりミートのヘッドシザーズを抜け、話を盗み聞きに直行。
 話から、その女の子の名前が「凛子」ということを知ります。

 友達と別れる凛子をおいかけようと公園を出ようとする万太郎。
 しかし、鹿男ガゼルマンに邪魔されます。

 東京の防衛を任されたのはガゼルマンで、ガゼルマンの許可無く公園を出るのは許さない、ということでした。
 しかし、これはいくらなんでも理不尽。
 もはや公園というより牢獄状態。

 それでも試しに公園から出ようとする万太郎に、実力行使といわんばかりに攻撃に出るガゼルマン。
 しかし、それを止めに入る超人が。
 彼こそロビンマスクの息子、ケビンマスク
 素薔薇しすぎるネーミングセンスです。

 ガゼルマンは割って入ったケビンに攻撃に出ますが、軽くうけとめられ腕をねじられます。
 そして、腕をねじってはなしたときの反動で高く放り投げられてしまいます。
 さすがロビンの息子、ロビンスペシャル並に無茶苦茶な理論で技をくりだします。
 地面に激突しそうになるガゼルを足で受けとめ、「いずれまた会うだろう」と言って去っていくのでした。

 そして次の日。
 ガゼルマンが見張っていないのを確認して、ラッキーといわんばかりに公園から出る万太郎。
 しかし、ガゼルマンは人目のつかないところで傷つき倒れていたのです。
 「い、いけない万太郎…外に出ては…」
 ガゼルマン、転落人生のはじまりです。

 そんなことはつゆ知らず、遊びほうける万太郎ですが、昨日の少女、凛子ちゃんを発見。
 ここぞといわんばかりに、遠くから声をかけます。
 凛子の方は万太郎のことを知らないので、もはやただの変質者、ストーカーです。
 こんな筋肉まみれの豚顔のお兄ちゃんに尾行される凛子は、災難を通り越して人生の墓場です。
 ともかく、運良くめぐり合わせが悪く、凛子に気付かれなかった万太郎は、凛子の乗ったバスを追いかけます。
 そして辿りついた先は、プロレス会場。

 そこでは宇宙一を二人の名乗るレスラーに、突如謎の3人組が乱入し、戦いになります。
 そして、3人組の1人は、実はケビンマスクだったことが判明。
 そこに、傷ついたガゼルマンが現れ、ケビンマスクにやられたことを話します。
 東京をまかされたエリートのガゼルマン、いきなりの噛ませ犬。
 ケビンマスクは自分が悪行超人であることを告げ、自らの過去を語り出します。

 ロビンはケビンをエリート正義超人にすべく、徹底的な英才教育をほどこし、勉強と格闘漬けの毎日にあけくれさせました。
 そんなケビンの中にフラストレーションがたまり、とうとう家出して遊びたおし、片っ端からケンカを売り、悪行超人にスカウトされたというのです。
 それはいいとして、回想シーンでマスクをつけたまま勉強していたのですが、年がら年中マスクをつけるのはロビン家の伝統なのでしょうか。
 結局、家出した後もマスクをつけたままのケビン。
 案外、マスクだけは気に入っているのかもしれません。
 体の一部と化してしまっているだけかもしれませんが。

 さて、悪行超人3人組は、悪行超人を倒すために来たという万太郎に挑戦状をたたきつけます。
 しかし、逃げようとする万太郎。
 そんな万太郎を見て、ミートは「かつて地球を救ったキン肉マンの息子」と観客に万太郎を紹介。
 ざわめく観衆。
 「強かったのう、キン肉マンは…」
 観客の中には、白髪姿のアデランスの中野さんも。
 というか、中野さんの髪はカツラだったはずですが。

 ともかく、万太郎に対する期待で観客全員の万太郎コール。
 その中には凛子の姿も。
 それに触発されて、やる気を出す万太郎。
 実は、凛子は万太郎の後ろにいる友人に声をかけているだけだったのですが。

 さて、3人の中から対戦相手を選ぶ万太郎。
 一番小柄で弱そうな相手を選びます。
 出てきた超人は、携帯電話の超人、テルテルボーイ。
 ゆでイズム全開のネーミングです。

 テルテルボーイは万太郎との対戦の場を手配すると言います。
 そして、自分の体で電話をかけるテルテルボーイ。

「あ、もしもし、日本武道館さまでいらっしゃいますか?
 いつもお世話になっております、わたくし、デーモンプラントのテルテルボーイと申します。
 本日は予約をしたくて、お電話を差し上げたのですけど、そちらさまのご都合はいかがでしょうか?」

 ペコペコとお辞儀しながら自分の体で電話するテルテルボーイ。
 声のトーンまで変わってます。

 それにしても便利な体です。

 「電話するとまるで別人」と唖然とする万郎に、「俺は電話機だから、テレホンマナーにはちょっとうるさいのだ」と答えます。
 なんか、そのへんのドキュソ正義超人(例:キッド、ガゼルマン)よりよっぽどマナーがいいのですが。

 丁寧な対応で、日本武道館を予約したテルテルボーイ。
 明日の4時44分44秒に試合開始。
 慌てる万太郎に「試合開始まで必死に練習するしかありません」と激励するミート。

 「ふんっ、ふんっ」
 その晩、キン肉ハウスから万太郎の声が響きます。
 「できたっ!!」

 デーモンプラントTシャツに対抗した万太郎Tシャツ完成。
 なにをやってますか、あなたは。

 ミートにはげしいツッコミを喰らって終了。以下、次回につづきます。
 次回はテルテルボーイとの対戦です。

 ケビンマスクの声は置鮎龍太郎さん。
 なかなかいい感じで、これからの活躍にも期待がもてます。
 ケビンが活躍するまでアニメが続くかどうか疑問ですが。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援していますvv



2002/03/06 スニゲーター一族三代の恨み
 しばらく更新がストップしていたせいで、毎週1週遅れで続けてきた肉レポも、3週分たまるという体たらく。
 ここは、今までのことはなかったことにして、今週の分から再びレポートしていきたいと思います。
 それまでの3話については、おいおいレビューしていく予定です。

 さて、まずこれまでのあらすじです。


 第6話 「恐怖の声!テルテルボーイ 」


 テルテルボーイは強かった。


 第7話 「打倒!トラウマボイス!」


 苦戦の末にテルテルボーイを倒すものの、万太郎はダメージが大きくダウン。
 そこに、デーモンプラント第2の刺客、MAXマンが容赦無く戦いをはじめようとする。


 第8話 「究極変身!MAXマン 」


 ダウンしている万太郎のかわりにセイウチンがMAXマンと対戦する。
 しかし、スニーカーに変身するMAXマンの必殺技でセイウチンはKO。
 万太郎のために敢えてMAXマンの技を受けまくったセイウチンの姿に涙し、友情に目覚めた万太郎。
 しかし、突然ミートがおびえ出す。
 MAXマンの正体は、かつてキン肉マンが倒した、悪魔六騎士の一人スニゲータの孫だったのだ!



 簡単にまとめると、これだけです。
 見所はたくさんあったのですが、それはまたの機会に紹介したいと思います。

 さて、そんなこんなで、無理やり追いついたので、今回の放送分にうつりたいと思います。

 MAXマンの怨念に怯えるミート。
 スニゲーターの恐るべし怨念にざわめく会場。

 ここでキッドがテリー一族の伝家の宝刀「そういえば聞いたことがある」を用いて、スニゲーターに関する説明をはじめます。
 スニーカーにトランスフォームすることが得意な恐竜の足の化身スニゲーター。
 悪魔将軍と結託したためにキン肉マンに敗れ去ることになる、と話すキッド。
 ビバ、解説役。

 MAXマンの話によると、30年前、スニゲーターが初代キン肉マンに倒されたとき、リングサイトにはスニゲーターの息子…すなわちMAXマンの父がおり、死ぬほど悔しがった父は息子に仇をたくすことにしたそうです。
 そして、幼児虐待を行い、無理やり息子のMAXマンを鍛えるスニゲーターJr。
 スニゲーターは多数のものに変身できたせいで一つの変身の完成度が低くなったとし、MAXマンにはスニーカーの変身一本に絞らせます。

 それにしても、似てなさ過ぎる親子です。
 父のスニゲーターJrはそのまんまワニなのに比べ、息子のMAXマンはどことなくビジュアル系。
 母親に似たのでしょうか?
 ワニと結婚した母親の顔が見たい気がします。

 とにかく、スニゲーター一族三代の恨みを万太郎を倒すことによって晴らすというMAXマン。

 しかし、ここで「あれ?」と引っかかります。
 初代キン肉マンとスニゲーターは相打ちで、両方とも死んでいます。

悪魔は一人では死なない

 相手のこともきっちりと殺しておいて、スニゲーター一族の恨みというのもどうかと思うのですが。
 結局、キン肉マンは役立たずの代名詞ウルフマンに命を貰って生き返りますが、それを言ったらスニゲーターも悪魔将軍の体の中で生き返っていたので、まさにお互い様です。
 どっちかというと、スニゲーターの化身である悪魔将軍の鎧を始末したバッファローマンを恨むべきだと思うのですが。
 もしくは、超人墓場から脱走したときに処刑したオメガマンか。
 というか、初代スニゲーターは超人墓場から帰ってこなかったのでしょうか?
 何事もなく生き返っていたブラックホールやザ・ニンジャのようにはいかなったようです。

 とはいえ、悪魔将軍を倒して悪魔超人を壊滅させたキン肉マンに恨みがあるのは当然かもしれません。
 そういうことにしておきます。

 それにしても、道連れとはいえ、スニゲーターは自分自身の力だけでキン肉マンを殺した唯一人の超人ということになります。
 ウルフマンのせいでせっかくの手柄が台無しでしたが、もう少し評価されてもよい気がします。
 というか、ウルフマンが自分の命を投げうってキン肉マンを生き返らせた時点で、何度殺しても誰かが代わりに死んで生き返ることになってしまうので、正義超人との戦い自体が無駄のような気がするのですが。
 さすがにこれ以後は、すべてを台無しにしかねないこの設定は、無かったことにされています。

 ともかく、MAXマンの怨念パワーの恐怖でなにもできなくなる万太郎。
 そんな情けない万太郎に怒り攻撃を続けるMAXマン。
 あまりにつらさに「なんでも言う事を聞くから許して」と懇願する万太郎に、「スニーカーを舐めたら許してやる」といいます。

 スニーカーを舐めようとする万太郎に場内大ブーイング。
 座布団、枕、掛け布団、二段ベッド(?)が投げ込まれます。

 それでもスニーカーを舐めようとする万太郎。
 「でも、この部分汚そう」といって、別の部分に変えようとするとき、何かに足をすくわれ転倒し、MAXマンのスニーカーのカカト部分にダイブ。

 足にひっかかったのは、セイウチンのしていたハチマキでした。
 万太郎のために技をくらい続けたセイウチンの生き様を思い出し、涙を流し、「もう弱音は吐かない!」と立ち上がる万太郎。
 感動のシーンです。

 そんなシーンに水を差して台無しにしたのがMAXマン。
 「てめー、俺の話聞いてねーなっ!スニーカーにとってカカトの部分をつぶされるのは大問題なんだぞッ!!」
 駄々っ子のように叫ぶMAXマン。

 オマケに、スニーカーオタクに囲まれ「これなら高く売れそう!」などといわれる始末。
 「ったく、汚い手でさわりやがって!俺はこの体にわずかのチリはホコリがつくのが嫌な極度の潔癖症なんだぞ!あ〜、気持ちわりぃ。」といい、ボディのスニーカーを綺麗に拭きます。
 いつのまにやら、ただのギャグキャラになりさがり、もうスニゲーター一族の威厳も何もあったもんじゃないです。
 この時点でMAXマンの運命が決まったといえるでしょう、南無。

 そして、MAXマン打倒の策を思いついた万太郎。
 体の力が抜けたといって突然倒れます。

 そこに、容赦無くMAXマンが必殺技のビックブーツインパクトを繰り出します。
 それをギリギリでよける万太郎。
 そこにはうんちょが。
 MAXマン、万太郎のクソに直撃。
 ちなみに、「ウンチ」だと放送禁止なのか、「うんちょ」という表現で、アラレちゃんに出てくるような感じでかわいく描かれていました。
 やけにリアルな原作に比べてマイルドな表現でよかったと思います。

 うんちょに直撃したMAXマンはとにかく苦しみます。
 万太郎曰く、MAXマンは子供の頃からリアルなスニーカーに変身することだけを考えていたせいで、肉体も精神も靴そのものになり、靴にとってダメージになることがそのままダメージになるようになった、ということです。
 「新品の靴にとって一番のダメージは!!道端に落ちているうんちょを踏みつけることだ!!」

 アホらしい…アホらしすぎる展開です。


 ここでキッドの回想。

「そういえば、俺も小学校のとき、ずっと欲しかったスニーカーを買ってもらって、喜び勇んでそれを履いて学校に行く途中、犬のうんちょを踏んでしまった!
 大事な靴はよごれるわ、友達からは笑われるわで、BADな一日になってしまった。

 それから数日後、綺麗にあらって、そのスニーカーをはいて学校にいったのだが…
 再びみんなから大ブーイングをあび、VERY BADな一日となってしまった。
 かくして、お気に入りのスニーカーはたった二回履いただけで捨ててしまったよ…

 すなわち、どんなにデザインや機能がすぐれたスニーカーであってもッ!!うんちょを踏む事はスニーカーの死、致命的なダメージとなるんだッッ!!」


 やたらと気合満々で力説するキッドが素敵すぎです。
 というか、マジメに戦え。
 
 これで完全に流れが変わり、今度は万太郎のスープレックスでカカトにうんちょが炸裂。
 「うんちょまみれの怨念なんてもう怖くないです!」と言ってミートも復活。
 もだえ苦しむMAXマンの頭をつかみ、肩にかつぎあげ、上空に飛び上がります。
 脱出しようとするMAXマンの手足をつかみ、必殺技の体勢に。

 「逃げようとしたってダメだよ!この技は絶対脱出不可能なんだッ!」
 「ついにだしたな、あの技を!」
 「いっけー!」
 「初代キン肉マンの必殺技のひとつ…」
 「五所蹂躙絡み(ごどころじゅうりんがらみ)! またの名を…」
 「キン肉バスターーーーッ!!

 キン肉バスターの炸裂でキャンバスに倒れるMAXマン。
 「君のおかげで勝つことができたよ…セイウチン!」
 万太郎の勝利を見て、病院で涙を流すセイウチン。

 キン肉バスターをしたら、万太郎もうんちょまみれじゃないのかとか、キン肉バスターは脱出可能だとか、色々つっこみどころはあるのですが、前者はそれを言ったらせっかくのキン肉バスターが台無しですし、後者はこの後の展開への伏線でもあるので、敢えてつっこまないようにしておきます。
 ともかく、キン肉バスターのカッコよさが強調された場面でした。

 勝利に歓喜し、カルビ丼音頭を歌う万太郎を、ケビンが呼び止めます。
 万太郎は消耗していて戦うのは無理だ、とキッドとガゼルマンがたちはだかりますが、ケビンが呼び止めた理由は万太郎との勝負ではありませんでした。

 デーモンプラントのTシャツを脱ぎ、それを破るケビン。
「気づいたのさ。俺はこんなくだらないヤツらといっしょに戦ってる場合じゃなかったんだ。」
 ごもっともな意見です。

「デーモンプラントを捨てたが、新世代超人に入る気もないぜ。
 どうやら俺には一匹狼が向いてるようだ。
 俺は技術的にも精神的にも磨きをかけ、再びおまえたちの前に姿をあらわす。
 そのときは万太郎…おまえももっと強くなっているんだな。あばよ。」

 そう言い残し、ケビンはカッコよく去っていくのでした。

 そしてケビンが去った会場に、大阪から連絡が。
 万太郎の助っ人にかけつけたキッドが留守にしている間、大阪はデーモンプラントに襲われ、かけつけた新世代超人のゴージャスマンとバーバリアンが返り討ちにあっていたのです。
 なんて役立たずなんですか、新世代超人。

 そして、そこには二人の悪行超人をしたがえた一人の年老いた超人の姿が。
 「あ、あいつは…悪魔超人界の重鎮、サンシャイン!!」

 サンシャイン、キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!

「フォーッフォッフォッフォッ!喜ぶのは早い!喜びたければ、わしが手塩にかけて育てたここにいる二人の悪魔を破ってからにしなッ!フォーッフォッフォッフォッ!」

 不気味に笑うサンシャイン。
 更なる強敵の登場で終了です。

 サンシャインはネプチューンマンに殺されたはずというツッコミもありますが、やはり超人墓場ではたらいて生き返ったのでしょうか。
 その割にはスニゲーターは死んだままというのも釈然としませんが、ブロッケンマンなんてずっと死んだままでしたし、あまり気にしてはいけないのかもしれません。
 所詮、ゆでですし。

 ともかく、来週はエンディングアニメでも使用されている名場面、串カツを食べるサンシャインも見られそうで楽しみです。
 ちなみに、サンシャインの声は佐藤正治さん。
 初代キン肉マンのときと同じ方です。
 まさにファン感涙ものといえるでしょう。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆



2002/03/13 いぶし銀サンシャイン
 アニメの2世は原作の2世よりも出来がよいと思っているゆきです。
 3月13日放送のキン肉マン2世は「サンシャインの罠!」でした。

 キッドが自分のところをほったらかしにしてたせいで、大阪が悪行超人に襲撃されて、さぁ大変。
 キッドも「ガッデム!」とか言っちゃってます。

 そして、映像に映し出されたかつての悪魔六騎士の1人、サンシャインについてミートが解説します。
 ここで回想シーンとして初代の戦いが映されるのですが、ジェロニモの髪の毛が緑だったり、グレートのマスクが黒で体が赤だったりと、色設定が無茶苦茶で、ちょっと萎えます。
 さらに、若い頃のサンシャインの顔が妙に細く、なんとなくジャイアント馬場みたいで違和感ですが、冷凍付けになっていたミートの回想なのでいい加減なのでしょう、多分。

 悪魔超人としての経験をもとに、コーチとして若手悪魔超人を育てているというサンシャイン。
 そして、大阪を支配したという2人の悪魔超人「ナイトメアズ」。

 そんな中、リングでダウンしていた役立たず新世代超人のバーバリアンが起きあがり、「何がナイトメアズだ!」と叫び、ナイトメアズの1人にカミカゼのごとく特攻
 しかし、見事に返り討ちにあい、ナイトメアズはしっぽのような腕でバーバリアンを巻きつけて投げ飛ばします。
 勢いよく投げ飛ばされたバーバリアンは、そのまま大阪城に激突。
 そして、大阪城は見事落城。

 そういえば、初代でも大阪城は、天守閣を開閉式にされたり、飛車角の迷宮というわけのわからない迷路を作られたりと、好き勝手に改造されちゃってました。
 改造の張本人のフェニックスは、一体どうやって文化遺産にこんな改造を施したのか疑問でなりませんが、そこは溢れる知性でなんとかしたのでしょう。
 また、他にも名古屋城と姫路城が空を飛んで合体したりと、どうやら超人は文化遺産をめちゃくちゃにするのがお好きなようです。

 大阪城を落城させた超人は、腕が恐竜の頭の「レックスキング」でした。
 レックスキングは、驚異的なパワーで鉄骨を切断し、新世代超人に挑戦状をたたきつけます。
 「明日の正午までに大阪に来い!」

 ちなみにこのシーン、原作だとバーバリアンを真っ二つに裂くという惨殺シーンなのですが、さすがに規制がかかって変更されたようです。
 かといって、大阪城を落城させるのはどうかと思うのですが。

 自分の防衛地をほったらかしにしていた責任感を感じたキッドは、急いで大阪に向かって走り出します。

 「俺の韋駄天を持ってすれば、今夜中に大阪につく!」

 一体、この人は何キロで走っているのでしょうか?
 まぁ、キッドの父・テリーマンは月まで飛んでいったり、テキサスから熊本まで数時間(?)で走ったりしていたので、超人としては遅いのかもしれません。
 それ以前に設定がいい加減なだけなのでしょうが。

 必死で走るキッドを尻目に、鹿は新幹線で大阪へ。
 そして、万太郎とミートは新幹線の最後尾につかまって大阪へ。
 どうみても犯罪です。

 大阪についた万太郎は、ミートと一緒に観光三昧。
 ナイトメアズの攻撃により壊滅といっていた大阪ですが、街は平和そのもの。
 というか、大阪城が落城しても全く動じない大阪人もどうかと思うのですが

 そして、串カツの匂いにつられて、万太郎とミートは串カツ屋へ。

 ソースをつけて幸せそうに串カツを食べる万太郎とミート。
 「カツもおいしいけど、このソースが最高!」

 やたらとおいしそうに描かれる串カツを見て、「明日の昼は串カツにしよう」と思ったのはゆきだけではないはずです。

 「もっとたっぷりつけちゃおうっと」とソースを二度付けしようとする万太郎。
 しかし、他の客に「やめな!ソースの二度漬けは禁止だぜ」と注意されます。

 「そいつはみんなで使うソースだ。一度口にしたカツをつけちゃ、汚いだろう」
 万太郎にそう注意したのは、なんとサンシャイン。

 サンシャインだと気付いて構える万太郎に、「あわてるな。弟子の2人はいないから大丈夫だ。ワシは飯を食いに来ただけだ」と返します。
 相手は悪魔超人だから信用してはいけないというミートですが、サンシャインは落ちついて語ります。

「ワシはもう歳だ。
 50年以上の超人レスラー生活で目をやられ、技を出すたびに強く食いしばるため、歯もボロボロだ。
 今は敵でも味方でもない。
 腕だってスープレックスの打ちすぎで曲がってしまったし…
 何よりも体力は衰え、体重は全盛期の半分になってしまった…
 この痩せ衰えた体で何が出来る…?」

 そういって、やせ衰えた体を見せます。
 砂なのになぜやせるのかとも思いますが。

「おまえたちもワシも明日の昼間では停戦中だ。
 こっちに来て一緒に食べないか?」

 優しげに微笑むサンシャインの誘いを受け、ミート、万太郎、サンシャインの3人で一緒に食べるという珍しい風景が実現。

「熱いうちに食うレンコンは美味いぞ。」

 美味しそうにレンコンを食べるサンシャイン。
 これを見て、レンコンが食べたくなったゆきは単細胞すぎでしょうか。

「いつも血と汗とリングシューズの革の匂いが充満する場所でしか会ったことの無いワシらじゃ。
 たまにはこういう普通の場所で、普通の話をするのもいいんじゃないか?」

 今、サンシャインがいいこと言った!
 万太郎も串カツを食べながら頷きます。

「カツばっか食ってちゃ、胸焼けして体に悪いぜ。」

 そういって、小さく切られたキャベツをかじるサンシャイン。

「えー、キャベツぅ?」
「あんまり好きじゃないなぁ」

 露骨に嫌がる2人に対し…

「合間、合間にこうしてキャベツを食べると、キャベツの成分が胸焼けを防いでくれる。」

 と、丁寧に解説してくれます。
 それを聞いて、ミートは納得し、いっしょにキャベツをかじります。

「確かに体によさそうですね〜」
「キャベツ以外の野菜じゃ、その効果はないそうだ。
 誰が最初に発見したのか知らないが、すげぇ知恵だよな。」

 いつの間にかグルメ番組になってます。
 それにしても、体が砂のサンシャインが普通に食事をするのはビックリです。
 他の悪魔超人も普通に食事をしていたのでしょうか?
 ジャンクマンがどうやって食事していたのか気になります。
 牛などを、ジャンクして肉片にして食べていたのでしょうか?

 そして、サンシャインは自分の過去を語り出します。

「今にして思えば、あの頃のワシは強さも超一級だった。」

 人間に負けましたが。
 もっとも、その人間は超人になったとたん弱くなるという変わった人でしたが。

「そして、悪魔超人の仲間たちもたくさんいた。
 しかし、バッファローマン率いる七人の悪魔超人が、初代キン肉マンをはじめとする正義超人軍に倒されてから、我らの運命が大きく変わった。
 続く、黄金のマスク争奪戦も、われわれ悪魔超人軍は正義超人たちに全滅させられた。」

 過去を振り返るサンシャイン。
 にしても、回想シーン、やっぱり色が変です。

 悪魔将軍のマスクは、なぜかクリーム色(?)ですし、ザ・ニンジャの頭巾は黄緑ですし、奥のほうにピンク色の服を着てる誰だがわからない黄色い超人が転がってます。
 まぁ、古い話ですし、サンシャインがボケてるということにしておきます。
 というか、黄色い超人が一体何者なのか、気になって仕方ないです。

「この連敗で悪魔超人内に不協和音が起こり、まずバッファローマンが正義超人入りしてしまった。」

 岩の陰からバッファローマンを切なそうに見るサンシャイン。

「そして、宇宙超人タッグトーナメントで初代キン肉マンとグレートのコンビにワシとアシュラマンが敗れ去り、とうとう魔界のプリンスとして恐れられた我が友、アシュラマンまでも正義超人のもとへ去っていった。」

 雨の中、アシュラマンが袋を持ち、サンシャインのもとから走り去っていきます。
 それを追いかけようとしたサンシャインはこけてしまいます。
 これはもうどう見たって失恋シーンです。
 最愛の友、アシュラマンに振られて失望するサンシャイン。

 ちなみに、アシュラマンは冷血面がありませんでした。
 影が薄いので忘れられたのでしょうか?

 このシーン、原作の話の流れから考えると、どう考えてもおかしく、アシュラマンが正義超人になったときサンシャインは死んでいたんじゃないかとか、アシュラマンを正義に目覚めさせたのはサンシャインなんじゃないかとよく言われています。
 ですが、サンシャインはきっと、正義に目覚めた途端、バッファローマンとモンゴルマンに見捨てられるわ、ネプチューンマンに殺されるわで散々だったので、きっと人間不信に陥ったのでしょう。

 その後、王位編の途中で超人墓場から脱走して、最愛の友アシュラマンの元に駆けつけるも、アシュラマンはとっくに正義超人になっていたと。
 で、いまさら悪魔超人がどうこういうサンシャインを相手にせず、走り去っていったのではないのでしょうか。
 人間不信になって、アシュラマンにも振られたサンシャインは生きる気力を無くし、そこを超人ハンターのオメガマンに狩られて超人墓場に逆戻りさせられたのでしょう。

 こうしてみると、サンシャインは作中で一番不幸な超人かもしれません。
 テリーマンより強い人間(スグル談)に負けましたし。

「そのとき、ワシは思った。
 去りたいやつは去れ!
 ワシは1人になっても悪魔超人の灯は守ってみせるとな!」

 語り終えて涙を流すサンシャイン。
 悪魔超人側から見ると、思わず貰い泣きしてしちゃいそうな悲劇の物語です。

 そして、デーモンプラントを新生悪魔超人とするため、万太郎を倒す必要はあるのだといいます。
 全世界に放送される明日の試合で、新生悪魔超人の強さと偉大さを知らしめるというサンシャインに、「おまえはやっぱり恐ろしい悪魔だ!」と言い返すミート。
 そして、サンシャインは高笑いしながら砂になって去っていきます。

 ……ゲーッ、食い逃げだーッ!!
 万太郎もいつの間にか姿を消していて、きっとミートは1人でお代を払わされたのでしょう、南無。

 その後、万太郎は、1人で街を歩き、大阪名物がぜんぶそろっている店で耳が痛くなるような歌を歌いながら、食べまくります。
 代金は31500円。

 財布を忘れたので明日持ってくるから、と食い逃げしようとする万太郎。
 店の人は許さず、警察につきだそうとしますが、万太郎は「ボクちゃん、王子さまなんだからぁ」という、頭がやられているとしか思えないような言い訳をします。
 それにしても、食い逃げをしようとして警察につきだされそうになる正義超人…マヌケすぎです、うぐぅ。

 そんなピンチの万太郎に「ワシが払ったるでぇ!」という救いの声が。
 救ってくれたのは、なんとサンシャイン。

「ただでは帰さへんでぇ!!
 助けたかわりに、言うこと聞いてもらうでぇ!」

 万太郎をつかまえ、関西弁で話すサンシャイン。
 もう、サンシャインにハァハァしちゃいそうなくらいにステキです。

「なぁに、簡単なことをやってもらうだけじゃよ。
 フォーッフォッフォッフォッフォ!!」

 謎を残し、今回もサンシャイン高笑いで終了。

 今回は、名シーンと名高く、ちゆちゃんも取り上げていたサンシャインの串カツシーンがとうとう放映されました。
 期待していたシーンですが、非常に良い出来で、年老いたサンシャインの魅力がいかんなく発揮され、大満足でした。
 原作にはないオリジナルのシーンで、ラストの関西弁で話す場面も良かったです。

 また、作中でよく出てくるカルビ丼よりよっぽどおいしそうに描かれていた串カツも印象的でした。
 思わず、串カツ屋に行って、キャベツをかじりたくなっちゃいます。
 これが見れただけで、2世のアニメを見ていてよかったと思いました。

 ただ、残念なのは、過去の回想シーンの色が無茶苦茶だったことでしょうか。
 ジェロニモの髪の毛が緑なのは一体なんだったのでしょう。

 次回は、「魔のジュラシックハンド」。
 キッドVSレックスキング戦です。
 原作では流血の多い試合ですが、今のところまったく血を流していないアニメ2世ではどうなるのでしょうか。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆



2002/03/20 キッドデビュー戦 その1
 さる3月20日、以前紹介した「キン肉マン超人大全集」が発売されました。

 この超人大全集、キン肉マン関連の曲がほぼ網羅されているのですが、特に注目すべきなのが各超人のテーマソング。
 このテーマソング、どんなものかというと、例えばアシュラマンの曲だと

カーカカカ…六本の腕が
カーカカカ…奇跡の技を生み出すぜ

最初は「笑い」
お次は「冷血」
最後は「怒り」

阿修羅三面 顔が変われば
お前に地獄が 近づくぜ


 といったように、なんだかものすごい歌詞キャラにちなんだ歌詞がつけられています。

 しかし、特筆すべきは間奏の間に入る各超人のセリフ。
 このセリフ、「この人たち、戦い過ぎで頭がやられちゃったんじゃないか」と思わず余計な心配をしてしまうような妙なものが多く、なかなかに笑えます。

 たとえば、ラーメンマンだと…

「わたしはその昔、ミソラーメンだった」

 嘘つけ。

 ネプチューンマンだと…

「優勝したら牛の丸焼き、10頭食うぞっ!!
 アッハッハッハ… ワハハハハハハハハハハハハッ………」


 何がそんなにおかしくてバカ笑いしてるんですか、あなたは。
 神に最も近いだのなんだのいってますが、このセリフだけで全ての威厳が台無しです。

 また、彼のパートナーのビッグ・ザ・武道も「おすし100人分を頂こう…ワハハハハハハハハッ!!」と、わけのわからないバカ笑いをしてくれます。
 それどことろか、弟子のスクリューキッドも「オレの好きなくいもんはワニのカバ焼きだ…ウッハッハッハッハ!!ハッハッハッハッハ………」とバカ笑いし、「本当に何がおかしいんだろう、この人たちは?」と思わせてくれます。

 ちなみに、やはりもう一人の弟子であるケンダマンも「タイトルはいらんが、たいやき1万個食ってやるっ!!クカカカカカカカ…!!」と、頭の痛いとしかいいようがない発言をしてくれます。

 完璧超人が負けた理由がなんとなくわかりました。
 それにしても、この人たちの異常な食欲はなんなんでしょうか。

 ちなみにケンダマンのテーマソングの題名は「キケンだ キケンだ ケンダマン」
 このネーミングセンスがたまりません。

 ともかく、こんな素薔薇しい曲がつまった「キン肉マン 超人大全集」。
 もしあなたが肉ファンなら「買い」です。

 さて、前振りが長くなりましたが、2世のレビューです。

 大阪ではデーモンプラントと新世代超人の戦いがはじまろうとしています。

「レディースアーンドジェントルメーーン!!
 ただいまより、デーモンプラント対ニュージェネレーションの、大阪真昼の決戦を行いますっ!!」

 場内へのアナウンスがタキシード姿のサンシャインによりすすめられます。
 似合わなさ過ぎです。

 レックスキングの相手は、 仮面をつけて天井につるされていてる謎の超人。
 サンシャインのアナウンスによると、その正体は前回真夜中に会場へしのびこんで捕らえられたテリー・ザ・キッド。
 というか、仮面をつけていてもどう見てもキッドというか、もうキッド以外の何者でもないのですが、誰も気付かずに驚いています。
 そして、レックスキングによって仮面が破壊されると場内騒然。

 一発で気付けよと思いますが、そこはモンゴルマンとラーメンマンを、似ているが別の超人と言いきる世界の人々。
 その割には、全然似ていないキン肉王家の宮殿と大阪城をウリふたつと言ったり、この世界の人々の感性はわかりません。

 さて、この一戦には特別レフェリーをつけるというサンシャイン。
 なんと、そのレフェリーは万太郎。
 実は万太郎はサンシャインの策略にはまってレフェリーにさせられたのです。

 キッドに腕につけたサポーターを外せという万太郎。
 反則はビシバシとりしまるといいます。

 ともかく、試合開始。
 キッドにばかり反則をとる万太郎に、「どっちの味方なんだ」と怒るキッド。
 「自分は中立」と言い切る万太郎。
 おかげで、新世代超人サイドは完全にボロボロ。

 サンシャインは、生真面目な万太郎をレフェリーにし、キッドと衝突させようと策略していたのです。

 恐竜の顔と化してキッドに噛み付くレックスキングの右腕「ジュラシックハンド」。
 おそらく規制ゆえでしょうが、噛み付いてもまったく血が出ません。
 ここまでいくと、逆に不自然な気がして違和感です。
 この辺はなんとかならなかったのかなぁ、と思っちゃうのですが。

 キッドのあまりの惨状に心配する万太郎ですが、キッドは余計なお世話とツッパリます。
 そして反撃に出て、レックスキングの頭を破壊するのですが、それでもピンピンしているレックスキング。
 レックスキングはキッドに対し反撃、とどめに出ます。

 そして「いいぞ、キッドはもう虫の息だ」と勝利を確信したサンシャインはリングにあがりますが、万太郎の手によってキッドは救出され、レックスキングのジュラシックハンドは金網に激突。
 万太郎は、リングに入ってきたサンシャインに対して反則とし、キッドを救出したのです。
 これで2人の信頼は回復、サンシャインの策はやぶれます。

 金網に直撃したレックスキングが苦しむのを見て、弱点は右腕の恐竜の顔だと見破り、そこを締め上げるキッド。
 レックスキングはそのしめつけに激しく苦しみ、恐竜の顔の血の気が失せていき、皮がはがれていき骨と化していきます。
 そのピンチを、ジュラシックハンドで、恐竜のしっぽである自分の左腕にかみつくことにより脱出。

 それでもチャンスは続き、フィニッシュホールドに入ろうとするキッド。
 しかし、そんなキッドに対し、サンシャインは「お前にフィニッシュホールドなど決められるはずはない!!フォーッフォッフォフォッフォッ!!」と不敵に笑います。

 ここで今回は終了。
 三週連続、サンシャインの高笑いで終わりです。

 今回は全体的にツッコミどころも少なく、まったく血が流れないことが違和感であることをのぞけば、特筆すべき点も見当たらない回でした。
 ともかく、次回は「逆転なるか!?キッド捨て身の攻撃」です。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆



2002/03/27 キッドデビュー戦 その2
 阪神、近鉄ともに開幕戦2連勝とさいさきがよく、ご機嫌な関西人ゆきです。
 このままいけば今年の日本シリーズは阪神VS近鉄じゃないか、どっちを応援しようなどと、今から勝手に悩んでいて、まさに脳内が春という状況です。

 それにしても、まさか阪神が2連勝するとは思いませんでした。
 オープン戦で勝ちすぎたので絶対ダメと思っていたんですが、オープン戦から勝つことを意識したおかげで、今までの負け犬根性が一掃されたのかもしれません。

 あと、今日先発していたムーアの変則投法は非常に打ちづらそうです。
 球は速いし、急にサイドスローに変えたりするし、あんなの打てるんでしょうか?
 これからが楽しみです。

 さて、それはそうとキン肉マン2世です。
 今週の2世は、第12話「逆転なるか!?キッド捨て身の攻撃」でした。

 レックスキングに対しキッドがフィニッシュに行こうとするにも関わらず、不敵に笑うサンシャイン。
 テリー一族には地味な技しか持っていないのだ、と余裕しゃくしゃくで語ります。

「地味…過去の遺物!?」
 その言葉を聞いたキッドは自らの過去を思い出します。

 キン肉バスターをしようとして、テリーに怒られるキッド。

「我がテリーファミリーはキン肉バスターのようなパワーを必要とする投げ技は苦手とする。
 そのかわり、テキサスの大自然でつちかった強靭な腕力と脚力の粘り強さがあるんだ。
 そこから生まれた技がナックルパートやトラースキック、スピニングトーホールドなどの技だ。
 キッド、お前も自分の体格にあった技をするんだ。」

 はい、嘘だらけです。



 1トンを誇る重量級超人のザ・魔雲天を恐るべき怪力で見事に持ち上げるテリーマン。
 余談ですが、ゆきはこの場面はテリーマン屈指の名シーンだと思います。
 そのシーンを自分自身で否定しているんだから、少なからずショックです。



 100トンの重みの鉄球に対し、持ち前の怪力でこらえているテリーマン。
 というか、「ウオオ!なんという重さだ!」だけで片付けられる問題じゃないと思うのですが。

 ちなみに、50トンの時は「ぶん投げてやれっ」という無理難題も、「オオッ!」とか言って、難なくこなしていました。

 
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 まさにド迫力パワー。
 50トンならよくて、100トンならダメというのも、どうかと思うのですが。



 そして、キン肉バスターを決めるキン肉マングレート(中身テリーマン)
 タッグ編は、テリー一番の見せ場だったと思います。
 そのシーンも自分自身で否定しているとなると、残りは2つの引き分けと相手の反則での勝ちくらいしか残らないんですけど。

 もう嘘まみれです。
 あまりに嘘まみれで弁護のしようがないので、ジョーカーとも言える言葉を出してきて無視して進めちゃいます。
 所詮ゆでです。

 さて。脱線しすぎましたが、テリーの言葉に「僕はパパのような地味な超人にはなりたくない!」と返す幼少キッド。
 やはり、ミスター引き分けにはなりたくないということでしょうか。
 それでも、テリーマンだったらマンモスマン相手でも引き分けられそうと思わせてくれる何かがあったのですが。
 勝てる気はしませんけど。

 過去を思い出し、「オレはパパとは違う」と言って、無茶苦茶な体勢からスープレックスをかけようとするキッド。
 しかし、レックスキングの体重に耐えられず失敗してしまいます。
 巨漢キラーのテリーマンなら成功してそうだったのですが。

 この失敗でキッド、一気にピンチに。
 走馬灯のようにテリーのことを思い出します。

「我がテリーファミリーは非力だが、どんな時もあきらめたりしない!
 Go For Broke!! 当たって砕けろの精神を忘れるな!」

 その言葉を思い出したキッドはレックスキングの攻撃をテキサス魂で切りぬけ、反撃に入ります。
 そして、サンシャインに煽られるも、「何も恥じることはない!」というテリーの言葉を思い出し、スピニングトーホールドを決めます。
 更に、テキサスクローバーホールドへ。
 苦しみもがくレックスキングに、「ギブアップは絶対に許さんぞ!」とサンシャインは言います。

 そういえば、過去に似たようなシーンがありました。



 テキサスクローバーホールドでギブアップ寸前のサンシャイン。
 自分のことを思いっきり棚に上げています。
 まぁ、この人はそういう人ですけど。

 「こうなったらあの手を使おう!」というサンシャイン。
 「その手があったか…」

 レックスキングがキッドに攻撃するも、キッドはよけます。
 しかし、その先には万太郎が。
 レックスキングの攻撃が万太郎に直撃。
 そして、それを見てスキができたキッドにレックスキングが攻撃、クローバーホールドから抜け山します。

 ともかく試合再開。
 しかし、再びレックスの攻撃が万太郎に誤爆。
 もはや正義超人側は大混乱状況で、止血剤と氷を持ちだそうとするミートもこけたりと落ちつきません。

 わざと万太郎をねらったんだというキッドにレックスが攻撃。
 しかし、後ろに万太郎がいたのを気遣ったせいで、避けることができずにレックスにつかまります。

 「殺すなら一思いにやれ」というキッドに対し、じわじわと殺してやるというレックス。

 それを聞いた万太郎は「レックスキングはジュラシックハンドを持つだけに、ゆっくりジュラして料理してやるんだね」とくだらないギャグを飛ばします。
 仲間のピンチに何をやってる、あんたは。

 しかし、ギャグのあまりの寒さにレックスは苦しみだし、キッドをはなしてしまいます。

「そうか!レックスは恐竜の超人。
 恐竜は今から6500年前寒さと飢えで全滅した。
 …つまり、恐竜超人であるレックスキングは寒さに弱い!」

 例によって冴えてるのか冴えてないのかわからない理論に辿り着いたキッド。
 MAXマンのときもそうでしたが、この人は異常な現象を素直に受け取る力に長けているのかもしれません。

 万太郎にもっと強烈なギャグをヤツに聞かせてくれと言うキッド。

 「ふとんがふっとんだ!」「イカが怒った」「サケが避けた」「鯖が裁かれた」という寒いギャグの連発に、足が凍り出すレックス。
 無茶苦茶過ぎです。

 「さむー」と口をそろえる場内。
 インドの超人サムゥまで登場。

 「レックスにこれ以上寒いギャグを聞かせるな!」といい、ふと考えるサンシャイン。
 「耳で聞いて感じる精神的な寒さにすぎん、これを使え!」と耳栓をレックスに渡します。

 「なぜ耳栓なんて持ってやがる!!」
 ガゼルマンがナイスツッコミ。

 「こう見えてもワシはデリケートでな、寝るときはいつもつけているのだ!!」
 驚愕の事実。

 「その顔でデリケート…」
 露骨にイヤな顔をするガゼルマンとセイウチン。
 2人でパンダパジャマを着て、このHPのデザインの如くハートまみれの枕と布団でかわいく寝ているサンシャインを思い浮かべて、オエーー。
 というか、この場面のサンシャイン、かわいすぎです。

 「クソーッ!!」
 そう悔しがるキッドですが、ガゼルマンが勝ち誇った如く言います。

 「安心しろ!キッド!!耳栓があってもヤツには使えない!!」
 「どうして!?」
 「なぜならヤツには、耳の穴がない!!!
 さすが冷静沈着さを買われて東京に赴任したガゼルマン、ナイスツッコミです。

 しかし、ミートが呆れ顔でツッコミ。
 「…つけてますけど?

 リング上には、耳の穴もないのに無理やり耳栓をしているレックスが。
 「なぜだ!!耳の穴もないのに!!しかも、なんて強引な場所に!!」
 あなたの怒りはもっともです。

 しかし、ミートが一段上でした。
 「…ちなみにサンシャインも耳の穴はないですよ?」
 哀れ、常識人ガゼルマン。

 この場面はアニメオリジナルで、原作のツッコミどころを上手く利用した名場面だと思います。
 なんだか、クリリンには鼻がないから匂いが伝わらないというのを思い出しちゃいました。

 ともかく、耳栓で万太郎のギャグをシャットアウトしたレックスは体の凍えがとれてしまいます。
 そして「万太郎!お前のギャグなんて面白くないんだよ!!」と、露骨に万太郎を攻撃
 どう見ても反則ですが、そもそも万太郎のギャグ攻撃自体が反則なので、今更どうでもいいのかもしれません。

 立ち直ったレックスはキッドに反撃。
 キッドも反撃するのですがレックスには効かず、レックスの攻撃で空中に投げ出されます。

 落ちてきたところを噛み付こうとするレックスですが、キッドは天井の突起物につかまって、なんとか耐えます。
 苦しむキッドに、場内を冷やすエアコンの風が当たり、更に凍えそうになるのですが…
 「いや…これは使えるのかも知れない…Go For Brokeだ!!オレはこれにかける!!」

 キッド、突起物から手を離して落下。
 そして落下中に自分の体を激しく回転させます。
 その回転で落下速度が減少。
 絵にすると、初代ぷよぷよで5連鎖同士をぶつけあったときに、回転させて時間稼ぎをしている状況にそっくりです。

 キッドのぷよぷよ大回転はすさまじい風を起こし、エアコンの冷気と重なってブリザードとなり、レックスキングに直撃。
 そのブリザードでレックスキングは完全に凍りついてカチコチに。

 「くらえ!!テリーファミリーの至宝ナンバー3!!カーフブランディングッ!!」
 凍りついたレックスキングの司令塔のジュレシックハンドを完全に粉砕して、キッド、デビュー戦で見事勝利。

 そして自宅でテレビを見ていた父テリーマンが映し出され「キッド、すばらしいデビュー戦だったぞ」と祝福の言葉を送るのでした。

 悔しがるサンシャインの前に、もう1人のナイトメアズが自分が万太郎を倒します、と諭します。
 「さぁ、サンシャインヘッド!どうか今一度あなたさまの悪魔超人魂を注魂してください!」
 「ようし!今注魂してやろうぞ!!受け継ぐのだ、ワシの残虐非道、鬼畜無頼の悪魔の魂を!!」

 砂になり、ナイトメアズNo2の体を覆うサンシャイン。
 「胎動しておるぞ…新しい悪魔が!!」

 「なに!?」
 驚く万太郎で終了です。

 そういえば、この場面も初代で似たような場面がありました。

 

 ……サンシャインさん、新しい悪魔の胎動以前にナイトメアズNo2はこのまま苦しみ死んでいっちゃうんじゃないんでしょうか?
 まぁ、超人心臓に切りかえれば酸素のない状況でもいくらかは耐えられるそうですが。

 今にして思えば、ジェロニモが超人になって性格が悪くなったのも、このときに悪魔超人魂を注魂されてしまっていたのかもしれません。
 恐るべし策士、サンシャイン。
 さすがとしかいいようがありません。
 ゆでのいい加減さが。

 ともかく、次回は「冷血の騎士 チェックメイト!」
 サンシャインの愛弟子登場です。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆



2002/04/03 極限超人チェックメイト その1
 さて、相変わらず遅れ気味の肉レビュー。
 東京ミュウミュウも加わって、大丈夫なのか疑問過ぎですが、ぼちぼちとやっていきます。
 遅れ過ぎで申し訳ないですが、よければお付き合いくださいませ。

 先週のキン肉マン2世は、第13話「冷血の騎士 チェックメイト」でした。

 「生まれる…生まれるぞ…!」
 のっけから妊娠したサンシャインではじまります。
 サンシャインってメスだったんでしょうか?

 サンシャインの腹をつきやぶってあらわれたナイトメアズNo2は、チェックメイト。
 礼儀正しく、とても悪行超人に見えない姿をしています。
 彼はチェスの超人で、肩にはルークとナイトを肩につけ、本人がキングとなっています。

 ちなみにチェックメイトの声は遠近孝一さん。
 「こみっくパーティー」の九品仏大志を演じておられた方です。
 大志ファンのゆきは、そのボイスにメロメロです。

 新世代超人に対して今までフード姿で失礼しました、というチェックメイト。
 そのチェックメイトに好感を抱いたガゼルマンは、彼と握手しようとします。
 しかし、握手を知らないチェック。
 とりあえず、手を差し出したガゼルに対し、同様に手を差し出すのですが、ガゼルの手をねじまげてしまいます。
 「握手というのはこれでいいんでしょうか?」
 生粋の悪魔であるチェックにとって、相手に手を差し出されれば潰すのが正しいと思っていたのです。

 ちなみにこの場面、原作ではゴージャスマンが腕をねじられる役だったのですが、ガゼルマンの見せ場を増やすためにガゼルマンに変更されたようです。
 見せ場といっても、やられる場面ですが。
 まぁ、こんな場面でも使ってもらえるだけマシですし、ガゼルマンファンは、「存在すら忘れられた!」と嘆かずにすみそうです。
 噛ませ役、バンザイ。

 苦しむガゼルマンをキッドがチェックに蹴りをいれて、救出します。
 それに対し、本物の蹴りを見せるというチェック。
 肩にあるナイトの駒のボタンを押すと、馬の姿に変身します。
 そしてその姿でキッドに激しい蹴りをいれ、キッドは倒れてしまいます。

 あまりのチェックのおそろしさに逃げる万太郎。
 追いかけようとするチェックですが、サンシャインはある事柄でショックを受け、戻ってくるから止めなくていいと言います。

 さて、会場の店で隠れてカルビ丼を食べている万太郎。
 そこに会場内でギャルの超人人気投票が映し出されます。

 1位はキッド。
 「キャーーー!!キッドーーーー!!」

 2位はケビンマスク、3位はガゼルマン。
 ガゼルマンの栄光は今のうちです。
 4位はMAXマン、5位はマダムに大受けのサンシャイン、6位はレックスキング。
 7位はセイウチン、8位はテルテルボーイ、9位は万太郎で、票数は1票

 それにしても、大阪城をぶっこわしたレックスキングがえらい人気なのは、一体どういうことなのでしょうか。

 万太郎に一票入れたのは一体誰なんだろう、趣味が悪いと話す凛子の友達。
 凛子は「大阪のポップコーンっておいしい」と話をそらします。
 この時点では凛子と万太郎はまだ面識がないのですが、凛子は万太郎のよさをわかっている数少ない人物として描かれています。

 そのころ、1人の超人に票が殺到しはじめます。
 デビュー直後のチェックメイトが一躍一位に。
 ファンもいい加減過ぎです。
 ゆでたまごにとって、ギャルのファンというのはこういうものなのでしょうか。

 顔を赤らめチェックの魅力を語るギャルたちに、万太郎は「チェックより強い超人がいたらどう?」と聞くと、「その人に乗りかえるかも」と話すギャルたち。
 無茶苦茶いい加減です。
 まぁ、弱いものを応援するのはそれだけで疲れますし、世の中こんなものなのかもしれません。
 勝てないどころか、試合にさえ出してもらえないガゼルマンを応援するのは疲れました

 ともかく、ギャルたちのこの言葉でやる気を出した万太郎。
 それを柱の影から眺めて、「計算どおりじゃ、フォーッフォッフォッフォ」と笑うサンシャイン。
 端から見たら危ない人…というか、現にまわりの人たちは見てみぬフリをしていました

 このいい加減過ぎる人気投票、ひょっとしたらサンシャインが裏で操作していたのかもしれません。
 そうでもないと、あまりにいい加減すぎです。
 まぁ、所詮ゆでなんですが。

 ともかく、チェック対万太郎の試合の準備がすすめられます。
 リングは、チェス盤をイメージしたデザイン。
 チェックは大人気、ものすごい盛り上がりです。
 場内、完全にデーモンプラント一色。
 彼らにとって、破壊された大阪城はどうでもいいようです。

 そんな中、万太郎が颯爽と登場。
 チェックに対抗して、チェスの駒のかわりに将棋の駒を装着しています。
 あまりのバカっぷりにキッドやガゼルも大呆れ。

 ともかく、試合開始です。
 ギャルの人気のために張り切る万太郎。
 とにかくカッコよく決め、オリジナルの間接技「万太郎ストレッチ」をチェックに決めます。

 チェックを押しまくる万太郎に大歓声。
 これを見て、さっき惨めにやられたガゼルマンは「初登場のチェックに花を持たせてやったのさ」とすまし顔で語ります。
 が、今更カッコつけても無駄です。
 誰もガゼルマンを相手しません。存在が完全に無視されています。

 後ろでラッパをふいたり、角をはずしてみたりと必死にアピールするも、相手にしてもらえずガックリ。
 この場面はアニメオリジナルですが、ものすごくいい味を出していてガゼルマンファンにはたまりません。
 こんな役でも出してくれてるアニメスタッフに感謝。

 万太郎の活躍に、人気投票の票はうなぎのぼり。
 やっぱりいい加減すぎです。

 大喜びの万太郎。
 さっきまでチェックを応援してたギャルたちも、万太郎ファンに鞍替え。
 この人たち、強ければ悪魔将軍でも応援しかねません。

 「苦しいだろ?」と問い詰める万太郎ですが、チェックは「クルシイ? 何の言葉だ?」と逆に問い返します。
 質問を質問で返すなーっといわれそうですが、本当にクルシイという言葉がわからないチェック。
 そして、ガッチリ決まってる間接技から、足の間接を外すことにより脱出。
 あまりのものすごさに場内唖然です。

 しかし、何事もなかったように間接を元に戻すチェック。
 「間接なんて外して痛くないの!?」と驚く万太郎に、「イタイ? またわけのわからない言葉を」と返します。

 サンシャインが言うには、チェックは言葉がわからないのではなく、苦しい、つらい、痛いなどの概念がないのだというのです。
 恐ろしい事実に気が動転する万太郎たち。

 「万太郎がどんな技をくりだしても、チェックメイトは何も感じない…」
 「つまり…勝つことが…できない!?」
 「フォーッフォッフォッフォッフォッフォ!!」

 例によって、サンシャインの高笑いで終了。
 恐るべき超人、チェックメイト。
 万太郎は果たして勝つことが出来るのでしょうか。

 さて、「痛みを感じない超人」といえば、真っ先に悪魔将軍を思い出します。
 その反則的な強さでスグルを苦しめた悪魔将軍。
 サンシャインにとって、チェックはそんな悪魔将軍を思い出させる存在なのかもしれませんね。

 次回は、「大ピンチ!万太郎VS悪魔の騎士」です。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆




2002/04/10 極限超人チェックメイト その2
 4月10日のキン肉マン2世は、第14話「大ピンチ!万太郎VS悪魔の騎士」でした。

 痛みを知らない恐るべき超人、チェックメイト。
 絶対にやせガマンにすぎないという万太郎、チェックに卍固めを決めますが、全然効果がありません。
 そして、技をあっさりと返すチェックに場内大歓声。

 人気が落ちていくのに焦った万太郎は、チェックに怒涛のラッシュをかけますが、余裕のチェックは肩のルークの駒のスイッチを押し、城の形に変身します。
 変身したチェックに殴るものの、固くなってしまったチェックのボディにはまったく効かず、逆に万太郎は痛がることに。
 痛がる万太郎に興味をもったチェック。
 顔が紅潮し、表情が青ざめていく万太郎。
 万太郎を高くに放り投げ、ナイトに変形し、阿修羅稲綱落としのような技「馬式誉れ落とし」を決めます。

 大ダメージの万太郎ですが、キッドが「万太郎の首の太さが猛攻をしのいだ」と解説します。
 キッドの解説役パワー爆発。
 超人博士に命名してあげたいくらいです。

 チェックの強さに嫌気が差しつつも、例によって票が減っているのを焦り立ちあがる万太郎。
 そして、「チェックメイトやぶれたり!!お前のチェスピースチェンジを破る方法を見つけた」とたんかを切ります。
 その一言で、万太郎の票が再び急上昇。

 「これが打倒策だ!!」
 チェックを膝十字固めに固め、チェックの背中についているチェスの駒を奪い取り、肩につけます。

 「目には目を!歯には歯を!!チェスピースチェンジ!!」

 なんだか、無茶苦茶懐かしい響きのセリフ。
 ゆきが「目には目を、歯には歯を」という言葉をキン肉マンで知りました。
 こういう人は多いのではないでしょうか?
 ゆきにとって「目には目を」といえば、ハムラビ法典よりもキン肉マンです。

 さて、万太郎が駒のボタンを押すと、万太郎もチェックと同様に変身していきます。
 誰でも使えるんですかい、この技。

 万太郎が奪ったのはポーン(兵士)の駒でした。
 西洋の甲冑姿に変身していく万太郎。
 しかし、下半身も変身し、本物のチェスのピースのようになってしまいます。

 焦りつつも、万太郎はドロップキックを繰り出しますが、チェスのマス目をひとつ進んだだけです。
 もう一度試しても同様の結果に。

 何が起こったのかわからない万太郎に、超人博士のキッドはチェスのポーンは縦に1マスしかすすめない、お前は今その状態にあるんだ、とアドバイスします。
 結局、万太郎は諦めてチェスピースチェンジを解除するのでした。

 余談ですが、ゆきはチェスの駒といえば、ダイの大冒険のハドラー親衛隊を思い出します。
 ポーンは最弱の駒ではなく、接近戦での距離をつめた戦いが得意で、要は使いようという設定がすごく好きでした。
 また、ダイの大冒険では将棋で歩がと金に成るのと同様に、ポーンが敵陣の1マス目に入ったときの「プロモーション(昇格)」という設定も生かされてました。
 もし万太郎がプロモーションを実践していたらどうなっていたのだろう、とちょっと興味があります。

 ともかく、こんな駒はいらないという万太郎。
 「役にたたないピースなら、最初からそういってよ!」
 逆ギレ。

 「あなたが勝手にもっていったんじゃないですか」
 ごもっともです。

 ポーンのピースをチェックに返す万太郎。
 そして、元に戻ったチェック。

 万太郎に技を決め、痛がりまくる万太郎。
 「嫌ですねぇ、みっともない」と説教するチェック。
 しかし、万太郎は痛がりっぷりはチェックに説教をさせようとしての擬態で、すばやくとらえ、チェックをジャーマンスープレックスにかけます。
 しかし、ルークの駒に変身し、超重量で技を失敗させ、さらに猛攻を加えるチェック。

 自分が説教をするのは、あまりに強すぎ、余裕があるからだといいます。

 勝利目前のチェック。
 サンシャインは、写真をとりだしてきて「ここまで来るのに何年かかっただろう…悪魔超人の仲間たちよ、見ているか?」と昔を懐かしみます。
 ちなみにこの写真、7人の悪魔超人、悪魔六騎士、悪魔将軍の集合写真。
 ですが、悪魔将軍の体はアシュラマンをのぞく六騎士が作っているはずなので、悪魔将軍と六騎士はいっしょに写るはずがないのです。
 謎過ぎです。
 このときの将軍の体はハリボテなのかもしれません。
 そう考えると、めちゃくちゃ情けないのですが。

 そのとき、会場の巨大ビジョンに写る2人の超人の姿が。
 2人は、残虐超人ヘッド、完璧超人ヘッド。

 サンシャインはキン肉万太郎を倒したとしても、悪魔超人の快挙だといいます。
 デーモンプラントは、内部では軍団抗争だらけだったのです。

 デーモンプラント結成時から、悪魔超人軍はサンシャイン1人となり、ろくなトレーニングができなかったと語るサンシャイン。
 しかし、スニゲーターJrは、どうしたんでしょうか?
 悪魔将軍の体を作っていたスニゲーター一族も、長いものには巻かれて残虐超人か完璧超人に寝返ったのでしょうか。
 それとも、サンシャインが嫌だったのでしょうか。
 後者のような気がします。

 チェックメイトが勝利し、悪魔超人が再び覇権を握るのは目前だと喜ぶサンシャイン。
 チェックに万太郎にとどめをさせるように言います。
 しかし、動けない万太郎。
 とどめをすべく万太郎に向かって歩いていくチェック。
 絶体絶命です。

 「フォーッフォッフォッフォッフォッフォッフォ!!」

 ここで終了。
 この6回で5回がサンシャインの高笑いで終了です。
 阪神の勝率並です。

 次回は、「師弟激突?!サンシャインの涙」です。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆



2002/04/17 極限超人チェックメイト その3
 4月17日のキン肉マン2世は「師弟激突?!サンシャインの涙」でした。

 痛みを知らないチェックメイトのあまりの強さに立ちあがれない万太郎。
 1歩、また1歩とチェックが万太郎に歩み寄ります。

「見よ!!悪魔将軍!!アシュラマン!!ザ・ニンジャ!!ブラックホール!!アトランティス!!
 そのほか、旧悪魔超人の仲間たちよ!!みんな…もう少しじゃぞっ!!!」

 どこで撮ったかわからない集合写真を掲げ、声高々に叫ぶサンシャイン。
 でも、アシュラマンもザ・ニンジャも正義超人入りしちゃったんで、悪魔超人のことなんて考えていないと思うんですけど。

 一向に立ちあがれない2世。
 なんとかしようとしてミートがひらめいた手段は…

「あーあ、このまま起きあがれないなら、万太郎に投票するのやめちゃおうかなー。
 せっかくカルビ丼作ってきたのになー」

 萌え声を使って観客のギャルのふりをするミート。
 「いいのか、それで?」と思いますが、これが一番確実な手段なので仕方ありません。

 案の定、気合満万で立ちあがる万太郎。
 しかし、カルビ丼を作っている美女なんていなくてガックリ。

 ともかく、チェックに反撃しようとする万太郎。
 しかし、軽くあしらわれ、間接技にかかります。

「なぜそんなに弱いのです? お前の実力はこんなものだったのか!?」
 ガックリするチェック。

「…わたしはこんなヤツを倒すために、サンシャインヘッドの地獄の特訓に耐えてきたのか?」
 サンシャインに対し、不審な思いを抱き始めます。

 ともかく、サンシャインの「とどめをさせ!」という言葉を受け、ルークの姿に変身し、必殺技「ルークスカイツイスト」を万太郎にくらわせます。
 強烈な一撃をくらった万太郎は完全にダウン。

 その姿に感極まるサンシャイン。
「見よ!同士たちよ!!今度こそ万太郎はおきあがってこないぞ!!」

 そんなサンシャインに対して、チェックは呆れ果てて言い放します。
「万太郎と戦い、実は正義超人は強くなかったとわかった。
 そして、正義超人に負けた旧悪魔超人軍は、もっと弱かったんだ!」

 個人的に、悪魔超人軍が負けた最大の理由は、スニゲーターがキン肉マンを一度殺したのに、ウルフマンが自分の命をキン肉マンに与えたのが原因だと思うのですが。

 弟子の強烈な言葉に、サンシャインは「我ら旧悪魔超人軍と、正義超人軍の戦いを侮辱するつもりか!?」と涙を流し反論。
 「わたしにはネガティヴな感情を捨て去れといったのに、自分が涙というもっともネガティブな感情をあらわにするとは、どういうことだ!!」と返すチェック。

 そんなチェックにサンシャインは「もう許さん!!」と怒って身をのりだします。
 しかし、チェックは身を乗り出したサンシャインに対して攻撃。
 突然の仲間割れに場内唖然。

「チェックメイトよ…今日まで育てたワシを蹴ったなんてことはないよな?
 万太郎と間違ったんだといってくれ…」
 悲しむサンシャインに、対してチェックは冷たく言い返します。

「わたしはあなたからの教えを実践しているだけ。
 自分に向かってくるものがあれば、親兄弟、恩師であろうとたたきつぶせといったのはあなたではないか!?」
「わたしにネガティブな感情を捨て去れと言ったあなたが、こんな昔をしのんだ写真を手に、昔の恨みつらみをほざいて、うじうじと悲しみにくれている。
 それこそ、ネガティブな感情のさいたるものではないですか?」

 そして、サンシャインの持っていた写真をビリビリに破いてしまいます。

うわぁーーーーーーーーーー!!!
 サンシャイン、絶叫。

「な、なんてことをっ!!」
 号泣し、破かれた写真をかきあつめるサンシャイン。
 しかし、チェックはそんなサンシャインを蹴り飛ばします。

「…やめなよ…!!」
 飛んできた写真の断片を手にして、たちあがろうとしながら言う万太郎。

 しかし…
「なに…!? ほざくな、ヘタレが!!
 何が悪魔超人軍だ!!こんなヘタレな万太郎の父親に倒されてしまうなんて!!」
 怒りが収まらないチェック。

「ちがうっ!! ちがうんじゃっ!!!」
 涙を流しながら語るサンシャイン。

「ワシらは強かった…しかし、キン肉マンたち正義超人はそれ以上の鉄壁の軍団だった!!
 キン肉マンたちは、敵だったとはいえ本当にあっぱれなライバルじゃった!!」

 涙ながら語るサンシャインに、思わずこちらも貰い泣きしてしまいそうです。
 サンシャインは、タッグ編で友情に目覚めていましたし、本当の意味での「悪行」ではなく、正義超人に勝ちたいというライバル心を持ちつづけている意味での「悪魔超人」のような気がします。
 原作でも、後半は妙にいい人でしたし。

「チェックメイト、お前はしらんのじゃ!!
 ヤツの火事場のクソ力を!!
 地球のマグマが爆発し、まわりを全て爆発するような、あのパワーをっ!!
 …本当なんじゃ…」
「信じられるかっ!!サンシャインヘッドたちが弱すぎたから、相手の些細なパワーにまで脅威を感じているだけだ!!」
 そして、万太郎を踏みつけつづけるチェック。
 しかし、熱くなった万太郎の額に、一瞬「肉」の文字が。

 チェックの心臓を蹴り破ろうとする踏み付けを、受け止め、チェックの足を固める万太郎。
「どうだっ!!!」
「ふははは!!どんな技を仕掛けられても、わたしは痛みを感じない極限超人ということを忘れたか!?
 ふふふふふっ、平気平気」

 万太郎のアキレス腱固めをくらって、足にものすごい音が鳴り続けるも、全く平気で笑っているチェック。
 「逃げろ!! 基本はディフェンスだ!!」というサンシャインにも「痛くないんだから、負け犬のようにヘコヘコと逃げる必要はない!!」と一蹴。

 いくら攻撃しても効かないチェックに対し、万太郎が参り始めると、チェックは逆に万太郎を片足で持ち上げ放り投げます。
 放送席の机に落ちた万太郎に対し、ボディプレスをかけて追い討ち。
 放送席の机はまっぷたつになります。

「こいつはいい。」
 割れた放送席の机の残骸を万太郎の首の下に置き、「このままエルボードロップをかけたらどうなると思う?」と楽しそうにいうチェック。
 チェックは万太郎の首をへし折るつもりです。

「なんてことを!!」
 場内唖然。

「超人なら超人らしく、正々堂々と戦え!!」
 子供が走ってきて、チェックの背中をポカポカを殴ります。

 そんな子供を「うるさいっ!!」と殴り飛ばすチェック。
 吹き飛ぶ子供を受け止めたのは、サンシャイン。
「どうやらワシは、正義超人に復讐したい一念で、とんでもない怪物を作ってしまったようじゃ…」

 観客席では「超人レスラーが観客の子供に手を上げる姿を見たのはこれがはじめてです」との言葉。

 …えーっと、そんはハズはなかったと思いますが。
 たしか、「体に触れたから」という理由だけで相手を殴った極悪非道の正義超人(ヘタレ)がいたはずですが。



 「ジェロニモ、がんばってね!」→クワ→バシ→「あの子供がオラの体に勝手にさわったからだ!」
 チェックメイトより酷い気が。
 ジェロニモ、正義超人除名きぼーん。
 人間のときの方が強かったですし。

 とはいえ、ジェロニモがこんなになってしまったのは、素直過ぎたからかもしれません。
 ともに修行してきたパートナーのあの人の言うことを一途に信じてしまったせいで、こうなったのでしょう。


↑この人

 恐るべし、ニューマシンガンズ。

 脱線しまくりましたが、チェックの行為に場内大ブーイング。

 しかし、ブーイングもまったく気にせず万太郎の首をへし折ろうとするチェック。
 そこに、サンシャインがドロップキックで乱入。
 チェックは吹き飛び、万太郎は助かります。

 放っておけば勝てるのに、放っておけないあたり、サンシャインは結構いい人というか、悪魔超人に向いていないというか。
 なんだか、悪魔超人として生まれてしまったことがかわいそうな気もします。

「おのれ…サンシャイン!!裏切りやがったな!!!」
 サンシャインにラリアットを食らわせ、そしてダウンしたところを踏みつけまくるチェック。

 これを見た万太郎。
「体の奥底が熱くなってきた…!!」
 立ちあがり、チェックに向かって走っていき、膝蹴りを食らわせて、更にリング内へ投げ飛ばします。

 そして、サンシャインに歩み寄り、手を貸す万太郎。

「どうして、ワシを助けた…?」
「あんたはさっき、ボクの父上が強かったって弁護してくれた。」
 そして、サンシャインを起こし、肩を貸します。

「チェックメイト…たしかにあんたは強くてかっこいい。
 ギャル人気ナンバー1の資格は十分だ。
 …でもね…」

 そう言って振り返る万太郎。
 その額には、光り輝く肉の字が。

「心に愛がなければ、真のスーパーヒーローにはなれないっ!!!」

 痺れるようなセリフで今回は終了。
 正直、泣きそうになりました。

 次回、「万太郎 火事場のクソ力」。
 チェックメイトとの最終決戦です。

 今回の放送は、今までの2世の中でも一番のデキだったと思います。
 原作では、チェックは写真をはねのけるだけで破らなかったのを、敢えて破らせることでチェックの非情っぷりを表現し、さらにそれををかきあつめるサンシャイン、やぶれた断片を手にし「やめなよ」という万太郎と、とてもいいシーンでした。
 なによりも、悲しすぎるサンシャインの姿が涙を誘いました。

 また、最後の「心に愛がなければ、真のスーパーヒーローにはなれないっ!!!」のシーンも、これ以上ないくらいにカッコよく描かれていて、激しく「燃え」を感じさせてくれました。
 今回のゆきの肉レビュー、少しでもこの辺が伝わってたらいいな、と思います。

 今回の異様に面白かった放送を見て、2世のアニメを見ていて本当によかったと思いました。
 原作を超えるものを作ってくださっているアニメスタッフに感謝したいと思います。
 次回のチェックメイトとの決着もすごく楽しみです。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆



2002/04/24 キン肉マン2世・極限超人チェックメイト その4
 このところ完全に更新ストップしており、楽しみに来ていただいていた方には、申し訳ありませんでした。
 しかも、ミュウミュウと2世ばかりという状況で…ごめんなさい。

 さて、もう2週前になってしまったキン肉マン2世第16話「万太郎・火事場のクソ力」のレビューです。

 父のライバルだったサンシャインをバカにしたチェックメイトに対し、万太郎の怒りは頂点に達します。
「心に愛がなければ、真のスーパーヒーローにはなれないっ!!!」

 そんなとき、チェックメイトの体に異変が。
 万太郎のヒザへの攻撃のダメージが出てきて、足がぼろぼろになります。
 そしてチェックメイトは立っていられずにしりもち。

 チェックは、サンシャインに「極限の超人になった自分が、骨折したり靭帯が断絶したりするわけはないですよね?」と言います。
 しかし、サンシャインは「特訓で得られたのは、痛みや苦しみに耐えうる精神力のみで、お前自身の肉体は他の超人と同じ」と返します。

 当然といえば当然なわけでして。
 首をはねれば痛みを感じなくても死にますし、腕を切り落とせば、その腕はそれまで。
 本当骨折したりしないと信じこんでるチェックは、ちょっと逝っちゃってるかもしれません。
 あの悪魔将軍でさえ、ひざが故障したというシーンがあるのですから。

 しかし、チェックは「わたしはお前には計り知れないほどの超人に生まれ変わっている!肉体そのものが不死身なのだ!!」と、やせ我慢して立ちます。
 そして、負け犬集団の悪魔超人とはもう縁を切り、一匹狼の悪行超人となるといいはなちます。

 これに対し、万太郎は「サンシャインたちを侮辱するのは、ライバルだった僕の父上を侮辱するのと同じだ!!」と、額に肉の字を光らせて怒ります。
 でも、万太郎が一番侮辱してた気がしますが。
 まぁ、実際に父と戦うことで改心したのでしょう。

 そして、万太郎がチェックに突進。

「この痛がり超人が!!
 もっと痛い目にあいたいか?」
「たしかに僕は痛がり超人かもしれない…
 だけど…痛みを知らないことよりも、あらゆる技の痛みを…
 そして、心の痛みを知ることの方が、超人として大切なんだ!!」

 今、万太郎がいいこと言った!

 痛みを知らない悪魔将軍が嫌い、痛みを忘れたチェックメイトが嫌い、優しい万太郎が好き。バイバイ。
 Live Like Rocket!

 というか、チェック戦後半の万太郎は、どうしてこんなにカッコいいんでしょうか。

 万太郎のフライングクロスアタックに対し、肩のナイト、ルークの駒のボタンを2つ押して変身するチェック。

「キングの明晰な頭脳!!ナイトのもつしなやかさ!そしてルークの頑丈さ!!
 チェスピースチェンジの究極形態…その名もグランドスラムだ!!」

 最初からそれ使いなさいって。
 使うまでもなかったのでしょうけど。

 ともかく、グランドスラム形態のチェックの猛攻に、万太郎はダウン。
 ダウンした万太郎の額の肉の字が消え、ミートは「やっぱり2世には、あの力は備わっていなかったのか…」と嘆きます。

「ワシは、最強の悪魔超人を作ろうとして、本当の悪魔を作ってしまったのかもしれん…」
 そう言って悔やむサンシャインですが…
 「胎動しておるぞ…新しい悪魔が!!」とか、きっちり「悪魔」を作る意思をあらわにしてたような気がするのですが。
 残虐非道とか鬼畜無頼とか最強の悪魔とか言ってたはずです。
 まぁ、なんだかんだいいつつおい人のサンシャインの言うことなんで、あんまし当てになりませんが。

 しかし、チェックは攻撃の手を休めず、万太郎をかかえたまま天井を突き破り、はるか上空彼方まで飛びあがり馬式誉れ落としをしかけます。
 いくらなんでも飛びあがりすぎというか、数百メートルはあると思います。
 強固で重たいレンガのボディでこの上空から馬式誉れ落としを食らえば、万太郎は命を落とすことに。
 今のチェックの狙っているのは、ノックアウト勝ちではなく万太郎の命を奪うことなのです。

 絶望する場内ですが、サンシャインは…
「万太郎……
 マンタァ〜〜〜ロ、マンタァ〜〜〜ロ、マンタァ〜〜〜ロ!!

 万太郎コール。
 アクセントがめちゃくちゃ変で、妙にこぶしが入っています。
 これはもう聞いて貰わないとわからないんですが、これを聞いたとき力が抜けました。

 ミートもこの万太郎コールに続き、キッドたち新世代超人も続き、そして場内はマンターロコール。
 最初のサンシャインのアクセントが変だったせいで、みんな変なアクセントです。

マンタァ〜〜〜ロ、マンタァ〜〜〜ロ、マンタァ〜〜〜ロ!!
 なんか、宗教みたいでアレですが、ともかく場内マンターロコール。

 気を失っている万太郎にも、声は届き…
「疲れた…眠いよ…うるさいなぁ…僕は眠たいんだ、静かにしてくれ…」

 パトラッシュ、ボクハモウツカレタヨ…
 こんな状態だったものの、なんとか気がつきます。
「いけない…やられてしまう!!」

 そして、額に肉の字が浮かび、馬式誉れ落としに決められている足をなんとか脱出させ、負傷しているチェックの足に頭突き。
 チェックの足のレンガはくだけ、技が外れます。
 そして落下していくチェック。

「今だ!!」
 万太郎はそれに追い付き、キン肉バスターの形にもっていきます。

 というか、重力無視ですか。
 火事場のクソ力は、どうやら落下速度も変えられるようです。
 重い鎧を着ることで落下速度を速めたロビンスペシャルの立場が無いです。
 まぁ、鎧の重みで速く落下するというのはネプチューンマンの戯言…いわば完璧物理学なので、ロビンも火事場のクソ力で落下速度を速めていたのかもしれません。

 ともかく、虫の息だった万太郎にキン肉バスターを決める力があったことに驚く新世代超人たち。
 ミートはというと…
「やはり2世にもあったんです!!常識や科学では計り知れない、あの火事場のクソ力が!!」
 あんた、さっきまで「やっぱり2世には、あの力は備わっていなかったのか…」って言ってたやんかっ。
 いい加減すぎです、ミート。
 そもそも、常識や科学では計り知れないのはゆでの世界そのものです。

 ともかく…
「キン肉バスターーーーーー!!!」

 見事にキン肉バスターが決まり、チェックメイト撃沈。
「手ごわいヤツだった…」

 しかし…
「くぅ…ぐぅーーー、おのれーーーー!!!」
 チェックは立ちあがってきます。

 立ちあがるチェックですが、ダメージの蓄積でグランドスラムの体のレンガがどんどんはがれていきます。
 そして、とうとう元の姿に戻り、ダウン…敗北です。
 この瞬間、万太郎の勝利、デーモンプラント戦での新世代超人の勝利が決定したのでした。

 危険な状態のチェックを運ぼうとする救護班ですが、サンシャインは彼らをはねのけ…
「チェックには指一本触れさせん。
 チェックは幼き頃よりずっとワシが世話をしてきたんじゃ。
 このキズもきっと直してみせる。
 大丈夫じゃ…わしがついている」
 とチェックに駆け寄ります。

 なぜ自分が負けたかというチェックに、「お前の悪魔超人としてのプライドより、万太郎の正義超人としてのプライドが勝っていた…その差が勝利の分け目となった」といい、「傷が癒えたら、悪魔超人としてのプライドを高める特訓をしよう」と優しく声をかけます。

「わたしは一度、あなたから離れようとした…」
「誰しも、大人になる前は、迷いはある」
 サンシャインさん、最高です。

 しかし、そんなサンシャインに、上空から槍のようなものが飛んできて腹に風穴をあけてしまいます。

 そして、モニターには残虐超人ヘッドと完璧超人ヘッドが映し出され…
 悪魔超人軍のヘッドは敗北の責任をとって死ぬ掟であるといい、悪魔超人軍は今日で永久解散、サンシャインの弟子たちは、地獄でサンシャイン待っているといい、高笑い。

 しかし、笑い返すサンシャイン。
「こんなこともあろうかと、ワシも手を打っておいた!!
 ワシの怒りを思い知れ!!」

 あれだけ強い弟子を作り上げて、こんなこともあると思ってたんですか。
 用意よすぎです。

 そして、ボタンをポチっとな。
 デーモンプラントのアジト内部にしかけられた無数の爆弾が作動し大爆発。
 デーモンプラントは完全崩壊。
 というか、あんだけ無数にしかけられてるんだから、気付け。

 こうして、長きにわたる正悪超人戦争はサンシャインの手によって幕を閉じたのでした。
 なんだか、打ちきりマンガような結末でしたが、まだ終わりじゃないぞ、もうちょっとだけ続くんじゃよ。
 こう言ってからの方が長いのもお約束です。

 そして、デーモンプラントの崩壊に皆が喜ぶ中、サンシャインは何時の間にか姿を消していました。

「あの人はもっと強い悪魔超人を育てて、再び僕たちにたたかいを挑んでくるだろう…」

 そして、場面はチェックを抱えて通路を歩くサンシャイン。
 例の槍がささったまま歩いてます。
 なんだか全く平気で、痛くも痒くも無さそうです。
 通天閣のてっぺんまで登り、夕日を眺めつつ…

「ニュージェネレーションのものどもよ…また会おう」

 そして、範馬勇次郎のごとく、ふっと消えさるのでした。
 これにて、デーモンプラント編、完結です。

 デーモンプラント編は、ともかくサンシャインが良すぎたというところでしょうか。
 サンシャインの存在が本当に大きく、話をおおいに盛り上げてくれました。
 より強い悪魔超人を育て上げて再登場するのが楽しみです。
 まぁ、再登場するのかどうかすらわかりませんが。

 それにしても、アシュラマンはサンシャインのことをどう思っているのでしょうか。
 サンシャインは、いつまでもアシュラマンを一番のパートナーと思っているに違いないのに、アシュラマンはというと、タッグ編のころから…

 目をキラキラ光らせて泣きながらも、「いつもならサンシャインの命令無視をせめるところなのに」と、完全に舎弟扱い。
 そりゃあ無いでしょう。
 サンシャインの手により友情に目覚めたわりに、サンシャインには友情を感じてなさそうなアシュラマン。
 サンシャインは完全に片思いなのでしょうか…カワイソウに…

 ネカマアイドルゆきは、そんなサンシャインを応援しています☆

 次回は「凛子を守れ!強襲!THEリガニー」ですが、新シリーズが始まる前の谷間の回なので、先に前回からはじまった新シリーズを紹介させていただくことにします。
 更新遅いせいでこんなんになってすいません。

 ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆