デジタルプロセッサ兼リアルタイムアナライザDSP8024
ずっと前から、ちゃんとした測定用マイクを欲しかったんですが、掲示板での情報を元に約6000円で測定用マイクを入手。
ついでに(^/.^;;)、デジタルシグナルプロセッサを買いましたので、紹介しておこうと思います。
これで測定は、
ということになります。
マイクアンプを通してのPCへの取り込みは、追々考えようと思います。
うちでの使い方
DSP8024は多機能なプロセッサで、31バンドのリアルタイムスペアナ、グラフィックイコライザ、また、これらの機能と測定用マイクECM8000を組み合わせて自動的に周波数特性をフラットにすることができます。
やはり目玉は、AUTO-Qと呼ばれる自動f特調整で、自らピンクノイズを生成して測定しながらアッという間にフラットに調整してしまいます。
自作バックロード「BH1088VS(八角獣)」を使っての調整中の写真。
正面から撮ると反射光がうるさいので斜め上から撮ってます。
笑いしか出てこないどフラット。おみごと。
さて、この調整結果からわかることがいくつか。
- すばらしい調整能力であること。
- スピーカーの能力として、16dB程度持ち上げれば20Hzまでフラットにできる(もともとレスポンスがある)こと(自画自賛)。
- 出ない音は持ち上げても出ない(20kHz)。
- 低域に関しては、左右で結構特性が違う。
次に、単なるリアルタイムアナライザとして使用。
同じく自作バックロード「BH1088VS」で測定してみます。この場合、CDでピンクノイズを再生しながら測定します。
そのまま写真に撮ったら、見にくい(例)ので、値を読んでグラフにしたのがこれです。
両チャンネル同時に鳴らしてのリスニングポジションですから、高域が右下がりなのは仕方がないですが、なんともドンシャリ?
確かにf特調整後のイコライザーのポジションも、これをひっくり返したような形になっていました。
やはり、このスピーカーのように超小型バッフルではバッフル効果が効かず、2kHz以下が6dB程度低くなるのはやむなし。
バッフルステップ補正の必要性がはっきりしただけでも導入した価値ありか?(やるとは限らない)
DSPを通さないなら、バッフル補正を入れた上でツィーターを追加すれば、特性上は満足のいくものになりそうです。
DSP8024はアンプのプロセッサーループに入れて仮運用中です。
ちなみに、電池交換のために蓋を開けてみたら、、、
まあ、デジタル機器なんてこんなものか‥‥