【鹿児島】 大平洋ビール

 ◇大平洋ビール館(鹿児島県鹿児島市泉町16-16)
    (TEL 099-225-5225)










飲める所
 ◇大平洋ビール館(鹿児島県鹿児島市泉町16-16)
     (TEL 099-225-5225)
     定休日  日曜日
    営業時間 17:00〜22:00
    席 数  約100席
    駐車場  有り

足:車の場合、JR鹿児島駅から市電の通る大門口通りを南へ、
  国道58号線との交差点を東、海側に曲がる。
  その道路沿いの道路南側。
  電車の場合は、JR鹿児島駅、西鹿児島駅から市電で朝日通下車、交差点を東へ。

飲んでみました(99年5月)
 

  • ビールをつくった薩摩人

  •  明治維新のころのこと。北海道の開拓には、意外なことに多くの薩摩人がかかわっていました。日本初の本格的なビール醸造を成功させ、サッポロビールの創業にもかかわった村橋久成もその中の一人。村橋久成 は島津家一門の生まれで英国にも留学、戊辰戦争終結のキーマンとなったという人物。北海道と鹿児島には意外なビールのご縁があったというお話でした。

  • 頭を垂れて入るお店

  •  大平洋ビール館は石のブロックでできた実に味のある建物。古い倉庫だった建物をそのまま使い、内部だけを改装したブルワリーレストランなのです。
     こレストランの入り口は、なぜかちょっと低め。倉庫だったことと何か関係あるのかもしれませんが、本当のところは分かりません。いずれにせよ、よほど小柄な人でない限り、頭を下げて入らなければ額にコブをつくるはめになることでしょう。茶道の世界のお茶室にも「にじり口」といって、貴賎を問わずすべての人が謙虚な気持ちになるよう、頭を下げてしか入れない小さな入り口がありますが、茶室とこのレストランの変な共通点を見つけてしまったのでした。
     

  • 再現 維新の味

  •  このレストランでは海の幸や、本格的韓国料理が味わえます。新鮮なイカの刺身や塩焼き、ほたてやタラバ、エビなど390円〜1200円。軍鶏のたたきは香ばしく500円。黒豚キムチグラタンやプルコギ、本格ビビンバなど韓国風料理も各種あり。若い人に人気のバーベキューは2300円。
     ビールのほうは、各550円。西郷ビールは濃い褐色ですが苦味はなく、深い味わいで、スタウト風ながらお客さんにも人気のようす。維新の香は、村橋久成の維新の頃の味を再現したビール。こくがあり、飲みごたえのある逸品。維新のころの人々がこんな贅沢な味のビールを飲んでいたのかと思うと、うらやましくなりますね。
     

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