寒くなってまいりました。
とうとう我が家でも毛布の出番となりましたが、どうにも毛布とフトンは仲が悪いらしく、毛布は右へフトンは左へと、寒くて気が付くと、毛布が丸くなって横っちょに追いやられております。昔から、そういうものだとあきらめていたのですが、小手先プロジェクトを立ち上げた機会に、ちょっとは対策を講じてみようと考えました。
原因は何か?
などが思いあたりますが、対策は容易ではないのです。
- 寝返りの向きにくせがある。
- 毛布とフトンの繊維の方向が互い違いである。
- 敷布団と毛布の繊維の方向に原因がある。
- 寝相が悪い。
消去法でできないこと(やりたくない対策)を消していくと、
ということで、繊維の方向に着目してみました。根本的な解決には難が有りそうですが、緩和は期待できます。
- フトンと毛布を物理的に固定すると、フトンの上げ下ろしや、環境変化への適応性が損なわれるか、着脱式にするのも面倒くさいので却下。
- 寝相が悪いのは解決できそうに無い
実験は、まず、フトンだけを上下逆にしてみました。
統計を取るほどの期間の運用はしていませんが、多少はマシになった気がしますが、安心できるレベルではありません。繊維の向きなどに関わりなく、寝返りとともにどちらかへ少しずつずれていくのでしょう。失敗です。解決は、偶然にやってきました。
子供の寝相は私の比ではなく、部屋の隅から隅へと動き回ります。とうとう、フトンを取られてしまい、寝ぼけ眼でフトンを直しては眠りに就く夜となりました。
朝起きると、フトンがずれていない! 夜中に直したからではないことは経験からわかります。
良く見ると、フトンだけが裏かえっているではないですか!考 え る こ と 十 数 秒 。。。。
通常のフトンのシーツは、体に接触する片面は布地でできていますが、通常上にする面は、網目が入ってフトン本体が見えるようになっています。
そう、その網目が滑り止めとなって、毛布とのずれを防いでいたのです。
毛布を使わない時は、肌触りが悪くてそんなことする気にはなりませんが、毛布が間にあれば問題ありません。さっそく意図的に毛布の上の掛けフトンを裏返しにして寝ることにしました。
結果は、見事に朝までズレずに済むことが証明されました。結局、小手先プロジェクトの考察とは何の関係も無い理由により、偶然にも時を同じくして解決してしまいましたが、プロジェクトの成果であろうとなかろうと、快適な睡眠を得られる可能性が飛躍的に高まったのは言うまでもありません。